◆◆◆クイーンズロード◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | クイーンズロード | ||
発売日 | 1997年3月20日 | メーカー | エンジェル |
定価 | 6,800円 | ジャンル | 育成シミュレーション |
廉価版 | なし | ||
関連商品 | なし | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | 5人のプリンセスがレイアウトされてます。しかしパッケージの 表と裏で微妙に顔が違うような・・・。 |
★★ | |
超越世界観 | ひとつの大陸にいろんな文明が詰め込まれてます。 |
★★ | |
声優度 | マニュアルには声優さんの顔写真まで載っていますが、ゲームでは、 自己紹介と導入部アニメと単純な会話シーンしかボイスなし。 |
★★ | |
演出度 | アニメ付きの主題歌が2番まであります。これってすごい。 少なくとも、最初のインパクトはでかいです。 |
★★★ | |
時間報奨 | 何も考えずにプレイしても、多分ハッピーエンドいくでしょう。 |
★★★★ | |
牽引力 | 途中で発生するイベントは一切グラフィックなし。エンディングも メッセージだけ。主題歌と自己紹介と導入部アニメが全て。 |
− | |
ゲーム性 | チビキャラの戦闘シーンはよく動いてます。 |
★★ | |
快楽性 | キーレスポンスの反応はちょっと重い。 |
★★ | |
芸術点 | パッケージやマニュアルに見られる姫のコスチュームは正装なので、 普段の育成シーンでは見られません。ガッカリ。 |
★★ | |
所有価値 | 密かにピクチャーレーベルですが、それだけ。 |
★ | |
総合評価 | まさに竜頭蛇尾なゲーム展開。しかし蛇尾であることは、ゲームを 最後までやってみないとわからない。まぁオマエは騙されたわけだが。 |
46点 |
|
● コメント | |||
イントロ | |||
5つの国からなるイフローズ大陸は、昔から争いが絶えなかった。そこでアーリア教司祭はこの戦乱を収めるため、5つの国を合法的に戦わせる選考競技会を創設した。この選考競技会、すなわち「クイーンズロード」に勝った国の女王が「大女王」としてこの大陸を治めることになった。以来、各国はそれぞれの個性を伸ばしつつ、知恵と力を競い合うのであった。 そして、次期クイーンズロードを3年後に控えた今、各国はクイーンズロードに出場する姫の教育を始めていた・・・。 というわけで、プレイヤーは姫の教育係(教練官)となって姫を育成し、3年後のクイーンズロードで優勝しなくてはなりません。ゲーム開始時に、どの国の教練官となるか選択できます。5つの国と姫は以下の通り。 ・騎士国家オラシオン(ラフィーネ姫):中世西洋のような国。3代続けてクイーンズロードを勝ち取っている。姫は「ときめも」で言うところの詩織ちゃんポジション。というか中の人も詩織ちゃん。 ・武士国家アルセア(セシリア姫):日本の戦国時代のような国。姫は幼いが気が強く頑張り屋。おひいさま言葉。 ・工業国家ダイナレス(シルヴィア姫):工業が盛んで機会兵器の実用化をもくろむ(蒸気とかエレキテル程度)。姫は発明大好き。シスプリでいうところの鈴凛。なぜか教練官を「お兄ちゃん」と呼ぶ。 ・古代国家ゾル(イシュタル姫):自然との共生を図った原始国家。強獣を操る。姫は飲み食いが大好きでレッスンを怠けたがる素行不良娘。 ・魔導国家カーリアン(ティファニー姫):魔法が発達した国。姫は理知的でおしとやか。正装のレオタードは身体の線がくっきりと出てイカス。 |
|||
レビュー | |||
5つある国の中から教練官となる国を選ぶと、OPアニメが始まります。年の頃12〜3才の姫君たちが、3年後に開催されるクイーンズロード・コロシアム(勝手に命名)に集まり、「私も負けないからね!」とお戯れ。ゲームのオープニングにしては長めのアニメで、姫たちの性格もすんなり理解できて、こりゃしっかりした作りだなぁ・・・と思ったのですが、オタノシミはここまで。 ゲーム本編は、姫とたわいのない会話をし、いろいろな場所へ連れ回し、姫と部隊の教育メニューを設定し、訓練結果の後に模擬戦をして1ヶ月が終了。これを3年間繰り返して、最後にクイーンズロード本戦で優勝すればクリア。しかしこの間、グラフィックは一切ないです。キャラの立ち絵も姫様が表情違いで3〜4パターン用意されているくらいで、主人公に教練官を任命する女王様にも仲間の将軍にも全身像は用意されていません。世界は2人のためだけにあるのでした。 3年間の間に、ときたま(3年間で5回くらい)イベントが発生します。しかし強力な部隊が仲間になったり、強力な武器を女王様から戴いたりするもので、姫様との恋愛イベントはこれまた一切なし。まぁ教え子(しかも一国の姫)とできちゃうのは常識的に考えればまずいけど、これはゲームなんだしプレイヤーはそれを期待してるんだし、もうちょっとサービスシーンがあっても良かったと思うんですが。 ちなみにエンディングも、姫様が「私、大女王になったけど、これからもサポートよろしくね」というテキストが出るだけ。一枚絵すらありません。オイオイ・・・。 総評: 握り飯コンテストの審査員になって、優勝候補のおにぎりかぶりついたら中に具が何にも入ってなかった、という感じ。口つけちゃったから1つめは最後まで食べるけど、5つ出された2つめは食べる前に割ってみて、中身が空を確認したらもう手をつけません。 |
|||
攻略ガイド | |||
軍の成長要素は大きくわけて3つ。姫のパラメータと将軍&部隊のパラメータ、そして装備・部隊の追加イベントによる戦力補充です。このうち一番重要なのが姫のパラメータ。体力・強さ・すばやさを最大値(999または99)に上げれば、姫を一騎打ちさせて必ず勝てちゃうからです。この3つの能力を上げるためには、姫の教育をデフォルトのままにしておくこと。とは言っても普通は3年目の後半になると最大値になっちゃうので、他の教育メニューに切り替えても問題ないのですが・・・。すなわち、戦い方(全員攻撃指示)さえ間違えなければ、何もせずに優勝できるということであります。 ちなみに、将軍&部隊のパラメータは無視してOK、追加イベントは毎月全ての移動可能場所を回っていればたまに取得することができます(がやらなくてもよい)。 また、陣形の布陣は模擬戦で選択したものが徐々にレベルアップしていきます。とりあえず最初から最後までATTACKにしておきましょう。 |
|||
出演声優 | |||
金月真美、南央美、白鳥由里、佐々木庸子、郷森明希 | |||
関連ソフト | |||
魔法少女ファンシーCoCo(PS、PC/パウ) |
御意見はこちら。