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 中国からの便り 〜雲南ハニ族の村から No.3 〜

       
執筆者紹介
  めぐ

;愛媛県出身
;只今、県外の大学院で奮闘中!
〜 写真集 1 〜
ハニ語学校(緑春県)
ハニ語学校 【解説】
・正しくは「ハニ・リテラシーセンター」(哈尼語文培訓中心、ハニ語では、「Haqniq(ハニ)Soqhhaq(本、
紙) Zolyaol(学ぶ、読む)」)
 雲南省緑春県アロナガ村というハニ族の村にあり、地元の農民グループと、玉渓師範学院の教師と
によって設立。
 このセンターの目的は、1957年に新しく作られたが今だ人々の間に普及していないハ二文字を普及
し、今まで口承で受け継がれてきた文化を文字で記録・保存していこうというもの。
 授業は不定期、時々、農民や子供たちを対象にハニ文字の読み書きを行う。教師は9人(内、8人が
農民)。授業料もテキスト代も無料で、教師も無給。私が見学に行った時は、大体夜8時30分くらいから
11時くらいまで授業をしていた。ハニ語の授業のほか、ハニ文字で書かれた漢・ハニ語新聞を月に一
度発行。
 地元の学校では、普通話を使った授業が行われており、ハニ語は勉強しない。しかし、普段、家庭
などではハニ語を使っている。ここでの授業をきっかけにハニ文字を学び始めて、今では少しずつ書け
るようになったという50歳代の女性が、「自分はもう歳だけど、将来は学んだハニ文字を使ってお年寄り
からハニ族の間に古くから伝わる昔話や童歌などを聞いて、それを文字にして後世に伝えていきたい」
と話してくれた。

元陽県南林村の様子 ウシくん お昼ごはん中 南林村のごはん♪
南林村の様子 ウシくん お昼ごはん中 南林村のごはん♪
アハハ〜
アハハ〜 お母さんと一緒
お母さんと一緒
南林村の天使
南林村の天使
南林村の子供たち
南林村の子供たち
【連載】
No.1 お、おいしそう…
No.2 ハニ族の長寿の秘訣とは…?
No.3 写真集1
No.4 写真集2