マサラ日記     previous«  »next

3月25日(土)
           

 昼間は地味に仕事。時間に追い立てられ、慌しいことこの上なくウンザリする。

 新宿の中華料理屋で、エビ、小柱、白菜、青菜、フクロダケなどを具にしたあんかけタイプの「五目そば」セットを遅いランチに食べる。
 常々、汁麺のゆで方について日本人と中国人では決定的なセンスの違いがあるように思っているが、この店もそう。つまりは麺のゆで方がやわらかいのだ。中国本土に行っても、煮込みそばみたいな感じで腰のない麺が多いように感じるのだが、どうだろう。

 夜、かつて10年ほどスタッフとして在籍した「らでぃっしゅぼーや」のOB飲み会に出かける。場所は歌舞伎町。

 私は肉を中心としたノンベジアイテムの企画開発担当が長かった。「エコロジー放牧豚」「日本短角牛」「あかね鶏」など、私と仲間たちが開発供給を開始し、今も会員さんに向けて継続されているアイテムも数多いのは、うれしいところ。

 昔は「オーガニック」や「エコロジー」の社会的位置づけが今よりも突出していて、仕事としてのやりがいも大きかった。今は単なるオーガニックではモノが売れない時代でもあり、企業としての社会貢献の仕方も鋭く問い直されそうな情勢である。
 チョイ・オシャレなノリでオーガニックを世に広めようとしたのが、かつての同社の戦略だが、さてこれからどこに行くのだろうか。

 会にきていた関西在住の友人から、スゴいプレゼントをいただいた。雑誌「レオン」の最新号だ。
 まだ、じっくり読んでいないが、何しろ大特集が『お教えします! 戦略的「ハズし」の極意〜06春夏版、モテるちょい「ロクデナシ」オヤジの作り方』。
 パラパラとページをめくっても、私など及びもつかない内容の連続。つまりは「意表を突いたハズしでもって、ニキータに非日常的な刺激を与える」ためのノウハウが満載なわけで、とにかく、これはもうたいへんである。
 世の中、いろいろな世界があることを、改めて実感。
 わざわざこんな重たい本を新幹線で東京まで持ってきてくれたSさん、ありがとう。

(日記を書いているときのBGM:元祖チョイワルオヤジ? ブライアン・フェリー率いる「ロキシー・ミュージック」のデビュー盤。音楽はテクニックではなくセンスだといわれたら納得してしまう典型の1枚で、なるほどスゴいセンス。で、演奏はヘタだ)

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