気まぐれ日記No.28
  2012年5月〜   毎週月曜更新しています       藤山一男

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 今週から「気まぐれ日記No.29」へ移りました。

●(424) 2012年8月27日
「百日紅(さるすべり)」
 8月も下旬なのに連日の猛暑、道路上の温度計はいつも35度を越しています。こんな暑いときにでも暑さをさらりと受け流すような「百日紅(さるすべり)」の木が いま満開の花をつけてくれていて潤いをくれます。百日ほどピンクの花を咲かせるのが名前の由来ですが、実際には一度咲いた枝先から再度芽がでて花をつけるので咲き続けているように見えるのだそうです。
 京都の百日紅鑑賞としては曼殊院、二尊院、泉涌寺、京都御苑拾翠亭などにもあって、建物との調和で美しくあるようですが、何といってもたくさんの種類が咲いているという点ではこの国立博物館西側(大和大路通七条上る)の百日紅並木が一番豪華だと思います。いろんな色の花をつけた種類の違う百日紅が並んでいます。
 毎年同じようなアングルですので、いつもとちょっと角度を変えて撮ってみましたが・・・。

   
                      百日紅(さるすべり)並木

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 毎年夏の暑いときにギックリ腰になります。多分しっかり冷房を入れて薄着で寝ていることが原因と思われます。今回も何度か軽いギックリ、すぐに腹巻きをするようにして何とか乗り切れました。

●(423) 2012年8月20日
「プリクラ」
 プリクラ、いわゆるプリントクラブなるものが大流行したのはもう15年ほど前になるようですが今でも健在のようです。飲んだあと若いものに連れられて行くと、まだまだ結婚披露宴後のグループや飲み会のあとのグループが写真を撮っています。最近のプリクラは大人数で撮れるし新しい機能もたくさんついています。いろんなバージョンがあって、シワなしできれいに写るのは当たり前、目の大きくなるデカ目、足が長く写るものなどなど・・・。料金は多分400円で10枚ほど撮ってくれてその中から気に入ったのを何枚か選びます。その写真に文字を書いたり化粧をしたりと自由に加工して最終的にプリントアウト。また同時にそのデータを携帯にも転送してくれる。おっちゃんを連れて若い子と一緒にプリクラしてあげると結構喜んでもらって盛り上がります。
 店の従業員の送別会あとの写真です。もともときれいで若い(?)店の皆さんですが、写真ではもっともっと若くなります。左の写真では私の目にまつ毛を付けられています。見苦しいので小さいめの写真で。

           
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 今年の夏はオリンピックもあって特別静かな祇園でした。お盆の16日には嵐山の灯篭流しと送り火を見に行ったつもりが、広沢の池でも灯篭流しをしていてあんまりきれいで寄ってしまいました。両親と妻の3人分の戒名を書いて灯篭を流してもらう。広沢の池は灯篭流しと送り火の「鳥居」も見えてなかなかの隠れた鑑賞スポットです。
 夜の写真は上手く撮れません。他人の写真から拝借。こんな感じ。

         
         

