◆魔法少女ファンシーCoCo◆

 

 ● 製品データ
タイトル  魔法少女ファンシーCoCo
発売日  1996年9月13日 メーカー  パウ
定価  5,800円 ジャンル  育成SLG(魔法少女)
廉価版  なし
関連商品  PCに移植版あり、攻略本あり、ドラマCDあり
   
 ● 評価
外見衝撃度  絵柄が濃いです。パッケージの裏には、画面写真がありません。
 ★★★★
超越世界観  魔法少女ものなのにOPアニメでロボに乗り込みます。
 ★★★★
声優度  かなり意識しております。マニュアルに顔写真もばっちり。
 ★★★★★
演出度  OPアニメが力入ってます。
 ★★
時間報奨  パラメータ上げたところで発生するサブイベントもミニゲームx2だけ。
 ★
牽引力  年1回行なわれる魔法祭の会話が毎年同じなのはいかがなものか。
 それと、5年間は長いです。立ち絵が成長する以外変化ないし。
 ★★
ゲーム性  いわゆる少女育成もの。パラメータが上がると変身魔法をだんだん
 覚えていくのですが、一枚絵を見られるだけです。
 ★★★
快楽性  魔法祭のバトルが激しく眠りを誘います。
 ★
芸術点  50種類の職業に変身できる魔法少女ってところを評価。
 ★★★
所有価値  どこの中古屋にもあるし・・・。持っていても人には言わないほうが吉。
 ★
総合評価  関係者みんな忘れたがっているだろうな、こういうものは。

52点

   
 ● コメント
イントロ
貴方は、魔法界で最大の王国ナタデランドのココ王女の家庭教師として、彼女を立派なプリンセスとなるよう育成しなくてはなりません。
期間は8歳の誕生日から13歳の誕生日までの5年間。もちろん修行だけでなく、魔法祭でライバルと実力を競い合ったり、人間界へ遊びに行ったり、さまざまなイベントでココを成長させていきます。
果たして、あなたの教育によってココ王女は立派なプリンセスになることが出来るのでしょうか。
レビュー
お手軽にゲームやっている気分が味わえるからでしょうか、一時期、雨後のタケノコのように乱立された育成SLGというジャンルのゲームです。最終的なパラメータでエンディングがいろいろ異なるという、皆さんが想像したとおりのものです。

システムの紹介は以上で終わり。では、この手のゲームの最大の弱点である「育成途中がかったるい」をファンシーココはどうやって解決してるのでしょうか? 答え:解決してません。
もうはっきり言ってかったるいです。てゆーか悪くしてます。一年に一度、魔法祭があってそれまでの育成結果をライバルと競うのですが、このイベントが一番のガン。パラメータの大きさでカードを出し合って勝敗を決するのですが、HPに相当するパラメータを削りあうというルールのため、パラメータが大きいほどプレイに時間がかかる。最後の年など1試合30分なんて平気でかかります。それをフル出場なら3試合x6種目やらせるんですから。まぁ試合に不参加することもできるんで普通2年目から出ませんが、これ以外の強制イベントって人間の国へ行くのと誕生日おめでとうくらいしかないので、これに出ないとパラメータ上げしかやることないという拷問のようなゲームです。

総評。
声優や絵の感じは、多少癖ありますけど決して悪くないと思うんです。ドラマCDが出てますから多方面で展開するのもありでしょう。でも、ゲームとして面白くする気がないなら、ゲームは出さないで下さい。これがつまらないことを知りつつ発売したように思えます。
攻略ガイド
まず、本気でプレイするなら素直に攻略本を買いましょう。攻略本によると、エンディングは全部で6種類あるそうです。ベストエンディングへの行き方も、攻略本に従えば簡単。ベストエンディングのパラメータ+悪い心で、最悪のエンディング(女王となったココが人間界への侵攻を開始する)になりますが、そのために必要な「悪い心」の値は60以上です。参考までに。
出演声優
白鳥由里、松本梨香、氷上恭子、山田美穂、西村ちなみ、宮村優子、今井由香、夏樹リオ、矢島晶子、大谷育江、ならはしみき
関連ソフト
プリンセスメーカーシリーズ(PC他/ガイナックス)

 

     

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