●(438) 2012年12月3日
「ブルーの京都タワー」
先週の「きまぐれ日記」の内容で25日に京都駅に写真を撮りに行きましたが、外へ出て京都タワーを見上げるとタワーがブルーにライトアップされていました。11月14日が「世界糖尿病デー」でそのシンポジウムが京都で開催されたそうですが、その14日とシンポジウム開催期間の24〜26日にブルーライトアップされていたのだそうです。
私も今年は糖尿病で入院、そして糖質制限で見事にカムバック。日頃飲んでいる酒は糖質ゼロのビール、焼酎とウィスキーなどの蒸留酒です。このところは寒くなって日本酒が恋しい季節ですが日本酒などの醸造酒は糖質が多く禁止です。ところが今日たまたま酒屋へ寄ると糖質ゼロの日本酒を発見。月桂冠と白鶴のがありましたのでとりあえず月桂冠を買って帰る。味は多少不満ですが久々に熱燗堪能。
京都タワーはブルー以外にも一年のうちで時々カラーライトアップされます。ピンク色になっているのも見たことがありますがこれは「ピンクリボン活動(乳がん早期発見)」PRのためのものだったそうです。また「女性に対する暴力撤廃国際日」のキャンペーンなどでは紫色にもライトアップされます。

ブルーにライトアップされた京都タワー
●(437) 2012年11月26日
「京都駅1番ホーム」」
京都駅には1番ホームがなくなっているのをご存知ですか?
かつて1番ホームというと正面の改札を出たところの長さ558.2メートルもある日本一長いホームとして知られていました。東海道と北陸方面行き列車の乗り場ですが、昭和天皇が即位をされて東京へのお召し列車をだした由緒あるホームでもあります。私の親は新潟出身でしたから実家や親戚に行くときや、親戚が帰るときの見送りはいつもこのホームでした。またスキーに行くときに利用した雷鳥やサンダーバード、信州へ行くときのちくまや登山で高山方面に行くときなどなど、遊びに行くときはいつもこのホームからの出発でした。今はお昼に来るとトワイライトエキスプレスもこのホームで見られます。ところがそんな思い出いっぱいのこのホームは10年前(平成14年)に1番ホームから0番ホームに変ってしまって1番ホームはなくなってしまいました。
そもそも線路には連続した線路番号というのがあってホームにはホーム番号というのがあります。ホーム番号は乗客利用の便宜上につくられたもので線路番号とは必ずしも一致していないそうだ。もともと京都駅の1番ホームと2番ホームの間には3本の線路があって、その真ん中の線路が1番線路らしい。1番線路は京都駅に停まらない貨物列車や今はなくなってしまった寝台特急の通過用線路でホームがありません。昔は京都駅独自でポイント切り替えなどをしていたのですが、今は大阪の列車指令センターで遠隔操作管理するようになっているようで、トラブル防止対策のためにと線路番号とホーム番号を合わせたということなのだそうです。今も0番ホームから2番ホームを見ると間に1本線路が見えますがこの線路がホームのない1番線路です。
この0番ホームの西の部分は現在関空行きの「はるか」の乗り場のために切り取られた30番ホーム他、山陰線の31〜34番ホームになっています。余談ですが山陰線のホームももともと山陰1番線、山陰2番線といっていたのを山陰の「サン」をとって31〜34番と30番台にしたのだそうです。
0番ホームと向かいの2番ホーム、その間の1番線路
●(436) 2012年11月19日
「みすゞライブ」
先週は刺繍教室の親睦会のパーティーで40分ほどのライブをしてきました。京繍(きょうぬい)という伝統的な刺繍教室の皆さんで着物や帯をはじめバッグや財布などにも刺繍をされていて、先月も京都文化博物館で作品展をされたところです。会は先生以下京都、大阪の教室の門下生の皆さん50名ほどですが全員女性です。粟田口の「竹茂楼」という300年ほども続く料亭で、皆さんおめかしをしてのご出席です。着物や帯もそれぞれご自身で刺繍されたものをお召しになっていてバッグなどもご自身作の立派なものをご持参でしたので、先生ご紹介のもとみなさん順番に前に出てのご披露です。
私は今回は一人でのライブですので、自分でしゃべって歌って「金子みすゞ」の曲を中心に40分ほどのステージでした。ただお昼の12時からの仕事はなかなか大変です。前日も店から帰って寝るのは2時半で朝は8時に起床です。目覚ましに起こされて簡単に食事、9時から機材を車に積んで着替えをして10時前には家を出発。10時半に音響スタッフと合流してPAセッティング。会場内は男は私ただ一人、華やかな女性方に囲まれて一緒に食事をしながらのステージですがリハもやらず一度も声を出すこともないままの本番です。「みすゞ」さんの曲で静かに聴いて頂きましたので最後は賑やかにラテン曲を歌って終了。黒一点の集合写真を撮ってもらいました。