●(422) 2012年8月13日
「万歩計」
 毎朝4〜50分歩いています。このあいだ田植えをしていたなと思っていた田んぼが、もう青々と茂って稔り始め鳥除けのネットをし始めました。早いものです。
 ちょっと上等の万歩計を買いました。5千円弱のオムロン製でネット上のウェルネスリンクというサイトでデータ管理をしてくれます。パソコンにUSB接続した専用プレートの上に万歩計を置くだけでデータを転送して、毎日の歩数、歩行時間、消費カロリーなどのデータ管理と目標値のアドバイスもしてくれます。とりあえず身に着けておくだけで何の操作も要らないのでズボラ者の私には適しています。ネット上では期間ごとにイベントも行なわれていて、登録しておくと全国の参加者中のランキングも示してくれています。
 5月から7月下旬まで「歩こうイベント」が実施されていたので私も購入後登録しました。全体で90日のうちの最後の22日分だけの途中参加です。私の記録は22日間で18万6237歩ですから一日平均で約8千500歩くらいです。参加者1万9397人の中でトータル歩数で1万3433位ということですが途中からの参加ですからこんなもんでしょう。ところでトップの人は90日間で約849万歩で、90で割ると一日あたり9万4000歩も歩いていることになります。私のデータでは1時間徒歩で約7千500歩という計算ですので、それでいくとこの人は一日に12時間以上も歩いていることになりますがホント? 先月このイベントが終わり、また8月から新しいイベントが始まりましたが、やはりトップグループの人は一日に9万歩以上も歩いています。本当に毎日そんなに歩いているの? たぶん万歩計を手に持って振っているのだと思います。まぁ毎日9万回も振れば腕にはかなりの筋肉がついていることでしょう。健康的!!?

●(421) 2012年8月6日
「糖尿病その後」
 一度糖尿病になるとなかなか良くはならないものですが先月の検査ではHbA1c値は5.3ということでもうすっかり正常人の値でインシュリンも終了。病院の診察室で思わずバンザイ!!で看護師も笑う。私の親しい友人にも「糖質制限食」を紹介しましたが、その方もこの2ヶ月ほどで担当医師が驚くほどの下がりようらしいです。お互い酒はしっかりと飲んでいます。ただしビールは糖質ゼロのもの、醸造酒はダメ、蒸留酒(ウィスキー、焼酎)でないといけません。
 先月の検査の後の馬籠、木曽駒の旅行中は調子にのってほとんど糖質制限なしで過ごしてしまいました。高速道のPAではとんかつ、温泉ホテルでは生ビールも飲んで豪華な料理を完食。山では朝食に大きなおにぎりを2個、昼はカップヌードル、帰りのSAでは焼肉定食と炭水化物大量摂取でしたが、あれだけ歩いたのだから糖質を消費できたのかな?、と思っています。帰って翌朝に血糖値を計りましたが68と、やや低血糖くらいの状態なのでまったく問題ないのではないのかな。もう無茶をしなければ大丈夫そうですので寿司やてんぷらや麺類なども多少は食べていますし、宴会食でもしっかり食べられる健康人になっています。と言っても以前から真面目に完璧に節制をしているわけでもなく、少し良くなるとすぐに調子にのってしまうので自制しなければとは思っていますが。

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 8月4日から13日まで堀川と鴨川で「京乃七夕」というイベントが行なわれていて行ってきました。
            
                 光の天の川

●(420) 2012年7月30日
「かつらむき」
 連日の猛暑日でウンザリしますが、毎日の主夫生活では洗濯物が気持ちよく乾いて嬉しいことです。もうかれこれ4年ほど主夫生活をしていますので、すっかり料理にも慣れましたが包丁の細かい扱いにはなかなか慣れないものです。私はやったことがありませんが刺身のツマを作るのは包丁使いの練習になるようで、新人調理師は修行としてよくやらされたようです。ツマ作りは筒状の大根を薄くむいて、それを細切りにするわけですが、いわゆるこの均等に薄くむく「かつらむき」という技術が難しそうです。ところでこの「かつらむき」という語源を調べてみると、意外にも私が住んでいた「桂」の地名からきているものだということです。
 もともと大原女(おはらめ)、白川女(しらかわめ)、などの働く女性はよくご存知でしようが、それと同じように桂女(かつらめ)という鮎や飴を売り歩いた女性たちがいたということです。桂女は代々女系相続で行商だけでなく巫女(みこ)のような立場でもあって婚礼、出産、出陣などのお祝い事のときに公家や武家に招かれて花嫁に付き添ったり、祝い言を述べたり、お祓などもしていたらしい。その桂女は「桂包み」「桂巻き」といわれる白い長い布で頭の髪の部分をすっぽりと包み覆い、頭の前で桂結びという結び方でしばっていたということです。これは平安時代中期から室町時代後期まで続いた桂の里の独特の風俗で、桂女はこのスタイルで桂飴や鮎を売り歩いたのだそうです。この白くて長い一枚布のイメージから「桂むき」の言葉が生まれたらしい。毎年10月22日の「時代祭り」には桶やカゴを持った10名ほどの桂女が行列に出ているらしいです。
 桂離宮の近くには麦代餅(むぎてもち)で有名な中村軒がありますが、その並びに江戸初期から350年ほど店をしている、かつらあめ「養老亭」があります。麦芽糖を固めた素朴な味わいの飴を作って桂御所(現桂離宮)の御用御飴所でもありました。その「かつらあめ」の由緒書きにも桂姫のことが書いてありますが「桂女」のことです。

