パープルリボン作曲賞準グランプリ

                 ━━音楽で 非暴力の輪 広げよう! ━━

※受賞作と作曲者の紹介ページです。
※各受賞曲について、より詳しい紹介、作曲者近影、Youtubeなどの演奏の映像のURLが届き次第、追加して掲載の予定です。

《パープルリボン作曲賞》サイト→→http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/purple%20ribbon%20composition%20award%20page.html

作曲コンクール《パープルリボン作曲賞》本選会サイト
→→
http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/final%20session-purple%20ribbon%20composition%20award%20page.html

■受賞作発表および審査員講評
→→ http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/PRC%20award%20results%20page.htm


第一回パープルリボン作曲賞における2つの賞の説明
「パープルリボン作曲賞」は、この作曲賞本来の賞です。
「ひまわり賞」は、今回のみの特別賞という位置づけです。DV被害体験の朗読劇「ひまわり~DVをのりこえて」の劇中音楽にふさわしい音楽を、賞として設定しました。


天岡 寛晋INTERMEZZO
〔作曲者紹介〕
1963年生。職業、会社員。ズーラシアンブラス作編曲コンクール「入選」2回。朝日作曲賞(吹奏楽コンクール課題曲)ファイナリスト2回。第19TIAA全日本作曲家コンクール「入選」、第31TIAA全日本作曲家コンクール「審査員賞」などの序章歴がある。
〔曲目解説〕
50歳を迎える頃、人生の中間点・折り返し地点を意識し、人生の振り返りと、自分の葬送のための曲を作ろうと思い、オーケストラ作品を意識して作曲しました。鎮魂の意味合いを持った曲になっています。当初は吹奏楽編成でしたが、今般、ピアノ連弾に編曲しました。


 

池田 文麿パープルリボンの為のエチュード」
〔作曲者紹介〕
宮城教育大学音楽科卒業。作曲を本間雅夫、佐藤敏直に師事。国内の作曲コンク-ルでの入賞多数。近年は日本各地を旅する中、日本の風土や伝説を作品に取り入れ、日本のオペラや、和楽器と洋楽器を駆使・融合した作品に取り組んでいる。CDやYouTubuで作品を発表・配信している。

〔曲目解説〕
ぎくしゃきとした伴奏にのって憂いを帯びた旋律の練習曲風な音楽から始まり、その後、暴力的なパッセージと悪魔的なカノンが続きます。そのカノン旋律を徐々に浄化していくように音楽は進行します。
◆Youtubeによる演奏映像→→ https://www.youtube.com/watch?v=0xmXtaZhGSw


 

松岡佳歩「⾔葉の棘」
〔作曲者紹介〕
香川県高松市出身。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。これまでに作曲を小倉啓介、安良岡章夫、森垣桂一、斉木由美の各氏に、ピアノを平岡学、故 藤井孝子、川辺千香子の各氏に師事する。クラシック音楽を軸に作編曲を行う他、コラボレーション作品の制作にも積極的に取り組んでいる。 オフィシャルサイト https://kahokikaku.com/

〔曲目解説〕
突然浴びせられた暴言。それは言った側にとっては一瞬の出来事で、その後気にも留めないことかもしれないが、言われた側は本人も気づかないぐらい心に傷を負っていることも少なくない。そんな言葉による暴力によってできた傷が癒えるまでを音で表現した。
◆Youtubeによる演奏映像→→ https://www.youtube.com/watch?v=Y6mxjpAkD84



      ひまわり賞 
  

 「ひまわり賞」設定の事由
本作曲賞審査員・清水友美は、長年、DV被害体験をもとにした朗読劇「ひまわり~DVをのりこえて」の上演に関わり、女優として出演してきました。そして、昨今のコロナ禍の情勢に合わせて、インターネットによる朗読劇の配信を行うにあたり、著作権フリーの劇中音楽の作曲を清水友美が担当することになりました。そこで、以上の事情と、この作曲賞の事業を連動させ、応募曲の中から朗読劇にふさわしい音楽を選び、賞として設定しました。