美女に囲まれて黒一点
平安神宮鳥居前を通ると疎水沿いの桜が紅葉していて本当にきれいでした。私の写真技術ではその感動を撮りきれませんが。

美術館横の疎水 建て替え中の京都会館の西側
●(435) 2012年11月12日
「鴨川の紅葉」
京都の山も色づいてきました。今日11日はいろんなところでイベントが企画されていましたが生憎のひどい雨で残念でした。知っているだけでも家の近くの「もみじまつり」や「火焚(おひたき)祭」ほか「嵐山もみじ祭」などなど・・・。春の桜の名所も今は紅葉してまっ赤になってます。鴨川の土手沿いは本当にきれいで写真を撮ってみました。
ところで鴨川は加茂川とも賀茂川とも書きますがどう使い分けておられますか?
一般的には出町で高野川と合流する前は賀茂川、合流してからは加茂川か鴨川と言っています。上賀茂神社と下鴨神社も「かも」の字も違っていますが気づかない人も多いです。最近は加茂川はあまり使わないようですが、今でも加茂街道とか今出川の橋は加茂大橋といいますし加茂川中学とかもありましたから昔はもっと加茂という文字を使ったのでしょうけれど・・・。
ただ意外なことに国や府、市の河川管理課ではすべて「鴨川」で統一しているのだそうです。
北区役所のホームページでは一般的な言い方で出町の合流前と後で賀茂川、鴨川と分けて表示しているらしい。
百人一首の紅葉の歌をふと思い出しました。こんな歌ありましたね。
「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声きくときぞ秋はかなしき」

丸太町橋から鴨川東岸
●(434) 2012年11月5日
「冬支度」
このところ急に寒くなりましたので衣替えと冬支度に時間をとられます。暖かくなるときの衣替えは脱いでいくほうですから多少のんびりでもいいですが、寒くなるときの衣替えは早めにしなくてはいけません。下着もランニングシャツから半袖、そして長袖と短期間に変ってゆきます。ウォーキング用にもトレーナー、ウインドブレーカーに手袋もいります。スーツも上着も秋冬ものにしてベストやセーターも出しました。早め早めにしておかないと突然寒い日があって困ります。仕事がら風邪はひけません。
我が家ではこたつは毎年9月中の寒くなる日に出しています。一年のうちで、こたつを出していないのは6、7、8月の3ケ月間だけです。10月中にはファンヒーターも出して昨日の連休には電気敷き毛布を入れました。自分と妹の分もありますからシーツの取替えなどもあって結構時間もかかります。
家内が亡くなって3年半にもなりますのですっかり主夫になって炊事、洗濯にも慣れました。お陰で一人で何でもできるようになりましたが料理に一番時間がかかっているようです。寒くなると休みの夜はやはり鍋もの、一昨日は鍋で今日はビーフシチュウと、料理のできなかった昔の私からは考えられないことです。ただしお酒は少し飲みすぎですので節制が必要。
先週に続き大した話題もなく、つまらない話ですみません。
●(433) 2012年10月29日
「古着屋」
相変わらず我が家には大量の物があって、引越し時からの未開封ダンボールケースもたくさん積んだままになっています。この歳になると私たちも何時病気になるか分からないので身辺の荷物の整理をしておかなくてはなりません。と思いつつもなかなか片付けられないものです。
妻が料理好きだったのと家へのお客さんも多かったので食器もたくさんあります。今は来客もないので日常の生活では少しの食器があればこと足ります。要らないきれいな食器をゴミの日に出すのも何か気がひけます。去年には居酒屋を始めるという知人に20以上のダンボールにつめて渡しましたがまだまだ残っています。他には新品のタオルケット、毛布、シーツなどの処分にも困ります。少しずつ人にあげたりもするのですが、大きさや使い方もありますので貰ってもらうのも大変です。
なかでも着るものは特に大変で、まだ私の分については簡単に捨てられるのですが、家内のちょっとよさそうなものは捨て難くて困ります。気楽な普段着はゴミの日に出して着物などは親しい親戚などにも渡しましたが、ちょっと高価そうな洋服などは扱いに困ります。人が使ってくれればいいのですが、もらってもらうにもサイズと好みがあることですので実際に見てもらわなければなりませんのでなかなか話がすすみません。といっても何とか処分をしないといけませんので覚悟を決めて、先日ネットで「古着買います」というところを調べて行くことにました。
ゴミとしてはちょっと出しにくかった高価そうなものばかりが詰まったダンボール3箱を持って、ちょっと喫茶代でもでればいいやと思って行ったのですが、何と買取価格は重さの計測だけで1キロあたり10円とのこと。全部で14キロあるので140円。わざわざ家から高速に乗って行ったので高速代が往復で900円で交通費もでません。まあ、どうせ家に置いていてもどうにもならないわけで、また誰かが再利用してくれるならゴミに出すよりいいかと大金(?)をもらって帰りましたがタダ同然です。以前にBOOKOFFで家の本を大量に買ってもらったことがありますが本は一冊10円だったように思いますので衣類より本のほうがマシなようです。
その店では買い取った古着、靴、バッグなど所狭しと何でも並べて売っています。Tシャツなどは100円くらいからあるのですが洋服やブレザー、ブラウスなどでは数千円から数万円のものまであって、ブランド物のバッグなどはしっかり高価な値段がついています。タダみたいな値段で仕入れているわけですから一つ売れれば充分に元がとれそうです。
いらない洋服や雑貨は貰ってくれる人があれば喜んでさし上げるのが一番。
●(432) 2012年10月22日
「東大寺」
奈良の大仏を見るのは何年ぶりでしょうか?多分もう10年ほどになるでしょうか、何となく10年くらいごとには行く機会があるように思いますが。
東大寺へ行く前に平城遷都1300年の年(平成22年)に造られた平常宮跡にも寄ってきました。広大な土地に朱雀門と大極殿などが建てられています。
今週は内容なく写真だけですみません。
平城宮朱雀門 大極殿
大仏さんは何度見ても大きさに圧倒されます。

