◆◆◆地獄先生ぬ〜べ〜◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | 地獄先生ぬ〜べ〜 | ||
発売日 | 1997年5月16日 | メーカー | バンダイ |
定価 | 5,800円 | ジャンル | ADV |
廉価版 | なし | ||
関連商品 | 原作はTVアニメや映画にもなったコミック。攻略本がある模様。 | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | 主要登場人物大集合の基本的構図。どちらかというと原作マンガ より、TVアニメのほうに絵柄が近いかな。 |
★ | |
超越世界観 | 左手に封印した鬼の手の力によって、妖怪を退治する小学校の 先生が主人公。リアリティのある超常ワールド? |
★★ | |
声優度 | TVアニメと同じ声優陣(多分)。しかし残念ながらパートボイスで、 全体の1割くらいしかセリフにボイスがありません。 |
★★★ | |
演出度 | イベントグラフィックは結構用意されているようですが、日常の 使いまわし絵が退屈すぎて、良い評価につながりません。 |
★★ | |
時間報奨 | ADVなので基本的にはボタン押していれば進むのですが、妖怪との 戦闘シーンが無駄に冗長で、このまま終わらないかと思ってみたり。 |
★ | |
牽引力 | ストーリーはとりたてて言うほどのものでも。よくまとまっていますが。 |
★★ | |
ゲーム性 | ゲーム性うんぬんというより、登場人物の機嫌を損なわないように ゴマすりに徹するゲームという感じ。神経すり減ります。 |
★★ | |
快楽性 | 画面切替え、セーブデータアクセス、どれをとっても恐ろしく早い。 CD-ROMとメモリカードアクセスでこの早さは信じられないです。 |
★★★★★★ | |
芸術点 | 表情選択・タイミングツッコミといった、コマンド選択ADVの範囲で 目新しい要素を取り入れている点を評価。 |
★★ | |
所有価値 | 原作が好きなら、オリジナルエピソードが体験できるので手に入れて おいても悪くない。 |
★★ | |
総合評価 | こじんまりとまとまっており、これといった欠点もないのですが、 プレイする意味(時間を費やす価値)があるのかというと微妙。 |
46点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
あなたはこの春、童守小学校5年3組に転校してきた転校生。クラスの皆は明るくて楽しい連中だけど、このクラスはすごい秘密があった。それは、担任の先生が霊能力を持った不思議な力の持ち主だということ。このクラスで1年間、あなたはどんな学園生活を送るのでしょうか・・・。 「地獄先生ぬ〜べ〜」の世界観、登場人物はかなり完成されたものですが、プレイヤーはそこへ転校生としてクラスに溶け込み、仲間とコミュニケーションを取りながら超常現象に挑んでいきます。ゲームの中で遭遇する不思議な出来事は全部で7つ。七不思議の最後に遭遇したとき、担任ぬ〜べ〜の戦いの行方は、そしてあなたの運命は? |
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レビュー | |||
このゲームは基本的にコマンド選択式のADVです。平日は朝・昼休み・放課後の3回、クラスの誰かか先生と会話。3択で好感度が上下します。土曜日の午後と日曜日は街の全体図が表示されるので、行きたい場所を選んでそこにいた人物と会話(やはり3択)します。会話の中で徐々に噂が集まってくるとイベント発生。紆余曲折あってぬ〜べ〜が妖怪と一騎打ち。無事に勝つとひとつのイベントが終了です。 しかし一日が割と長くて(しかもどうでもいい会話が多くて)、コレを52週間やるのかとうんざりしていたのですが、この世界の1年は10週間でした(夏休みや冬休みはその時点で最も好感度の高いキャラの一枚絵が表示されて終了)。それでも長いくらいですけどね。 ゲームの目的は、謎解きというより仲間との絆がメインで、会話の中で如何に相手が喜ぶセリフを選べるか、というのがある意味ゲーム性。「○○について興味ある?」と聞かれたらなんであろうと答えはYES、「またテストやるらしいよ」と愚痴られたら毎回飽きないねと相槌、「宿題やってきたか?」と先生に問われたら予習までやって来たと点数かせぎ。これがこのゲーム的に最も正しい選択らしいです。我ながら嫌な奴だよ。 もっとも、選択肢はいくつかある中からの選出だったりするので、組合せによってはどうやっても相手が喜ぶ選択ができなかったり、そもそも1日3回の出会いは誰に会うか全くのランダムだったりします。そこが好感度を思うように稼げないというゲーム性なのかもしれませんが、それってADVとしてどうよ?という気分です。 総評: ラストは最も好感度の高い女の子のイベントグラフィックが表示されるらしいのですが、私の場合は何故か一番出会いの少なかった女の子とラブラブになってしまいました。会うだけでも好感度は少しずつ上がるとマニュアルには書いてあるし、常時開ける仲良しノートでもその傾向は確認できたけど、この結果は意味不明でした。 |
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攻略ガイド | |||
とりあえず目の前の人物が気に入りそうな選択をしましょう。ただし、例え失敗してもリロードはしないほうがいいです(また別の人が出てきます)。そこまでシビアでなくてもいいようです。 ただし、特定キャラとのラブラブ展開を狙っているなら根気が必要かも。1日3回の出会いのチャンスにその人物が出なかったらリロードとか? それとセーブはこまめにしましょう。私の場合、一度だけフリーズしたことがありました。 |
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出演声優 | |||
藤田淑子、笠原留美、冨永み〜な、根谷美智子、浦和めぐみ、柳沢三千代、豊嶋真千子、白鳥由里、及川ひとみ、ほんだちえこ(漢字不明)、山崎和佳奈、江森浩子 | |||
関連ソフト | |||
トリフェルズ魔法学院(PS/アスキー) |
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