              

●(419) 2012年7月23日
「木曽駒ケ岳」
 今年の祇園祭の宵々山、宵山はちょうど連休になって夕立もなかったので例年以上の人出でにぎわったようです。私はそんな喧騒を避けて大学時代の友人と15、16日の日程で千畳敷から木曽駒ケ岳、宝剣岳へ登ることにしました。前回に書きました「馬籠宿」もその途中にたまたま立ち寄ったものです。
 15日はのんびり馬籠に寄ったあと駒ヶ根ビューホテル泊。温泉と豪華な料理でお酒もしっかり飲んで糖質制限は休止。翌日は混むといけないのでと、ホテルで作ってもらったおにぎりを持って朝6時に出発してバスに乗ってロープウェイへ。上に行くにつれガスがかかってきて標高2612mの千畳敷駅に着くとガスと強風で何も見えず。今年は雪が多かったとみえて雪渓もかなり大きく残っていました。そんな雪渓を越えて急な岩礫を登って中岳を越えて木曽駒ケ岳山頂に着くも依然ガスに遮られて視界はなし。と、一服しているうちにガスが切れだして晴れ男の私の面目躍如。そのうちあっという間に大きくガスが晴れて八ヶ岳、南アルプス全景、その後ろに富士山までもがしっかり見えて感激の絶景。
 そのあと宝剣岳にも登るが、ここはなかなかハード。巨大なピラミッドのような岩石が切り立つ岩山でクサリを頼りに、かなりきつく少々を歳を実感。山頂の先端部分は半畳もないほどのスペースですが我々は怖くて上には上れない。たまに怖いもの知らずで立ち上がっている元気な若者がいますが突風が吹くと飛ばされそうなところですからよくやるなと感心するばかり。
 また千畳敷駅に戻ると一般観光客でいっぱい。標高2600mといってもここまではロープウェイで来れて日本最高地のホテルもあるのでハイヒール履きの女性たちも歩いている観光地です。もちろんロープウェイの日本最高駅でもあります。ここから木曽駒までは1時間半もあれば登れるので気軽に3000m級の山歩きができるのは魅力です。私たちはその日に下山してまた温泉に入って車で帰京。たったの2日間でしたが馬籠宿、早太郎温泉、山歩き、岩登りと盛りだくさんで、すっかりリフレッシュしました。

   
   千畳敷の雪渓       木曽駒ケ岳山頂                     富士山

     
   宝剣岳(先端の尖ったところが山頂)           宝剣の岩場

●(418) 2012年7月16日
「馬籠宿」
 岐阜の中津川にある「馬籠」に行きました。中央自動車道の神坂のPAに車を置いたまま外に出て歩いて15分ほどで行けます。中山道の43番目の宿場町で時代劇の映画のロケ地にはピッタリの町並みです。町は石畳のきれいな全長約600メートルですが急坂地にありますので往復するだけでもなかなか疲れます。そもそも中山道は船旅がないので江戸時代には京都から江戸へ輿入れする皇族や公家の姫君のほとんどがこの中山道を通ったらしい。道の端には水が流れているのですが、その流れの勢いは早く、鯉を育て、水車を回し、町の人々の生活を支えていたのです。島崎藤村もこの馬籠の本陣でのお生まれで街道沿いに藤村記念館もありましたので寄ってきました。

