マサラ日記     previous«  »next

3月24日(金)
           

 ここのところ仕事絡みで3週間連続で東京ビッグサイトに行っている。
 本日は「健康博」という展示会に関連して、終日ビッグサイト。今やインド製スパイスのサプライヤーの第一人者、アンビカ・トレーディングなども出店していたので、訪問した。

 健康博のほかに「東京国際アニメ・フェスティバル」とかいうイベントがあったが、こっちはこっちで料理とは異なる個性が全開。本日は業界関係者のみの内覧で明日から一般公開なのだが、既に一日前から並んでいる人々の姿も発見。しかもその数が尋常でない。静かなパワーを感じた。

 夜、北インド料理の師匠、フセイン師と市川のインド料理店「サプナ」にて打ち合わせ兼会食。
 いわゆるタンドゥーリ・ミックス。熱した鉄板の上にのってくるところがひとつのアイディア。チキンのシーク・カバブ、フィッシュ・ティッカ、有頭のタンドゥーリ・プローン、タンドゥーリ・チキンが各2ピース。

 ホウレンソウとチキンのカレー。バックはフワフワのナーン。

 エビのマサラ。私が得意とするスタイルとは別のタイプ。甘味のまさったバターチキン的なグレービー。

 毎度、師と話すといろいろと啓発される。実に私にとって貴重な時間である。
 この日も「ほんとうにおいしいムグライ料理とは」とか「手軽でイケるビリヤニ」「サトイモのマサラ」「最近のデリーの人々のライフスタイルと食事情」など、ディープな話題で盛り上がる。

 私の場合、幸せというかラッキーなのは、食にしても音楽にしても、身近にその道の達人がいて、いろいろと学べる、あるいは学べたことだろう。
 恵まれた人生に感謝しなくてはいけない。

(日記を書いているときのBGM:デレク・トラックス・バンドの『ライヴ・アット・ジョージア・シアター』の輸入盤2枚組。スワンプでブルージー、しかもインド・テイストありという私好みの天才ギタリストのプレイが堪能できる)