大仏殿 大仏
●(431) 2012年10月15日
「健康ウォーキング」
前にもオムロンの歩数計のことで書きましたが、万歩計のデーターを自動的にネット上で管理してくれています。この夏にそのネット上で行なわれたウォークイベントも先日終了しました。イベントは8月1日から9月30日までの31日間のトータル歩数を競うものです。私はトータル58万8447歩で1日平均9646歩、万歩には若干足りませんが、なかなかの納得できる成績です。参加者1万3660人中、2786位とのこと。相変わらずトップグループは私の十倍以上も歩いています。1位の人は何と610万4079歩で1日平均10万歩以上も歩いています。普通のスピードでは13時間以上も歩くことになるわけで、手で振っているとしか考えられないと前に書きましたが、多分走っているのでしょう。それにしても相当なスタミナです。
糖尿で入院して以来、どしゃ降りの日も真夏日もほとんど毎日40〜50分は歩いています。その後、糖質制限食をして血糖値は制限内に治まっていて患者の優等生です。3月に10あったHbA1cが5月に7.4。6月には5.7で7月からこの4ヶ月は5.3か5.4とまったく正常人の値ですので糖尿は治ったと言っています。もう少々無茶をしても数値は上りません。糖尿の方アドバイスします。
毎日散歩していると四季ごとにいろんな鳥や花で楽しめます。今月初めもちょっと遅めですが豪華な彼岸花と川の柵の上で置物のようにじっと停まっているサギです。