   
                         馬籠宿

●(417) 2012年7月9日
「サラダパン」
 滋賀県の長浜から来られるお客さんが「サラダパン」という珍しいパンを持ってきてくれました。木之本の「つるや」というパン屋で作っている大ヒット商品です。テレビの「ケンミンSHOW」、「行列のできる法律相談」、「黄金伝説」ほかいろんな番組で紹介されていたので知っていましたが食べるのは初めてです
 細長いパンの中にマヨネーズやマーガリンを挟んだものですが、その中に何と、たくわんの刻んだものが入っているというところが珍しい。マヨネーズ、マーガリンでしっかり味付けされているところへ、たくわんの味と食感がマッチしています。
 この店ではこれが1番人気の商品だと思っていたのですが、これは2番で「サンドウィッチ」という商品が1番人気のようです。これは丸い食パンにやはりマヨネーズと魚肉ソーセージがはいっているサンドウィッチで、これもなかなか。どちらも基本の味はマヨネーズとマーガリンでしっかり味の付いたものなので最近作り始めたのパンだろうと思っていたのですが、何と50年も前から作っているのだそうです。
滋賀県限定なのでしょうか、京都では見ることがありませんが。

           
                     サラダパン
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 昨日の日曜日は友人と祇園白川の琢磨で食事。久しぶりに糖質制限は解除で生ビールに日本酒も飲んで、そのあと飲みに行って結局深夜まで。家へ帰ってバタンQでしたが、今日の血糖値も正常域で大丈夫。

●(416) 2012年7月2日
「そろそろ?」
 先日近所のスーパーへ行くと特設売り場で靴の安売りをしている。散歩に丁度よさそうなウォーキングシューズが安価で並んでいるのでついつい安さに魅かれ好みの一足を買って帰ることに。家へ帰ってヒモを付けようと下駄箱を見るとまだ開けていない白い靴箱を見つけ不吉な予感。恐る恐る開けてみると数ヶ月前に買った新品のウォーキングシューズ。出してみるとサイズは当然同じですが形も色もまったく同じ靴。そういえば以前も同じセールをやっていてつられて買った覚えがある。好みはまったく同じ、間違いなく自分で選んでいる。困ったものです。そろそろ、ボケ始まったかな?
 ボケてもよさそうなこの歳になって毎日仕事に追われて走りまわっています。そんな忙しい中も先週は毎年恒例の新生姜の酢味噌漬け作り。店でも好評ですのでとりあえず今回は生姜3キロと茗荷30個ほど。疲れました。作り方は「気まぐれ日記No.24」(364、6月27日 「料理」)に掲載。(私のためのメモです)

