今日から10月です。朝から猛烈な雨が降っていました。9月の台風の時よりも激しい雨で、風も強かったのです。私は仕事に行く支度を整えて家を出ようとすると、急に雨足が強まりました。私は山用のレインウェア上下の完全武装で出かけたのでした。
さて、今日10月1日は「コーヒーの日」です。1983年に全日本コーヒー協会が定めました。コーヒーファミリーのひとつであるブラジルでは10月から新しい「コーヒー年度」に入り、そして日本ではこれから冬に向かってコーヒーの消費量が増えていくことから、コーヒーの日を定めたということです。人類がコーヒーを知ったきっかけは、コーヒー産地であるアラビアとエチオピアに言い伝えられています。
アラビアのイスラム僧が領主からあらぬ誤解を受け、街を追われました。ある日、山中をさまよっていると、一羽の鳥が赤い木の実をついばみ陽気にさえずるのを見ました。イスラム僧は不思議に思い、その赤い実を食べてみると、疲れが取れて気分壮快になるのを感じました。一方、僧が追われた街では疫病が流行し多くの人々が苦しんでいました。僧は街に戻り、人々に赤い実を煎じて飲ませると、みな病気が良くなり、領主も僧の罪を解きました。この町がコーヒー豆の集荷地として有名なモカの街なのだそうです。
一方エチオピアでは、ヤギ飼いの少年が、放し飼いにしているヤギが夜になっても元気に動き回っているのを不思議に思っていました。少年が見張っていると、そのヤギたちはみな赤い木の実を食べていることが分かりました。少年も試しにその実を食べてみると全身に活力が湧いてきたのだそうです。
みなさんはコーヒーを飲んでいますか?私は今、スターバックスのアラビアン・モカ・サナニをドリップで淹れて飲んでいます。
Picture of the day
右は10/5に行われる名駅サンロード店テイスティングパーティーのチケットです。たいていの場合、チケットなしで大丈夫なのですが、今度のチケットはデザインも新たになったので、保存用にもらってきました。
パナマ・サンベニートのテイスティングとフードペアリングを楽しむという内容です。アップルクランブルパイとの相性がいいとの評判です。
10/5といえば金曜日ではないですか。また仕事を午後出勤にして行きたいところですが、そのためには、木曜日までにベクターが完成させなければならないのですが、果たして・・・。
このページのトップに戻る▲
今日はとても忙しい一日でした。細胞を培養していると、その世話に追われることがあります。私が今扱っているのはマウスの細胞ですが、現在は5種類の細胞株を同時進行で飼っています。5種類の細胞株はそれぞれ由来する臓器などが異なり、それぞれに特徴を持っています。
細胞はプラスティックの培養皿で培養します。そこで細胞は細胞分裂をして数を増やしていきます。実験者は細胞が増えすぎないように、適当なタイミングで新しい培養皿に細胞を少しだけ移します。この作業を繰り返しながら細胞を実験に供していくわけです。が、細胞株の種類によって増殖する速度が微妙に異なり、あるいは少しでも増えすぎると性質を変えてしまったりするので、管理が大変です。
複数の種類の細胞株を飼っていると、すべての細胞株の移し替えのタイミングが同一の日になることがあります。それが今日でした。しかも5しゅるいの細胞すべての移し替えをしなければなりません。それぞれの細胞株は、それぞれの特長に基づいた実験の目的のために飼っているので、それぞれに移し替えの方法が微妙に異なります。だから大変。
そんなこんなで、今日の大半を培養細胞に費やしました。ろくにお茶も飲めませんでした。が、細胞の状態がいいと、実験者本人も調子がいいのです。
Picture of the day
研究室の写真です。大改装中のホームページに掲載するための材料として撮ったものです。この部屋で細胞培養を行っています。最近はここにいる時間が長いのです。
ところで、Starbucks
Coffee Japanの公式サイトがついにオープンしました。長いこと工事中で、ここ何ヶ月かはComing soonになっていました。10月10日にナスダック・ジャパン上場を控えて、ホームページのオープンもそれに間に合わせたのでしょうか。今日の日のために、ドメインだけは押さえておいたのでしょうね。