 

持麾 勉(もつざい・つとむ)「まなざしを上げて Keep Your Head Up!
〔作曲者紹介〕
1999年東京音楽大学作曲専攻卒業。2001年東京音楽大学大学院作曲専攻修了。有馬礼子、北爪道夫の各氏に師事。主な作品は合唱曲、ピアノ曲ほか室内楽、吹奏楽、管弦楽曲等。2004~6年青年海外協力隊隊員として、南米のパラグアイ共和国に派遣される。現地の青少年オーケストラを指揮指導し、演奏発表等を行う。帰国後インターナショナルスクールで、管弦楽曲のアレンジャーとして活躍。JASRAC会員。一般社団法人日本作曲家協議会の正会員。近年は、実地&オンラインによる和声教授ならびに、オンラインによる作曲指導を実施。

〔曲目解説〕
すべてのDV被害者にこの作品を捧げる。損なわれた自尊心を、とりもどすために。主体的にまなざすために。精神的に、主体性をとりもどすのに資する音楽でありたい。自由リズムの導入から、傷ついた心をいやすかのようなアルペジオに乗ったメロディ。シンコペーションの効いた主部がはじまると、徐々に内面の自由をとりもどしていく。くりかえすたびにドンドン高まっていく、自己を全肯定するダンス。そしてふたたび、自由リズムのコーダでは、力強く「わたしはここにいる!」と、全身でしめしたい。
◆Youtubeによる演奏映像→→ 
https://www.youtube.com/watch?v=KbIw8BJYI9c


 

山本 学「ピアノのためのパープルリボン・レジリエンス」
〔作曲者紹介〕
国立音楽大学卒業。同大学院修了。作曲や音楽教育の実践、研究に携わる。第5回東京国際歌曲作曲コンクール第3位(2016)、月刊ピアノ×ピティナ編曲オーディション月刊ピアノ特別賞(2016)などで入賞。また「山本学歌曲集」(カワイ出版)、合唱曲「きみはだれ」(パナムジカ)、「保育者になるためのピアノ教本増補版」(エイデル研究所)等が出版されている。2023年は、岡山県立美術館35周年楽曲採用、第5回総の国童謡作詞作曲コンクール優秀賞。現在、静岡県立大学専任講師。桐朋学園大学附属子供のための音楽教室仙川校コーラス講師。

〔曲目解説〕
Resilience(レジリエンス)は回復や弾性、抵抗力を意味し、女性への暴力そのものへの逆境を跳ね返す意味合いと、実際に受けてしまった暴力からの回復力を込めています。曲は三部形式で、Aは前者、Bは後者(mollからdurへ、下降音形から上昇音形へ)と変化します。多くの人に広めていきたいパープルリボン運動の性質を鑑みて、中級程度で美しく弾けるピアノ曲を目指しました。
◆Youtubeによる演奏映像→→ 
https://youtu.be/lpUZlJLnA-g



★本作曲賞と連動して、朗読舞台「ひまわり~DVをのりこえて」が次なる展開へ!!

●2/26(日)「ひまわり~DVをのりこえて」朗読舞台
川崎市平和館 屋内広場(最寄り駅・武蔵小杉駅) 定員100名
13:30開演 入場無料
出演:市民劇団オンリーワン  
主催の横浜YWCAからの依頼公演で助成事業
→→「ひまわり賞」「パープルリボン作曲賞」入賞作品を劇中音楽の一部として使用(審査員・清水友美氏がピアノ演奏・レコーディング)した、新しいヴァージョンが初上演されました。
 ↓(詳細は、以下)
 
◆2/4ラジオ「清水友美のLOVE湘南」2/26朗読「ひまわり~DVをのりこえて」公演と新たな挑戦
https://ameblo.jp/tomomi-shimizu/entry-12787689524.html

参考までに、過去の公演の抜粋映像はこちらでご覧頂けます。
◆朗読劇「ひまわり~DVをのりこえて」ダイジェスト
https://youtu.be/7gfjTLtSwlo




トップページへもどる