●(415) 2012年6月25日
「糖尿病、劇的改善」
 先週定期外来で血液検査をしました。かつては糖尿病は血糖値の測定で判断していたのですが、血糖値は食後には誰でも高くて一日のあいだでも変動が大きく正確な状況が把握しにくいものです。今は糖尿病の検査はHbA1c値で判断します。HbA1c値は赤血球に含まれる酸素を運ぶヘモグロビンというたんぱくがブドウ糖とくっついた物質です。血糖値が高くてブドウ糖がたくさんあると血液中のHbA1cが増えます。ヘモグロビンの寿命は約4ヶ月なのでHbA1c値は寿命の半分くらい、過去1〜2ヶ月の血糖値の状態を反映したもので、それが5.8未満ならいいのですがそれを超えていくと糖尿病とされます。
 私は3月14日の検査でHbA1c値が10もあって糖尿病ということで即刻入院ということになりました。その後真面目な生活と食事制限をして5月の検査で7.4と相当な回復をしています。今月6月の検査では5.7と一応正常人の範囲に戻ってしまいました。でも今も夕食時に最小単位(2単位)のインシュリンも打っているわけですからまだ完全ではありませんが驚異的に良くなってはいることは間違いないです。実行している糖質制限食の効果だと思っています。たまたま店で私が糖尿病になったという話をしていたら、東京の知識人に是非是非と勧められた江部康二医師の「糖質制限食」です。京都の高尾病院の先生で、みんな東京からも先生を頼って来られているそうです。
 そもそも従来の糖尿病食はカロリー制限に重きを置いていましたので栄養バランスを考えた粗食だったよう気がします。この糖質制限食ではもちろん、糖質、炭水化物はできる限り採らないというものなのですが、カロリー量は気にしないということで肉、魚、玉子、チーズなどを食べることができます。何よりお酒を飲んでもよいというところが一番の魅力です。以前の医学会ではたんぱく質の半分、脂質の10パーセントが血糖に変るということでしたが、新しい見解では、たんぱく質、脂質は食べても糖質には変らないということです。ということで私もご飯、パン、粉ものは食べませんが肉、魚など結構いろんなものを充分に食べて飲んでいます。お酒は蒸留酒なら大丈夫ということで、日本酒や大好きだったビールはほとんど飲まないようにして、焼酎、ウィスキーに変えています。これからは夏本番でビールの美味しい季節でもありますが糖質ゼロのビー.ル飲料も各社から出ています。
 たまたま先週の日曜日(17日)の夜8時からTBS系の番組「衝撃情報、アカルイミライ」を見ると「江部医師の糖質制限食」のことを放送していて驚きでした。また先週の週間現代(6/30号)にも「スーパー炭水化物ダイエット」として4ページの記事が載っていました。私もこれを始めてからは6キロ以上は痩せてウエストも細くなり血圧も下がったようです。今、江部医師の制限食はブームになっているようです。
 糖尿病でご心配の方は一度読んでみて下さい。江部康二著「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」。ネット検索でもすぐでてきますし、江部医師個人のブログもすぐ見つかります。

●(414) 2012年6月18日
「六角堂」
 先週の日曜日は午後から地方のお寺の住職をお連れして京都ご案内をすることになりました。まずは「六角堂」行ってみたいとのご希望。京都へはもう何十年も来られているのですが、街の真ん中にある「六角堂」はいつでも行けると思っていてかえって行く機会がなかったようです。「六角堂」は正式には頂法寺というお寺で六角形のお堂がありますが、昔から京都の中心といわれている六角形の「へそ石」もあります。華道池坊の発祥の地でもあります。お堂の北面に聖徳太子が沐浴されたという池跡がありますが、この池のほとりに僧侶の住坊があったので「池坊」と呼ばれるようになったとか。この池坊の祖先は朝夕堂前に花を供えておられ、ついには代々いけばなの名手として知られるようになられたそうです。

   
                       六角堂とへそ石

 当日はそのあと山科の毘沙門堂へ行って醍醐寺。そのあと清水焼団地で陶器を見て、滑石街道の山の上にある親鸞聖人が荼毘にふされたところへお参り。今熊野の「ニシダや」でしば漬けを買ってホテルへ戻る。夜は店のお嬢たちも参加して木屋町の大傳月軒という中華料理店で北京ダックをいただいて、そのあと鴨川の床で飲んで結局深夜。

