橘曙覧
芭蕉
司馬遼太郎
江戸末期の歌人・国学者。井出尚事とも称す。万葉調の歌をよくした。広辞苑
 1 たのしみは心をおかぬ友どちと笑ひかたりて腹をよるとき
 2 たのしみはつねに好める焼豆腐うまくにたてて食わせける時
 3 たのしみは門売りありく魚買ひてにる鍋の香を鼻かぐ時
 4 たのしみは常にみなれれぬ鳥の来て軒遠からぬ樹に鳴きし時
 5 たのしみはとぼしきままに人集め酒飲め物とを食へといふ時
行く春を近江の人とおしみける
四方より花吹き入れてにほの海
この田園の中で軒をよせあう集落ぜんぶが舟板塀をめぐらし (街道をゆく)
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人麻呂
秋山に霜ふり覆ひ木の葉散り年は行くとも我忘れめや
平賀源内
考えて見ては何でも出来申さず候我らはしんずるを先に仕候
蕪村
けふのみの春をあるいて仕舞けり
トルストイ
われわれは通い慣れた道から追い出されるともう万事休すと考えがちですが、実はその時はじめて新しい善いものが始まるのです。
「戦争と平和」北御門二郎訳
鈴木正三
古歌に、悟りとは悟りで悟る悟りなり悟る悟りは夢の悟りぞとあり、誠に悟る悟りはあぶないことぞ我も悟らぬ悟りが好きなり。法然などの念仏往生も悟らぬ悟りなり。