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蓮華岳 針ノ木岳


8/1 いつもの電車で大町に着く。 扇沢で腹ごしらえし、11:50出発。

結構暑い。12:44、1時間ほど歩くと冷たい水のわき出す沢に出る。
湧き水のいわれの看板もあり、結構美味しい水 だ。それから10分ほどで大門小屋に着く。
 

13:40頃 ようやく雪渓の麓に着く。岩がゴロゴロしていて歩きにくい。例年より雪が少ないとのこと。
クレバスが多いが、わき出したガスと麦藁帽のひさしでよく見えない。
挙げ句にはクレバスを横切って登山ルートがついているし・・
・・・。
同行のNさん、すいすい登って行く。いつのまにかガスの彼方に見えなくなってしまった。
雪渓もすぐに切れ、石ゴロゴロの急登が続く。追いついたのは最後の水場。 15:12

ガスが舞い、視界不良。あまり美味しくはない水をタンクに満たす。最後の急登は砂地と思っていたが
思ったより堅く、歩きやすい。時々ガスが晴れ、かなり先を行くNさんが手を振る。

  丸太のある所が登山道。 曲がりくねっている。


16:00 針ノ木小屋着。 向こうの山が雲間に見え隠れしている。
どうも歩いてきた大町側の谷がガスっていたようで、高見から見るとその様子が分かる。

針ノ木小屋。 向こうは針木岳。 右手は大町(針ノ木雪渓)側。

ビールを飲みながら、雲間の山同定を楽しむ。遠くに燕岳 近くは七倉岳。


小屋の夕食。




  本日の花








8/2
日出を求めて、4:20小屋発。ついでに白花を と意気込んだが・・・・・。

歩くこと30分。 山頂にはまだまだだが、見晴らしの良い所にてご来光。


雲海の後ろ立山朝焼けの剣。


さあ、もっと撮るぞ!! と思っていたら電池が赤マーク。換えの電池は・・・・・無い。
やむなく新品を取りに小屋に戻り、諦めていた朝食を食べる。
Nさんは先に蓮華に向け出発したようで見あたらず、再び蓮華に向かう。
相変わらず360°全周 山に雲は掛かっていない。Nさんは見あたらず。
 蓮華岳山頂で満足満足。

美しが原、八ヶ岳 富士山 南アルプス が一望の下に。


野口五郎岳  黒っぽい水晶岳 赤っぽい赤牛岳   カールのある薬師岳も。


剣 赤沢 鳴沢 新越乗越 岩小屋沢 遠く鹿島槍〜後立山。


ふと足元を見ると、同行のNさんが下って行くのが見える。あれ!早いな。
あれじゃ昼前に小屋に着いちゃいそう。・・・・後で聞くと、午前中に着いてしまったので、
七倉まで下山したそうな。すごい健脚。
さて、本山登頂の目的:白花の捜索だ。蓮華の尾根を、足元を見ながら慎重に下る。
山頂直下の下り。大きめの濃いピンク色は目的外の別の花。


全体に枯れた花が多く、時期的にはもう遅い??。
約10分後、狙い目の地にそれらしき枯れかけの花を見っける。


ちょっと自信が無かったが、花茎の色と種の鞘の色からして白花と確信。近くを通りかかった方が、
枯れた茎の中につぼみ(左下写真の左側)1つを見つける。

  花茎と鞘が黄緑〜クリーム色 の白花     赤みがかった普通の種類。 


何枚かの写真を撮り、道行く人にお節介を焼き、20分を過ごす。
それからゆっくり山頂に引き返す。


約5分ぐらい登ったところでふと足元を見ると・・・・・。ここにもあった!。
葉っぱの大きさが直径5cm程度。花茎1本 先端の花は既に萎れ、2つ目が残っているのみだが、
間違いなく白花コマクサ。



こちらは普通のコマクサ



これで目的達成。満足満足 でザックを置いてある小屋に戻った。



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