米国のサイトによく似ていますが、ネット通販はありません。国内で手に入らないようなグッズでも扱ってくれたらいいのですけどね。
このページのトップに戻る▲
夜になるとすっかり涼しくなりました。むしろ寒いぐらいですね。風邪などひかないよう、身体には気をつけてください。食欲・運動の秋ですから、おいしいものをたくさん食べて、きちんと運動して、健康な生活を送りましょう。
食欲の秋ということですが、最近は牛肉の消費落ち込みが報道されています。それはもちろん狂牛病の騒動が原因になっています。千葉県で狂牛病に感染したウシが発見され、国の責任者はそのウシは処分したとの発言をしたにもかかわらず、焼却処分にもならなければすでにブタ・ニワトリの飼料用の肉骨粉に加工されていたという、行政対応のお粗末さをも露呈してしまった事件です。
千葉で発見された個体と出荷元を同じとする個体が他県へも出荷されていること、狂牛病多発のイギリスから輸入されていないはずの肉骨粉が国内に入ってきていること、さらに国内の多くの農家で肉骨粉をウシの飼料として与えていたこと、などなど、狂牛病がどのように国内に入り、どの程度感染しているのか、実態はわからないのです。
イギリスでは狂牛病騒動で大量のウシが焼却処分になりました。そんな残酷な映像が報道されましたよね。行政の対応も後手後手にまわって、薬害エイズのような事態になりました。日本でもそのような事態になりかねない状況で、同時多発テロに対する自衛隊のアメリカ支援と同等に国会で取り上げられるべき問題なのですが・・・。
明日も狂牛病ネタの予定です。狂牛病はどんな病気?牛肉は大丈夫?ということを書いてみましょう。
Picture of the day
研究室の助手のM先生は、密かにイオン東浦ショッピングセンターのスタバに通う、隠れスタバファンなのです。最近、研究室のスタバ豆が切れてしまったので、M先生も不満そうです。いつも私の家で中途半端にあまって古くなった豆を研究室に持っていっているので、たまには買ったばかりの豆を持っていってあげましょう。
写真の左がパナマ・サン・ベニート(40 g)。右がアラビアン・モカ・サナニ(20 g)です。サナニの方が少ないのは、値段が高いからです。サナニの方がパナマ・サン・ベニートよりも色が黒いですね。
さて、明日の仕事をうまく調製して、金曜日はサンロード店に行きたいな。
このページのトップに戻る▲
今日は家に帰ってくるのが夜10時半を過ぎてしまったのですが、家に帰り、テレビをつけると、まだ野球をやっている??ヤクルト-阪神戦でした。ヤクルトは今日も勝てず、優勝はまだおあずけです。
さて、狂牛病の話です。狂牛病に感染したウシが国内にどれだけ存在するのか、もしかしたら千葉で発見された1頭だけかもしれないし、イギリスや欧州の時のように潜在的に何千、何万頭になるかもしれません。現在は狂牛病の病原体があるかどうかを調べることによって、感染の有無を調べることが可能です。またどのようなルートで日本に入ってきたのか、徹底的に調べる必要もあるのですが、私は仕事柄、やはり狂牛病の発症機構に興味が湧くのです。
狂牛病の病原体はプリオンと呼ばれるタンパク質です。正確にいうと「異常プリオン」などと呼ばれます。病原体といえばバクテリアやウイルスというものを考えますが、これらはみなDNAやRNAなどの遺伝物質を持ち、バクテリアやウイルスなりの生命の営みをしているのです。したがって、バクテリアやウイルスは加熱すれば死滅するのですが、プリオンはタンパク質という物質で、しかも熱に非常に安定であるとされているので、このことが狂牛病が広がる原因のひとつになっているのです。つまり、高温高圧処理によってバクテリアやウイルスを殺しても、プリオンは影響を受けないのです。
