9,光は偉大なり

空にかかるニジはきれいな七色をしています。
赤橙黄緑青藍紫(セキトウオウリョクセイランシ)って覚えるよね。
白光色をプリズムという△形のガラスを通しても七色になる。
 
光はすき間を通る時には回折とよばれて曲がり込んだり
ごく細い二つのすき間を通った二つの光は強め合ったり弱め合ったりする。
これは、光は波の性質を持つということだよ。
 
可視光線は(7.8 〜 3.8) × 10ー7 メートルの長さの波と考えられている。
10ー7 メートルは千万分の1メートルだよ。
この間の波を七つに分けたものが赤橙黄緑青藍紫の七色だ。
 
光に色があるのではなく、色は人の感覚器官で感じるものだ。
赤いセロハン紙を通った光は赤い。
それはセロハン紙が赤と感じる色以外を通さなかったからだ。
 
赤い絵の具は赤以外の色を吸収するからだ。
物質にはきまった色を吸収する。または、決まった色を発光する。
色を調べればどんな物質か分かる。
 
光は波長によって、それぞれのエネルギーを持っている。
弱いエネルギー ← 赤橙黄緑青藍紫 → 強いエネルギー
これによって分子や原子の中の様子を知ることができる。
 
人間の目には見えない赤外線、紫外線をセンサーに読み取らせたり、
紫外線よりもっと短い電磁波とよばれるものも分子や原子研究に使われる。
こうした技術は今、生命の神秘や宇宙の不思議も解明しつつある。


そこで質問だ。
赤と紫ではどちらが波長が長いかな。


2005.12.31         

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答え、紫より赤の方が波長が長い。

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