6,アトムを見つけたのは誰?

バネばかりではかるのは重さ、天秤ではかるのが質量だよ。
どこが違うかっていうと、重さは地球上と月面ではずいぶんと違うし、
エレベーターの中でも上りと下りではちょっと違うよ。
天秤ではかったら地球上でも、月面でも、
動いているエレベーターの中でも同じだよ。
 
ラボアジェっていう人は天秤を使って、
「化学変化の前後で物質の種類は変わるが、
総質量は変わらない」
ってことを発見したんだ。
後に、質量保存の法則ってよばれるようになった。
 
プルーストって人は天秤を使って、
「同じ物質ならそれを構成している元素の割合は同じ」
ってことを発見したんだ。
これは定比例の法則ってよばれているよ。
 
ドルトンって人は
物質は原子A-tom ってものからできているって言ったんだ。
ドルトンは
「たとえば二酸化炭素は炭素原子1個に酸素元素が2個結合している。
一酸化炭素は炭素原子1個に酸素原子が1個結合している。
てことは炭素原子1個に対する酸素原子の結合比は2:1だよ」
というような倍数比例の法則を発表して、原子説の根きょにしたんだ。
 
更にアボガドロって人は
「気体は分子というものからできている」
って言ったんだ。
今では
「どんな気体でも標準状態(0℃、1気圧)では22.4リットル
中には6×1023の分子がある」
とされるようになったんだ。これを分子説っていうんだ。
 
近代化学は天秤を使って質量をはかるってことから始まった。
世の中、新しい技術がみつかると、一気に進むんだよね。
 

そこで問題だよ〜ん。
水は水素と酸素が2:1だ。過酸化水素(消毒に使うオキシフルの成分)
は水素と酸素が2:2だ。
これ文から説明できる法則は何と何だ〜。

今日はここまで。じゃ、また、会おうよ(^0^`)

2005.12.28         

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答、倍数比例の法則、定比例の法則

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