そ よ 風 に 乗 っ て   (マネージャーの独り言)
                                     
   吉沢 武久

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  ちょうど一年前、この独り言でアトリエ作者の運の悪さについて述べました。(第34回 運の悪さ)あの運の

 悪さ(良さかも)があったので、昨年3月に豊橋市美術博物館で初めての展覧会が開催できたのでした。あれから

 もう一年も経ってしまったのですね。

  今年は私の運が試される番でした。6年前から借りている市民農園(10坪)の2年毎に行われる更新の年です。

 過去2回は募集区画数に満たない希望者数でしたので、無抽選で借りることが出来ました。それどころか、2年前

 は借り手が少なかったので、2区画を借りることが出来ました。

  ところが今年は、コロナ禍の中で家庭菜園を始める人が急増したらしく、36区画の募集に対して48人の応募

 があり、抽選となったのです。1.3倍、12人が抽選でハズレとなります。

 6年間毎年茄子やキュウリ、トウモロコシといった野菜を申し訳程度に栽培する我が家の農園は、作者の絵の題材

やモデルになる花を育てるのがメインの畑なのです。それが今年は途絶えてしまうかも・・・作者の運の悪さが私に

移ってしまったのかも・・・いろいろ思い巡らす中、とうとう最後の1区画まで私の番号は呼ばれませんでした。

 そして最後の抽選で出た玉の番号が読み上げられました。「2番です」  「エッ?!」本当にこんな事ってある

のですね。最後の最後、確率からいったら13分の1、13倍の倍率を引き当てたのです。「やっぱり俺は運が良い」

納得してそして安堵して帰宅の途につきました。これで今年も作者にバケツ一杯のコスモスを届けられそうです。

  抽選は市役所での公開抽選ということで、足を運びました。抽選方法は年末商戦などで行われている抽選と同じで

手回し式の抽選機から白い小さな玉が出てくるものでした。出た玉に書いてある番号が当選です。私の番号は2番で

した。市役所の担当者が回して出る度に番号が読み上げられます。少しドキドキしましたが、俺はクジ運が強いのだ

から、1.3倍の倍率なら外れるはずはない、と自分自身に言い聞かせ、抽選を見守りました。

 「12番です」最初の番号が発せられました。「5番です・・47番です・・26番です・・」抽選はスピーデーに

進みますが、2番はなかなか出ません。半数の18区画が決まるまでは冷静に見つめていましたが、残りが10を切

るあたりから、ひょっとしてダメかも・・・と半ばあきらめの心境になっていました。

第 46 回   運 の 良 さ    (2022年 3月 1日)