このページは当初D100用として作成しましたが、D70においても基本的には同様の方法で設定可能です。 
          トーンカーブの扱いが不慣れの方は、独自にカスタムカーブを作成される前にこのページから推奨するカスタムカーブをダウンロードして試されることをお勧めします。 
          なお、D200についてはユーザーカスタムの基本階調特性がまったく違うためこの設定方法は適用できません。 
           
          目次 
           ・はじめに 
           ・設定方法 
           ・補正方法別の画像及びヒストグラム比較 
           ・D100用カスタムカーブのダウンロード 
           ・D70用カスタムカーブのダウンロード 
           ・D200用階調補正カスタムカーブ 
           ・階調補正ユーザーカスタムのキャンセル法 
           ・Q & A はじめに 
         
        Nikon D100を手に入れて、多くの人がまず驚くことは、暗く露出アンダーのように写ることです。                
        私も最初は高級デジカメがなぜとびっくりがっかりしたものです。 
        私のように写すほうよりレタッチのほうが好きな人間はフォトショップでレベル調整とトーンカーブで調整して、絵の素性の良さが判りましたが、フォトレタッチが慣れていない人にとってはかなりのショックだと思います。 
        D100は基本的に素材系の絵作りをしていると想定され、このように暗い原因は、絵の明るさの中間値を示すガンマの値が低いことにあります。 
        私の見たところ、暗く感じてもレベル的にはそれなりに適正露出であります。明るく写そうとプラス側に露出補正を掛けると、ハイライトの部分に白とびが発生することになります。 
        白とびさせないで明るくするためにはフォトショップ等のトーンカーブでガンマ値を上げることが必要となります。  
        ガンマ値の調整とは、基本的に一番明るい部分と暗い部分を固定したまま、明るさの中間位置の階調を調整することで画面を明るくしたり暗くしたりすることであるため、この操作により白とび、黒つぶれが発生しません。(元々白とびがある場合は明るくすると白とびは増えることになりますが) 
        幸いD100には階調補正のユーザーカスタムがあることに注目してこれを利用してガンマ値を上げるカーブを設定し試した結果、かなり効果があることを確認できました。 
        これの設定はフォトレタッチに慣れている方にとっては難しくありませんがヒストグラム、トーンカーブ、ガンマの概念に疎い人にとってはかなり厄介な調整だと思います。 
         
        このページでは私が実践したユーザーカスタムの設定方法について出来るだけ詳しく説明したいと思います。 
         
        尚、この方法は明るい画像を得るために極めて効果が有りますが万能ではありません。なかには明るくなりすぎて画像の雰囲気が不適当となり、階調をNormalとした方が良い場合も有ります。  
        このため、撮影後のフォトデータに対して、カスタム設定をキャンセルし、ノーマルに戻す方法についても別ページで説明を追加しました。 
        設定方法 
         
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