マサラ日記     previous«  »next

2月23日(木)
           

 水曜日。
 夜、友人と西荻窪『晏閣(アンカク)』で食事。

 前は細い「黒ワラビ入り春雨」を食べたが、今回は平べったい板春雨に黒ワラビの練り込んだヤツをオーダー。と、出てきたのは意表を突く汁麺仕立て。麻辣味のスープ(赤唐辛子と山椒入り。酢も?)にニンジン、キュウリなどの千切り、モヤシなどがたっぷり、その下に黒い平打ち麺風のワラビ春雨がかくれていた。美味。
 ほかにスープがジュワッのショーロンポー、細切りジャガイモの酸っぱ辛い炒めものなど。

 木曜日。夜、カイロプラクティックの帰り、中央線沿線の古書店として有名な「スコブル社」で、マガジンハウスの今はなき雑誌「ガリバー」の創刊号を見つけ、即購入。
「ガリバー」はバブル期の1989年創刊。海外取材がてんこ盛りの超贅沢旅行雑誌だったが、時代がショボくなるとともにいつの間にか廃刊された。インドや東南アジア、アフリカなどの記事も満載で、この創刊号でもウダイプールのレイクパレス・ホテルなどの美しい写真と記事がフィーチュアされている(撮影は三好和義氏)。ほかにもガリバーのバックナンバーを買ったが、マレーシア縦断の鉄道旅行など、なかなか頑張っている。
 ほかに、丸谷才一氏の『食通知ったかぶり』、尊敬する開高健氏の『渚から来るもの』も買う。いい本屋さんだ。

(日記を書いているときのBGM:ゆらゆら帝国『ミーのカー』)