サギと彼岸花
●(430) 2012年10月8日
「同窓生来店」
先週の月曜日、火曜日と続いて大学の同窓生が来店でした。
月曜日は私が1回生のときの4回生の女性ばかりの18名が来店。当時の生活科学課という学科の方で、女性ばかりのいわゆる今で言う「リケジョ(理系女子)」の皆さんです。驚くことに卒業以来毎年同窓会をされていて、このところは泊りがけでの同窓会だそうです。今回も京都に宿泊で食事後の二次会で来て頂きました。当然私より年上の皆さんですが、みんなまだまだお元気で一人のメンバーも欠けておられないのだそうです。923では「金子みすゞ」を聞いて頂いて、みんなで大学の学歌も歌い、帰りがけには店の周りの祇園も散策して頂きました。またホテルに戻って尽きない話をされていたことだと思います。
翌日は私の同級生が来店です。その彼は現在タイでコラーゲン製造会社の社長をしていて、今回は優秀社員の研修旅行ということでタイの女性4名を連れての来店。大阪から東京へ行く予定の一日を京都でということで、お昼前に京都に到着。駅まで迎えに行って一緒に昼食をしてレンタカーで京都を案内。南禅寺、平安神宮、三十三間堂などを廻って夜は祇園の「琢磨」で食事。偶然と言えば「琢磨」の宴会場の係りの男の子が、たまたま私どもと同じ大学の現役学生で社長ともども仰天しました。前日の先輩女性方と同じ学部の4回生とのこと。もともと小さい大学で現在も一学年で300名くらいしかいませんので、なかなか同窓生に会うこともないのですが何とも不思議なご縁です。ご一行は「琢磨」のあと「923」で飲んで、またタクシーで大阪へ。
それぞれの観光地や料理の説明を英語でもできるようにと少し下調べをして、当日は電子辞書も持参しましたが、皆さんタイ語でほとんど役にたたず。
タイの皆さんの写真を載せておきます。言っておきましたので帰国して見て頂いていることと思います。
私も南禅寺の水路閣のところで写真を撮ってもらいましたので、3週前の日記、「南禅寺」(426)に追加アップしておきましたが、ここにも。

南禅寺、三門前で 水路閣前
●(429) 2012年10月1日
「炎閉店」
9月末で先斗町の「炎」が閉店しました。もともと我々の学生時代に四条通りに歌声喫茶「炎」がありましたが、その代表リーダであった中山隆さんが先斗町でやってこられたお店で、私たちの思い出の場でもありました。内装は丸太と石積みで出来ているような山小屋風で、暖炉があってランプを飾って真ん中に大きな木のテーブルを囲んで座るようなお店でした。ただ2003年にその代表の中山隆さんが亡くなられて、そのあと弟さんがやってこられたのですがやはり歌声のボスがおられないとカラオケスナック風になってしまいます。
以前にも書きましたが私は学生時代の昭和40年から44年まで京都の歌声喫茶「炎」でアルバイトをしていました。当時は歌声喫茶の全盛時代でしたが、中山さんとピアニスト以外は全員大学生のアルバイトで私も大した声でもないのに歌声のリーダーとして4年間、ステージに立って楽しく仕事をさせてもったことはありがたいことでした。そのバイト中には京都会館の大ホールで「炎10周年」のイベントもあり、舞台の演出のことなどもたくさん勉強させてもらいました。私も卒業前に学生時代の思い出として一人で大きなホールを借りてコンサートをすることが出来たのもそんな「炎」のお陰です。今から考えると身の程知らずで厚かましいことだったと少々反省もしていますが青春の思い出です。
そんな私の音楽の仕事の原点でもある思い出の場所がなくなってしまうのは非常に残念ですが、今後はせめて歌声喫茶「炎」のイベントでも企画して何か恩返しができればと思っています。
このところの時代の変化と景気の低迷で木屋町、祇園の同世代の経営者のお店が次々に閉店してゆきますので寂しい限りです。923もいつまで続けられることやら・・・。

