マサラ日記     previous«  »next

7月14日(金)
           

 ここはタイかインドかと思う蒸し暑さ。クーラー命という感じの東京ライフ。

 少し前、講談社の『月刊現代』を講談社の方からいただき読んでいたら、村上ファンドのルポ記事に「村上の父親は華僑とインド人のハーフ」みたいなことが書いてあった。

 ということは、私と学年がいっしょだった村上被告はインド系クォーターということになる。エーッ?
 
 これはフレディ・マーキュリーがインド人だったり、ノラ・ジョーンズがラヴィ・シャンカールの娘だったりすることより刺激的な事実。

 蓄財を大いなる美徳とする中国と、これまた表面上はお金にシビアな人が多いとされるインドの血を引いているとは妙に納得だが(お金にうるさいはずのインド人が実はお金にまるで執着していないと考えられる事例も多いが)、あの奇妙に大きげな目玉もインド系の証なのだろうか?

 木曜の夜、ちょっとした期待を持って観た「下北サンデーズ」が予想以上のおもしろさ。さすが石田衣良。25年前と変わらぬ青春群像だ。私もダメ組。ディテールにも泣けた。
 それにしても、バンド時代の友人で、今は演劇界の重鎮となったケラのルックス変貌には驚いたぞ。

 忌野清志郎氏のガン告知。これはショックだ。
 RCは日比谷野音の塀を乗り越えてタダで観たり、早稲田大学大隈講堂のコンサートで興奮したりで(このときの模様は当初ライヴアルバムになる予定もあったという。それくらい気合の入ったステージだった。が結局FM東京でオンエアされた。1979年)、いろいろと思い出深い。渋谷のライヴハウス「屋根裏」に出始めたときも「これでRCと同じ土俵に立てた」と増長していた覚えがある。とにかく1980年代初期までのRCはメチャクチャ好きだった。『指輪をはめたい』などという隠れた名曲もある。
 全快を祈るのみだ。

★日記を書いているときのBGM:VELVET REVOLVERのファースト。けっこう好きなのだ。