●(413) 2012年6月11日
「続、鹿児島ライブ」
 川内の淨光寺のライブが終わってからご住職の車で鹿児島市へ移動。今年の3月まで923でアルバイトをしていたお嬢と合流して夜はまた飲み会。黒豚に鶏に魚、もちろん美味しい焼酎。いま鹿児島で流行っているというレトロな造りのお店を飲み歩いて鹿児島ラーメンもいただく。すっかり糖尿のことは忘れている。ホテルは鹿児島の彼女がお世話してくれた中央駅の真ん前にオープン3日目という素敵なホテル。ロビーにはまだ何十鉢というお祝いの胡蝶蘭が飾られている。翌日は金環日食でしたが生憎の曇天でダメ。朝食後は彼女の家の車をお借りして島津家ゆかりの仙巌園へ行って、そのあと城山や西郷さんのいた洞窟などを観光してドルフィンポートにある奄美料理店で食事。
 ただ我々滞在中の20日夕から21日昼にかけて桜島の爆発的噴火で、06年以後のドカ灰らしく市内に振りそそぐ量もピーク時にはライトを点けなくてはならないほどの視界で、道路上にも猛烈な灰けむりが舞い上がる。少し雨が降ると道路も車もドロドロ、行こうとした桜島の露天温泉も清掃のため休み。結局今回は一度も桜島の山頂を見ることはできずでしたがこれも貴重な体験でした。楽しい思い出一杯の鹿児島の皆さんには感謝感謝です。また是非来たいです。
   
                     島津家ゆかりの仙巌園
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 本当に毎日忙しいのですが、特にこの一ヶ月以上は休みなしで働いているというか遊んできたというかずっと日曜日ごとに用事がありました。先月はこの鹿児島のライブ、翌週はお客さんの還暦パーティーで祇園ケントスでギターの仕事とそのあとの二次会。その翌週は横浜で大学関東支部の同窓会、そして今週はお客さんと食事会と飲み会。ちょっと食生活乱れています。

●(412) 2012年6月4日
「鹿児島ライブ」
 5月19日から「金子みすゞ」ライブで鹿児島行きました。東京でジャズスクールに通っている裕香嬢と前日に店で簡単に打ち合わせと練習。深夜に帰宅して忘れ物のないよう荷造り。翌日眠い目をこすりながら午後の便で伊丹から飛行機で鹿児島空港へ。19日のライブは串木野にある濱田酒造の金山蔵。空港バスで鹿児島中央駅へ、そこからJRで50分と結構時間がかかりました。2時間弱もかかることを考えていませんでしたのでリハ時間にギリギリの到着でした。あとで聞くと空港から直接串木野方面へ行くバスがあったとのこと。事前の交通手段はもっと調べておくべきでした。
 それにしても会場の薩摩金山蔵は立派なところでした。かつて江戸時代には日本一の産金量を誇ったという串木野金山で、その後三井金山としての広大な土地ですが今は濱田酒造が運営しています。坑道の中は年間を通じて温度が安定しているので酒造りと貯蔵のための蔵として使い、上には買い物をしたり焼酎を飲みながら食事のできる素敵なお店やホールもあります。坑道の中は可愛いトロッコ列車に乗ってお酒の貯蔵庫などを見学できるようにもなっています。
 「金子みすゞ」コンサートは6時半から。濱田酒造さんはCMで河島英五さんを使っておられたので、あらかじめ無理やり裕香嬢に「酒と泪と男と女」を覚えさせておいてコンサートの途中でデュエットで披露。コンサート終了後は当然美味しい料理と焼酎。ただし翌日ライブのお寺のご住職が川内(せんだい)の料理屋へ案内するとお迎えです。美味しい料理もそこそこにして川内へ向かいましたが、またまた美味しいものをいただくことになりました。さば、きびなご、飛び魚、京都ではあまり見ない朝日ガニ、パッチンえび(うちわえび)など新鮮な海の幸と何といってもその店自慢の人気メニュー、目の前で揚げてくれる熱々のさつま揚げは絶品。そもそもこの揚げたてのさつま揚げを食べさせてあげるというのが住職のご意向。川内の夜はそのあとも飲み歩いて深夜にホテルへ。翌日はお寺の本堂で「降誕会」という親鸞聖人の生誕をお祝いする会でのコンサート。この淨光寺へは5年前の妻の元気な時にもよんで頂き、そのときも美味しいものを食べて翌日には知覧などへご案内して頂き鹿児島を満喫した思い出があります。

