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Turfan 2006 part-3

Astana Graves
500以上の墓が並ぶ、アスターナ古墳群
色鮮やかに残っている地下壁画は素晴らしいものでした。唐代に新疆に来て不治の病に罹った商人が、故郷を思って鳥や草木を描かせたそうです。
ここで、後で色々助けていただくことになるウルムチ在住のK先生にお目にかかりました。
Bezeklik Grottoes

ベゼクリク千仏洞。古代ウイグル語で、「美しく飾られた場所」という意味だそうです。今回の旅で最も訪れたかった場所です。

雄大な火焔山と向かい立って、弧を描くように斜面に造営された寺院群。
Bezeklik Grottoes

有名な第15窟は、残念ながら一般公開されていませんでしたが、6窟ほどを見ることができました。
仏教王国だった高昌国によって作られた、この巨大な石窟寺院は、2度の災厄に遭っています。
14世紀のイスラム教徒による破壊、20世紀に入って世界列強の探検隊による略奪。
ほとんどの石窟において欠損著しいのですが、一部残った蓮華座や天蓋伽藍などには鮮やかな色使いが残っており、往時の隆盛を偲ばせます。
'Monkey', a Folk-Tale of China
有名な「西遊記」には、三蔵法師一行が火焔山に行く手を阻まれ、芭蕉扇を手に入れようと牛魔王と戦ったというエピソードが残っています。
背景は、ガイド曰く「トルファンの富士山」。
でも色が赤いぞ。
Monkey Stick

巨大な如意棒の形をした温度計。
この日の気温は38℃。
日本人の我々には充分暑いのですが、夏は40℃を軽く越えるとのこと。
もちろん砂の表面温度はもっと高く、ゆで卵どころか、暑い日はタバコに発火できるそうです。
Flaming Mountains

近づくと、なかなかの迫力の火焔山

この風景を見てあの西遊記の話が作られたという、その想像力に感銘を受けます。
Toyuk Village
吐峪溝村。昔ながらのウイグル族の集落です。
迷路のように並ぶ土壁の古民家を訪ねて行くと、陽気に遊ぶ子供たちが出迎えます。
高台に上ると、干し葡萄作りに使う乾燥小屋が並ぶ、トルファンらしい風景が見えました。
Toyuk Valley

村の奥には、大峡谷が広がっていました。

荒々しい褶曲断面がダイナミックに切り取られた姿に、まるで吸い込まれるようです。
Toyuk Grottoes

まだ一般公開されてから2年足らずという、吐峪溝千仏洞。
急斜面を登る木の階段も弱々しく、登り口には「心臓病と高血圧の方は進入禁止」と立て看板。

ここも損傷が激しいものの、壁画はベゼクリク千仏洞より鮮明に残っていました。
一般公開されている3つの窟を見学して終了。
Mecca of the East
帰り道に遠くから見えた山の中腹に建てられている大きなモスク、アサウレケフィマザール。
マホメットの弟子イェムネハらがこの地に没したという伝説が残っており、中国内イスラム教徒の聖地とされているそうです。
・・・ということを帰国してから知りました。惜しい。

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