炎のマスター

歌声の歌集
●(428) 2012年9月24日
「秋分の日でない923の日」
9月23日は「923」の日として十年ごとの周年パーテイーはいつもこの日に行なってきました。でもそれ以外の年は毎年「秋分の日(祝)」で店はお休みです。今年も23日は、たまたま日曜日で休みですが、今年の秋分の日は以外にも前日の22日なのです。
来年で40年になろうという弊店923ですが9月23日はいつも祝日だという感覚でおりました。でもそれはたまたまこの数十年だけのことだったのです。前回9月23日が秋分の日でなかったのは昭和54年(1979年)の9月24日で、もう33年も前のことになります。もう今世紀中には24日が秋分の日になることはなく、次回は2103年で91年後だそうだ。今年のように22日が秋分の日になったのは明治29年(1896年)以来、実に116年ぶりのことらしい。でもここ当分は4年ごとに22日が秋分の日になるようです。
そもそも地球が太陽の周りを一周する1年=365日が、厳密には365.2422日=365日+6時間弱ということで毎年秋分点を含め約6時間ずつずれてきます。このずれは4年間で約24時間ですので閏(うるう)年で補正しているのはそのためですが、厳密にいうとこれだと少し多い目に補正しすぎで4年ごとに約45分ずつの余りがでてきます。過剰な補正分は400年で3日になるので、その分また閏年を減らして調整しているわけです。
通常、閏年は4年に1度ですが100年に1度(100で割り切れる年)は閏年にならない。ところが400年に1度(400で割れる年)の年は閏年になる。ということで2000年は100の倍数で本来なら閏年にならない年でしたが、400の倍数の年でもあったので通常通りの閏年になっています。
●(427) 2012年9月17日
「シルバーウィーク」
この時期、敬老の日と秋分の日がうまく絡んで休みが続くと春のゴールデンウィークに対してシルバーウィークと呼ばれるのですが、今年はうまくつながらないようです。月曜と土曜が休みの週4日の営業で、日雇いの身としては営業日数が少なく売り上げ不足です。
日曜日に町内の組長さんが運動会のプログラムと金封を届けてくれた。金封は町内から「敬老お祝い」として近所のスーパーの商品券1500円分が入っている。そうなんだ、私の分なのだ。もう敬老の爺さんなのだとガックリ。そういえば散髪屋へ行くと60歳以上のおっちゃんはシルバー割引というのがあって私も割引してもらっている。シルバーウィークというと何か敬老週間のようにも聞こえる。
日曜日は知り合いがたくさん出ている「茂山社中の狂言の会」で観世会館へ。みなさん素人とはいえ何十年もお稽古されているわけで、なかなかお上手。私より10歳以上も年上の方々も長い台詞をよく覚えて演じておられ、ボケ防止にも良いだろうと感心。めずらしく6演目ほども鑑賞。
久々に知り合いから歌謡曲の作曲を頼まれての曲作り。譜面上はもう先月からできていたのですが歌って録音してあげないとイメージが分からない。この休みにカラオケを作って月曜日に一気に録音。機材一式を取り出しての歌入れには手間取りました。久々のことなので電子機材の扱い方を思い出すのに一苦労。おまけに録音中に「ピーポーピーポー」と救急車が来て中断、お向かいのシルバーの方が運ばれました。あっという間の今年のシルバーウィークでした。
●(426) 2012年9月10日
「南禅寺」
来月、客人を南禅寺にご案内する予定がありますので下見がてら寄ってみました。伝説ですが石川五右衛門が楼上から「絶景かな、絶景かな」と言ったという三門が有名です。国宝方丈、加納探幽の襖絵、虎の児渡しと呼ばれる枯山水の方丈庭園などが見どころです。
ところで南禅寺境内には水路閣という高さ13メートルのレンガでアーチ型に造られたの長い水路が通っています。琵琶湖疏水の支流で北部の灌漑用に造られたものですが哲学の道に流れて行きます。その後の水の流れは以前、
No.299「哲学の道の川の行く末A」
(気まぐれ日記No.20)に書いています。
そういえばその昔、「FUZZ」で最初に出したレコードジャケットはこの水路閣下で写したもので、来てみて当時のことを思い出しました。たまたま私が選んだ写真でしたが、妻は自分の写真に非常に不満でした。もう40年近くも前のことなので許してもらいましょう。
三門 方丈庭園 六道庭

水路閣 FUZZレコードジャケット
●(425) 2012年9月2日
「ブルームーン」
先週の金曜日は数年に一度の天体ショー「ブルームーン」とかで、その月を見ると幸せになるという言い伝えがあるということを聞いて少し心ときめきましたした。昭和10年代に作られた「ブルームーン」というJAZZの名曲はよく知っているのですが、そんな日があることは初めて知りました。「ブルームーン」というから月が青くなるのかなとか思ったりもしたのですが、いつものお月さんと変わらない満月の夜でした。
日本では馴染みがないのですが欧米では「ブルームーン」とは1ヶ月の間の2度目の満月をいうらしい。そもそも月の1ヶ月の周期は29.5日ですから満月は通常1ヶ月に一度しか見ることができません。1ヶ月は2月を除いて30日か31日間ですからこの少しの誤差が積もり積もって3年〜5年毎に、1ヶ月の間に2度満月を見られる月があるのだそうです。先月は8月2日が満月で、この1回目は「ファーストムーン」といい、8月31日は2度目の満月で「ブルームーン」というのだそうです。
この「ブルームーン」は天文用語でもなく、欧米では「めったに起こらない、まれな現象」として古くからこの言葉が使われているのだそうです。英語圏では「極めてまれに」という意味で「once in a blue moon」という熟語もよく知られているそうです。
前回の「ブルームーン」は2010年、その前は2007年、次回は2015年7月らしい。どうでもいいようなことですが・・・。
●気まぐれ日記No.28へ ●気まぐれ日記No.30へ
●トップページへ ●掲示板へ