プリオンはウシやヒトでもみな普通に持っているタンパク質です。プリオンはある一定の立体構造をしていますが、この構造がおかしくなったものが「異常プリオン」です。異常プリオンはタンパク質という「物質」ですから、バクテリアやウイルスのように増殖しませんが、異常プリオンは正常なプリオンに出会うと正常な立体構造をおかしくさせてしまうことによって、異常プリオンの数を増やします。そのメカニズムはわかっていません。正常プリオンの生理機能ですらよくわかっていないのです。
したがって、ウシでもヒトでも、有効な治療法というものはありません。ヒトへの感染ということに着目すれば、国内に入ってきたルートと国内のウシの感染状況の全体像を解明することが、今は唯一にして最高の予防法です。「狂牛病(その3)」では、牛肉を食べてもいいのか、どこの部分のお肉は安全か、という話をしてみたいと思います。またいつか。
Picture of the day
今日、帰りが遅くなったのは左の写真のような細胞を見ていたからでした。写真の赤い糸くずのようなものは神経細胞(ニューロン)です。マウスP19細胞に、ある遺伝子を強制発現させることによって神経細胞に分化させました。
ここまでの仕事はすでに論文として報告されていて、私はその追試をしたに過ぎません。文献的にはもっと網目状のニューロンのネットワークができていてもいいのですが、ま、文献の結果が再現されたということで今は満足です。
私の仕事もやっとこの段階にきました。ちょっと時間がかかりすぎたか。実際のところ、ここまでが私の研究の準備段階なんです。あとはES細胞にアタリがでればなぁ。
このページのトップに戻る▲
今日は名駅地下街、サンロード店でテイスティングパーティーが行われました。8月から月1回のペースで行われていて、今回で3回目になります。今回は「STARBUCKS
COFFEEで過ごす素敵な1日と題し、Breakfast、Lunch、Coffee timeという3つのシチュエーションで、こんなフードはこんなコーヒーとペアリングしてそのひとときを素敵に演出しよう、という内容でした。
まず、朝食。元気良くいちにちのスタートを切るために、朝食はしっかり摂るべきですね。そんな朝にはキャラメルアップルベーグル。リンゴのスライス、クリームチーズにキャラメルソースがシナモンを練り込んだベーグルにはさんであります。リンゴのシャキシャキ感が朝にピッタリです。これに合わせるコーヒーは、爽やか系のパナマ・サン・ベニートがいいでしょう。
昼食にはメキシカンラップ。メキシコ風太巻きとはピッタリの表現です。輪切りにして参加者に配られました。スパイシーなメキシカンライスと甘く煮たビーンズが詰まっています。隠し味の炭火焼きパイナップルが入っているはずですが、輪切りにしてあるため、私のには入っていませんでした。これに合わせるコーヒーはゴールドコーストブレンド。重厚で力強い味のこのコーヒーが、メキシカンラップの甘酸っぱさを引き立ててくれます。不思議なことに、ゴールドコーストの鋭利ともいえる味が丸くなったようにも感じます。
コーヒータイムにはおやつを。サワークリームナッツケーキはふわふわの生地とナッツクラムのサクサク感がおもしろいケーキです。これにはカプチーノを合わせました。フレンチローストをベースに使い、フォームミルクはボダムのミルクフォーマーでしゃかしゃかと作りました。が、ミルクフォーマーは難しいですね。なかなか泡ができません。結局、私のテーブルではカプチーノではなく、ラテになってしまいましたが、サワークリームナッツケーキによく合いました。
以上が今回のテイスティングパーティーのメニューでした。フードペアリングの妙を体感できました。今までは、いつものドリンクとお気に入りのフードで満足していましたが、次に行くときはペアリングを気にしてみようと思いました。
Picture of the day
今日のテイスティングパーティーの手作りメニューです。毎回、趣向を凝らした企画ですが、それを考えるバリスタさん達も大変です。
テイスティングパーティーのあと、私は研究室へ行って仕事でした。研究職は時間の融通が利くので、こういう日はありがたいのです。そうでなければ平日のテイスティングパーティーに参加することなんてできません。そのかわり、午後に思いっきり作業を詰め込んだので、なかなか大変でした。