  
           新緑に囲まれた薩摩金山蔵                     淨光寺

●(411) 2012年5月28日
「金環日食と旧暦新月」
 先週の21日の金環日食では鹿児島は中心線が通る場所でしたので大いに期待していました。ホテルもそのこともあって当日は宿泊客も多かったということです。私どもも観測用メガネも用意して行ったのですが朝から少し雨も降っているというような生憎のお天気。ホテルのロビーにもたくさんの人が桜島に向かって座っていたのですが雲が切れる様子もなく無情にも日食の時間が過ぎてゆきました。残念!
 あの5月21日は旧暦では4月1日の新月ですが日食が起こるのは必ず新月の日なのです。旧暦のことなどまったく気にされてはいないでしょうが旧暦では今年の3月は2度ありました。4月20日で一度3月が終わった後、4月21日から閏(うるう)3月になって5月20日は旧暦では閏3月30日、翌21日は4月1日ということになっています。閏は「付け足し」の意味です。旧暦は月の満ち欠けによる暦ですから1日は新月です。月の満ち欠けで作る旧暦(太陰太陽暦)では通常の1年は約354日しかありません。新暦に比べて約11日も短く、3年も経つと約1ヶ月の狂いが生じてきます。閏月はおおむね3年に1回、正確には19年に7回の割合で設けられることになります。ということで今日5月28日は旧暦ではまだ4月8日で今年は6月20日からやっと旧暦5月になります。
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 鹿児島でも忙しく過ごしましたが帰ってからも大変な忙しさで毎日走り回っています。27日の日曜日も祇園ケントス貸し切りでお客さんの還暦のパーテイー。ギターの仕事とそのあと923で二次会。来週日曜も用事があるので約一ヶ月ずっと休みなしで働く(遊ぶ?)ことになりそうです。

●(410) 2012年5月21日
「糖尿病その後」
 みんな家族や自分が病気になってその病気のことを勉強することになります。私も3月半ばに糖尿病という診断を受け、初めてその糖尿病のことをいろいろと勉強することになりました。今までも糖尿病に関しては概略は知っていたのですが大した知識はありませんでした。今回で血糖値のこと、HbA1cというヘモグロビンの数値のこと、進行すると他臓器との合併症などで本当に大変なことになってしまうということなど、いろいろ勉強させてもらいました。今回入院以降、毎食前に血糖値の測定をして、そのあとインシュリンを打っていますが、指から採血したりインシュリンを打を打つことにもすつかり慣れました。インシュリンの注射も僅かだけなのですが毎食前ということでなかなか面倒くさいものです。家での食事の場合はいいのですが外での食事の場合には特に困ります。先日も店の女性たちとの飲み会でも注射器を持参して乾杯前に腹部に注射ということで、内々の気楽なメンバーの時はいいのですがなかなか外食にも行けません。また周りの人にインシュリンを打っているというとまったく病人扱いで心配してくれます。現在は真面目に運動も始めて毎日約3キロを4、50分ほど歩くか走るようにしています。血糖値は安定していて退院してからも100前後で良好です。一ヶ月ぶりの先日の検査でHbA1cの値も一気に下がって7台と相当な改善です。
 また5月GWの連休明けから知人の勧めで糖質制限食を始めました。その制限食はご飯、パンなど主食を食べない生活で糖質と炭水化物はダメなのですが、それ以外ならカロリーは気にせず肉、魚、チーズ、バターなど結構何でも食べもよく、なんといってもお酒が飲めることが一番嬉しいです。お酒はビール、日本酒はダメですが焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は大丈夫ということなのでついつい飲んでしまいます。その後の検査の結果も非常に良いようですのでとりあえず気楽に2、3ヶ月続けて数値が安定するのを期待しています。
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 鹿児島ライブへ行ってましたので更新が遅くなりました。最高に楽しい思い出いっぱいの旅でした。旅行中は食べ飲み放題に運動ナシ。ちょっと乱れました。


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