マサラ日記     previous«  »next

12月19日(月)

 最近、複数の方から「渡辺のサイトのトップページに書いてある、「タンドゥーリ・チキンからレッド・ツェッペリンまで、すべてはカレーでつながって」いる意味が解からないという指摘を受けた。
 答えのひとつはサイト内のココに書いたが、ま、とにかくツェッペリンはインドっぽいという結論である。そうした視点で、まるでインドっぽくはないはずの「天国への階段」を聴くと、新たなものが見えてくるかもしれない(この曲とインド音楽の共通点についても語ることもできるが、それはまたの機会に)。

 よく行くタイ料理屋のランチ・メニューを見たら、「タイスキ炒め」というのがあった。
 タイスキというのは、実際にはタイ風しゃぶしゃぶみたいな鍋料理だが、これを炒めてランチのメニューにするとは何だろう? と思い、さっそくオーダーしてみた。
 出てきたのは、白菜、空芯菜、きくらげ、豚肉、えびなどタイスキに使われる具材をクィティオと呼ばれるビーフンといっしょに、ちょっとしょうゆっぽい味つけで炒めたもの。
 なるほど、こういうことだったかと思いつついただいたがなかなかの美味で満足した。タイの炒めビーフンだといわゆるパッタイというのが有名だが、これもまた少し違った風味でイケる。生春巻き、ダシのきいたスープ(今日のは辛くて酸っぱかった)、デザート(本日はココナッツとかぼちゃのタピオカ)付きで770円はリーズナブルだろう。

 ここのところ、インド料理やこうしたタイ料理などばかり食べていたら、さすがに日本食が食べたくなった。で、夕食用に豚汁の材料を買ったのだが、やるべきことが多くて夕食の支度ができず(カミサンはインドに行っているのだ)。こういうのはフラストレーションがたまる。ともかく、豚汁は明日におあずけだ。

 で、結局、久耀という芋焼酎をロックで一杯やりつつ、仕事をかたづけ寝ることに。つまみはなし。夕食もなし。ちょっと寂しいぞ、これは。

 なるべくちゃんと自分で食事をつくって、あるいは家庭でつくったものを食べよう。これが日本人として豊かで健全な暮らしの基本だから。

(日記を書いているときのBGM:ピンク・フロイドのベスト『エコーズ』)