明日は高槻の彼女が名古屋にやってくるので、これからのことをいろいろ話し合います。式や引っ越しのこと、などなど。まだまだ実感として感じられないのですが・・・。
このページのトップに戻る▲
今日は高槻から彼女がやってきました。私の自宅に行って、これからの相談です。ご飯も買い込んでいったので、今日は外にも出ないで、家の中でのんびりと過ごしました。名古屋ローカルの週末昼間のテレビ番組を、まともに見るのは初めてでした。グルメの特集ばかりでしたが、知らないところばかりだなぁと思いながら見ていました。それもそのはずで、私が名古屋都心に行くといえば、それはスタバへ行くのとほぼ同義だからです。あまり食べ歩きなどということは、名古屋にきてからしたことがありませんでした。
新生活を始めるにあたって、何を買おうかと考えています。私は現在ひとり暮らしですから、冷蔵庫、洗濯機などの電化製品は揃っているのです。冷蔵庫も、自炊が好きなので、ひとり暮らしにしては大きめのものを買いました。これなら二人になってもなんとかなるでしょう。洗濯機も、二人になって今よりも洗濯する頻度が増えれば、十分に使えます。電子レンジ。これは神奈川県で買った物なので、周波数が50ヘルツなのです。これを60ヘルツ帯の名古屋で、おそるおそる使っています。したがって、電子レンジは買い換えるべきですな。
明日は午前中に引っ越しの見積もりをしてもらうことになっています。引っ越しはなかなか面倒くさいですね。今から少しずつ準備を始めていかなければなりません。
Picture of the day
夕陽の写真を数々このページに載せてきましたが、この夕陽はまだ載せていませんでした。この夕陽は、来月引っ越すことになる豊明市のとある場所から撮った写真です。季節は今から半年ぐらい前です。
前にも少し書いたことがありますが、「豊明=とよあけ」とは、おそらく愛知県外の人は知らないのではないでしょうか。私が勤めている大学の所在地を教えるのにもひと苦労です。「そこは名古屋?」とか「岡崎じゃないの??」と聞かれる始末です。
私の個人的な考えでは、私鉄にも詳しい鉄道マニアな方には、豊明を知っている人もいるかもしれません。むかーしの私がそうだったように・・・。
このページのトップに戻る▲
今日は引っ越し業者さんに見積もりにきてもらいました。神奈川から名古屋に越してくるときと同じ業者さんに頼みました。そこは明朗会計で、仕事もテキパキとしていて、好印象をもっていたのです。
最近はインターネットで大ざっぱな見積もりを出すことができます。神奈川から越してくるときには大いに活用しました。引っ越し希望日、引っ越し荷物の積み込み地と行き先、建物の階数などを入力し、家財道具のリストにチェックを入れていきます。そうすると見積金額を計算してくれるのです。その金額は業者によってさまざまで、運輸業大手の会社では高め、とくにテレビのCMでむかし「勉強しまっせ〜」とうたっていた業者は最高額を示してきました。一方、地元の小さな業者さんは安く見積もってくれます。とくに長距離の引っ越しでは差が顕著です。
今回は名古屋市緑区から豊明市へ。自転車でも30分とかからない場所への引っ越しです。1日で引っ越しが完了する専用便を出してもらうにもかかわらず、かなり安く見積もってもらいました。部屋の中にはサービスのダンボールが。ああ、また梱包作業をしなければいけないのです。
Picture of the day
もうすぐこのサイトはリニューアルさせる予定です。Picture
of the dayもなくなります(ギャラリーとして独立させます)。そこで、過去に掲載した写真を再掲していきます(ただ単に写真ネタがないだけという理由もなきにしもあらず・・・)。
この日記がスタートした2000年10月11日に掲載した「ヒガンバナの群落」。まだ私が神奈川県伊勢原市に住んでいるときの写真です。小田急線の車内(伊勢原-本厚木間)から見えたヒガンバナを、自転車で探しに行ったのです。あれからもうすぐ1年経つのですねぇ。今から1年前は、私はまだ神奈川県に住んでいたというわけです。
|