◆キッド ミックス セクション◆

 

 ● 製品データ
タイトル  キッド ミックス セクション
発売日  2001年6月28日 メーカー  キッド
定価  6,800円 ジャンル  ポンジャン
廉価版  なし
関連商品  特になし。
   
 ● 評価
外見衝撃度  いわゆるギャルゲーチックな絵柄は許容範囲。しかし4本のゲームの
 ヒロインが一堂に集まると、原画の違いが如実に出ますな。
 ★★
超越世界観  ギャルゲーのヒロイン達はゲームの中で自分のイベントが起こるのを
 待機していたという、驚愕の事実が今ココに!
 ★★★★★
声優度  元のギャルゲーと同じ声優さんが、イベントシーンはもとより
 対戦中も良くしゃべってくれます。
 ★★★
演出度  アイネのテーマソングがよかったです。
 映像的にはこれといって特記するものはなし。
 ★★
時間報奨  フリー対戦モードで、ご褒美CGのピースを集めることができます。
 ★★★
牽引力  ストーリーは「だったらポンジャンで勝負よ!」です。以上。 
 ★
ゲーム性  ポンジャンのCPUが強くもなく弱くもなく、いい具合に調整されてます。
 ★★★
快楽性  操作感は問題なし。
 ストーリーモ−ドではLRボタンでメッセージスキップが可能です。
 ★★
芸術点  ストーリーモードがあっさりしすぎで、クリアしても満腹感がないです。
 あと真のエンディングへの道のりが不明。もちっとヒントプリーズ。
 ★
所有価値  ゲームソフト購入者にメールアドレスをプレゼント(2003年3月終了)。
 ゲーム本編とどう関係があるのか、イマイチわかりません。
 ★★
総合評価  ファンディスクという扱いだと思うのですが、それで定価6,800円は
 ちょっと高すぎないかな?

48点

   
 ● コメント
イントロ
主人公は、バーチャルステーションという名のゲーム機の開発に携わっている者。今日は休日ということで、バーチャルステーションを立ち上げてギャルゲーの擬似体験をしてみることにした。ゲームの中にダイブする主人公。ところがそこにいたのは電脳ナビゲーターのアイネ(身長30cmの自立型AI。舌足らずでちょっと小うるさく結構お茶目)。「大変ですぅ。この世界にウィルスが入り込んで、女の子達がポンジャンに夢中になってしまい、イベントが進行しなくなってしまいました〜。」
せっかくの休日ではあるが、開発したマシンにウィルスが入り込んだとあれば仕方ない。主人公はアイネと協力して、異変の原因調査に乗り出すのであった。

プレイヤーはこれまでに発売されたキッドのギャルゲー(MemoriesOff、infinity、夢の翼、てんたま)の世界に飛び込み、ウィルスによって発生した異変を元に戻さなくてはなりません。各世界のヒロイン達は、「だったらポンジャンで勝負よ!」ウィルスに感染しているので、彼女達とポンジャン勝負をしていきます。登場するキャラクターは、4本のゲームから10人のヒロインと2人の男性キャラクター、そしてこのゲームオリジナルの電脳妖精であるアイネを加えた計13人。ストーリーはところどころに選択肢があり、対戦するヒロインを選択することが可能です。
レビュー
ここでポンジャンのルールについて触れておきます。牌の種類は13種類。10点のメインヒロイン牌2種(背景色:赤)と5点のサブヒロイン牌4種(背景色:黄色)は9枚ずつ、1点の青アイテム牌3種(背景色:青)と緑アイテム牌3種(背景色:緑)は6枚ずつあります。これにオールマイティ牌1枚を加えた合計91枚を使用します。手札にはまず8枚の牌が配られ、1枚ずつツモっては捨てるを繰り返します。同じ牌3枚一組を3組作れば和了(ただし青・緑アイテムは同じ牌でなくても3枚で一組になる)。あがったときに特定の組合わせが揃って入れば役となり、20〜180点のボーナス点が付加されます。その他、リーチ・一発・ツモにそれぞれ10点、ダブルリーチに20点が付加されます。ちなみに、天和はありません(泣
最初はとりあえず早く3つ揃えるだけの運ゲーかと思いましたが、実際にプレイしてみると、そんなことはありませんでした。10点牌を溜め込むよりも役を狙ったほうが効率いいので、同じ5点牌でも多くの役に絡んでいる牌のほうが利用価値高かったり、配牌でどういう役を組み立てられるかイメージしたりと、結構頭使います。ちなみに牌のセットは登場するゲームに合わせて4パターンあり、牌の種類・枚数は同じですが役の構成が異なります。それぞれのゲームをプレイしていればニヤリとするキャラの組合わせが役になっているので、ファンの思い入れもバッチリ受けてくれます。

ストーリーのほうは最初にどのゲームを遊ぶか選択したところで大きく2つに分かれ、トータルで5回対戦したところでエンディングです。ラストで明かされるウィルスを送り込んだ相手とは、あの「マーフィーの法則」のマーフィーだ、とトンデモないこと言ってますが、これはきっとバッドエンディングだからなのでしょう。

総評:
このゲームの中でヒロインがひとつ、重大なことを語ってくれます。彼女たちはCDの中でイベントの発生を待機しており、一瞬でイベントが発生する時間・場所へとジャンプできる装置をそれぞれ持っています。これがあるからフラグが立てばヒロインは必ずその場所に現れるそうです。ギャルゲーの老舗がそんな設定明かしちゃうのはスゴイなぁと、ここは素直に感心してしまいました。
攻略ガイド
ストーリーモードにおける真のハッピーエンドを見るためにはキーワード(4つあるらしい?)を集める必要があるらしいのですが・・・全然見つかりませんでした。キーワードを出現させる条件は、ADVモードでの選択肢によるのか、ポンジャンでの勝利方法によるのか、それすらも不明。
とりあえずストーリーモードを繰り返して、対戦相手を全員(アイネを含めて13名)させると、サバイバルモードが出現します。ここで25人勝ち抜きとかやりましたが期限切れサービスのためのパスワードが出ただけで収穫なしでした。これにて攻略終了〜。
出演声優
釘宮理恵、山本麻里安、川上ともこ、本井えみ、こおろぎさとみ、那須めぐみ、利田優子、松岡由貴、大本眞基子、冬馬由美、日高奈留美
関連ソフト
マールじゃん(PS/日本一ソフトウェア)

 

   

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