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1999.08.04 第22区

美ヶ原高原バス停 → 武石峰 → 松本駅

さんざん悩んだ美ヶ原−北アルプスを結ぶ区間である。 

一番手っ取り早い平地歩きを選択した。 と言っても林道で時間をとられ、豆に悩まされた。

扇沢から針ノ木−蓮華−舟窪−平の渡し−黒四と3泊4日の山行の帰りに手がけた。 
松本に着いたのが遅かったせいもあり、美ヶ原高原美術館行きに乗り遅れ、美ヶ原高原行きに乗った。 
これがケチの付き初め (道なりで4kmぐらい離れている)。 
前者だと山本小屋から美しの塔−王が頭−美ヶ原高原バス停−武石が峰−松本が直線でつながるのだが。

ともあれ歩き始めは晴、15:40。 王が鼻を経て王が頭に16:25着。 
美しの塔がはっきり見える。 とたんに初めて来た場所のように思えた。 これは大変だ! 
美しの塔までの約2キロがまだつながっていないのでは・・・・。 往復1時間の余裕は無いし・・・。 

散々悩んだが往復は諦め、またの機会に譲ることとし、まずは一等三角点百名山の武石峰を目指し、
松本に向かうことにした。 
武石峰までは車道とは別にハイキングコースが整備されている。
ヤナギランの赤紫色を見つつ、放牧の牛を眺めつつ、峰を目指し、1時間後ガスの巻く一等三角点を踏む

 ヤナギラン 牛
 標識     山頂

さて17:50いよいよ車道歩きである。 松本まで2時間の予定。 あ! 車通行止め。 
ということは排気ガスを吸わなくてすむ。 ラッキー!!。  

 看板 写真右側の黒いくねくねを上方向に歩く

ところがくねくね曲がる道の時間のかかることかかること。 30分の予定が中腹で日没。 
19:00奇麗な?と言うよりどぎつい暗赤紫色の夕焼けがなんとも不気味。

電池1個の懐中電灯がだんだん暗くなり、点いたり消えたりと心細くなる。 
19:40過ぎようやく村の灯りが見えてきた。 20:10中村集落で道を尋ねたところ、
「バスはもう無いよ!松本までなら乗せていってあげる」と親切を受けたが、事情を話しお断り。 
 
薄川に出て土手沿いの道を歩く。 山中と違い距離が稼げるがなかなか遠い。 
だんだんと人家が密集してくると車も多くなる。 豆がひどくなり、所々靴を抜いて歩く。
厚手靴下は有りがたいが、小石を踏むと・・・。

約2時間後、前方に列車の灯りが走る。 もうすぐだ。 松本駅22:06ようやく着。 足は棒、皮むき付き。  
貸しロッカーの荷物を引き出し、駅前の洗面所で体を拭くが、駅前公園の梢は数100羽の鳥の宿。
フン爆撃にやられ再度洗い直すハメに。

近くの飲み屋で生ビールで祝杯をあげ、一箱8人の夜行急行で帰途についた。

 前方向 後方向




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