7、状態方程式って、どんな状態?
液体空気って聞いたことあるかい。
空気だって冷やしていけば三体変化をして、液体、固体へと変化するはずだ。
実際、液体空気をゆっくり暖めて空気中の酸素や窒素などに分けるんだよ。
逆に、空気を加熱いけばどうなるか。
1℃温度を上げると 273分の1 づつ体積が増えるんだ。
てことは、273℃上げれば、体積は2倍になるということじゃないか。
では0℃の空気をー273℃に冷やせばどうなるか。
273分の1づつ体積が減ってゆくから体積は0になる。
実際は途中で液体になるんだどね。
温度っていうのは 分子の運動 なんだ。
分子が運動しなくなったら、それが温度の最低ってことさ。
てことは、 ー273℃ が温度の最低で 絶対0度 っていうんだ。
水を基準にして、こおる温度を0℃、沸騰する温度を100℃にしたのがセ氏温度。
これ以上絶対零度を基準にしたものを 絶対温度 といって K という記号で表す。
ー273℃=0 K 、 0℃=273K だ。
このように、
○気体の体積は絶対温度に比例する。
これを シャルルの法則 っていうんだ。
一方、空気は圧力をかけると体積が小さくなるね。
○気体の圧力と体積は反比例する。
これを ボイルの法則 っていうんだ。
この二つの法則を合わせたものを ボイル・シャルルの法則 っていうんだ。
○気体の体積は絶対温度に比例し、圧力に反比例する。
これは PV=nRT という式に変形できる。
Pは圧力、Vは体積、Tは絶対温度、Rは気体定数とよばれている定数、
nは気体の量だ。
PV=nRT を 気体の状態方程式 というんだよ。
そこで質問だよ。
*0℃で1リットルの空気を、圧力を変えずに3倍にしたい。
何度にすれば良いかな。
今日はここまで。じゃ、また、会おうよ(^0^`)
2005.12.30
*質問があったらここをクリック*
←もどる
◎
すすむ→