7月15日(土)
昼頃、香菜やトマトなどを近くの八百屋に買いだしに行っていたら、突然空が暗くなり、雨が降りはじめた。あわてて買いものを済ませ家に着いたらバケツをひっくり返したような太い雨とゴゴゴゴ、ガツーンという雷鳴と落雷の連続。間一髪濡れずに済んだが、外はスゴイ状況だ。
モンスーンのような豪雨と落雷で、家は一瞬停電、電車のダイヤは大混乱、とんだお騒がせである。
夜、幡ヶ谷にある龍口酒家で「正しい舌の会」の会食。
ジューシーな骨付き鶏のローストにカブの甘酢添え。いきなりビールがすすむ。
黄ニラの炒め。シャキッとした食感と香りが抜群。
揚げとマツタケのうま煮。マツタケのほのかな香りがいい。
おかひじきのような青菜とイカの炒めもの。
セイコガニの揚げ炒め。殻まで全部食べられる。
味噌や卵も入って、ほとんど「カニのマサラ」という風情のおいしさ。
空芯菜の炒め。シンプルで滋味深い。サブジやダール、ポリヤルみたいな位置づけか。
スズキとアスパラのトウチ炒め。トウチ風味のスズキもいいが、アスパラがこれまた抜群。
ナマズの香菜ネギソース。コリアンダー好きにはたまらない。家でもやりたくなる味わい。
国産オオアサリと長ネギの炒め。オオアサリというのが、ほとんどツブ貝かバイ貝のような味と香りでびっくり。
アツアツでジューシーな腸詰。横にはたっぷりの香菜、そしてモロッコのハリッサのようなタレとテンメンジャン、白髪ネギ。紹興酒がすすんでしょうがない。
ほかにも、沖縄のヘチマの味に似た不思議な青菜、金華豚のシューマイなどもいただき、締めはクロレラの練り込まれたきれいなグリーンの印象的な里麺というそばを汁なしの冷やしで。
もちろん旨味調味料は不使用、後味が軽く、胃にもたれない。
日本的ではない味と香り、そしてお店のスタイル。私は大好きだ。毎回、勉強になる希少な店でもある。
★日記を書いているときのBGM:サンディーの『パシフィカ』