2004年度 形の文化会 大会・総会のご案内
日 時  2004年4月25日(日) 午前10時〜午後5時
場 所  京都大学大学院 人間・環境学研究科 地下会議室
http://www.h.kyoto-u.ac.jp/soujin/welcome/map.html)
参加費  1,000円
懇親会場 京都大学百周年時計台記念館レストラン ラトゥール
懇親会費 5,000円
ごあいさつ
 春爛漫の季節、早いところでは桜が散っている時候となりましたが、会員の皆様にはますますご清祥のことと拝察いたします。
先般研究発表募集の際に予告いたしましたように、2004年度の形の文化会大会・総会は以下の要領で開催いたします。特別講演には、京都国立博物館京都文化資料研究センター長 狩野博幸さんをお迎えします。また、懇親会はこの度京都大学百周年を記念して改装工事を施し再生した、京都大学百周年時計台記念館のお披露目を兼ねて、館内のレストランで催します。多数の皆様のご参加をお待ちしています。会員外の方も是非お誘い下さい。
形の文化会会長 金 子 務
開催校幹事 高橋 義人(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
形の文化会事務局 山口 義久


【プログラム】
10:00〜10:10/会長挨拶 金子 務(大阪府立大学名誉教授)
10:10〜10:40/研究発表1「卒業写真に見る服装と髪型の変化」中村 治(大阪府立大学総合科学部教授)
10:40〜11:10/研究発表2「たたみかえの数理―オリガミ六角形(ヘキサフレクサゴン)の一般 解」
         西山 豊(大阪経済大学経営情報学部教授)
11:10〜11:40/研究発表3「筆書き紋様Kolamの図学的考察 (1) ―紋様Kolamの概要とその性質」
         長田昌次郎(InterVision研究工房)、柳沢 究(神戸芸術工科大学大学院助手)
11:40〜12:10/研究発表4「筆書き紋様Kolamの図学的考察 (2) ―紋様Kolamの線形化描画法」
         柳沢 究、長田昌次郎

12:10〜13:10/昼休み
13:10〜14:00/総 会

14:00〜14:30/研究発表5「狛犬の持つ手毬の謎」 宮崎 興二(京都大学名誉教授)
14:30〜15:15/特別研究発表「柔らかい時計」小山 清男(東京芸術大学名誉教授)
15:15〜15:30/休憩
15:30〜17:00/特別講演「洛中洛外図に見る京の形」
         狩野 博幸氏(京都国立博物館 京都文化資料研究センター長)
司 会:宮崎 興二、三井 秀樹(筑波大学芸術学系教授)


< お問い合わせ >

形の文化会事務局
〒599-8531 堺市学園町1-1
大阪府立大学総合科学部人間科学科
現代思想研究室気付・山口義久


第36 回 形の文化会フォーラム(大阪)のご案内
(国立民族学博物館共催)
テーマ「からくり」
日時:2004年1月31日(土)(13:00受付)13:30-17:00+懇親会
場所:国立民族学博物館/第5セミナー室(エントランスホールの大階段をあがって左奥)
フォーラム参加費:1000円
懇親会参加費:5000円程度の予定

講演1(13:45-15:15)
「からくりと世語りーアラビアン・ナイトにおけるオートマタとイスラーム世界の科学技術ー」山中由里子(国立民族学博物館・助手)
講演2(15:30-17:00)
「カメラオブスキュラ(写真鏡)」中川邦昭(写真家)
今回のフォーラムでは、人々を巧妙な仕掛けで魅了するとともに、想像力を刺激し、その仕掛けを現実世界に応用することを試みさせてきたからくりをとおして、形について考えたいと思います。会員外の方もお誘いの上、ご参加をお待ちしております。
なお、当日、自然文化園(有料)を通行される場合、同園窓口で会員の方にお届けしました案内状をご提示いただければ、無料通行券をお渡しします。民族博物館入館の際にも案内状をご提示ください。
(形の文化会会長 金子務、コーディネーター 中村治(大阪府立大学))


●「からくりと世語りーアラビアン・ナイトにおけるオートマタとイスラーム世界の科学技術ー」講演要旨●
人は古代ギリシア時代から、あるいはもっと古くから、自然の生き物と同じように動く人や動物の自動機械を開発し、また物語世界の中で想像してきた。アラビアン・ナイトの中にも、自動的に鳴いたり、話したり、動いたりする動物や人間の像がいくつか登場し、人を楽しませ、驚かせ、助け、時には殺したりする。講演では、アラビアン・ナイトに描かれたからくりの数々を採り上げ、その背景にある、中世イスラーム世界が古代ギリシアから継承し、さらに発展させた高度な技術知識について述べる。物語の作り手の想像力を刺激した最先端の技術と、科学の一歩先をいった夢で人々を魅了した物語ーーアラビアン・ナイトを通してこの科学と空想の共鳴関係を探る。
●「カメラオブスキュラ(写真鏡)」発表要旨●
カメラの全身であるカメラオブスキュラについて、歴史的変遷とその装置に映った映像がどのようにして絵画作品になっていったのか、写真鏡を通して考察する。


第35 回 形の文化会フォーラム
テーマ「『笑い』の原点を問う」
2003年10月25日(土)(13:30受付)14:00-17:00+懇親会
慶應義塾大学三田キャンパス 研究室棟1階A・B会議室
講演1「笑いのありか −ベイトソンの思想」宮坂敬造(慶應義塾大学文学部教授)
講演2「ブリューゲル −民衆の笑い」森洋子(明治大学文学部教授)

去る10月25日、上記のように慶應義塾大学21世紀COE人文研究拠点(芸術学)との共催で、第35回形の文化会フォーラムを開催いたしました。
[テーマ解説]
誰かのことを笑う、権威を笑いとばす−そのとき、われわれの意識はどのようなエネルギーを発散または獲得しているのか。社会的現実が笑いの素地を形成していることは紛れもない。人間の心性の解明は、社会環境と人間のおりなすダイナミクスを視野におかなければ成立しえないだろう。文化人類学・象徴的コミュニケーション論の視点から人間科学を追求する宮坂氏と、フランドルの画家ブリューゲルをはじめとする西洋美術研究で知られる美術史家・森洋子氏による講演。おふたりの講演と討議から「笑い」の本質に迫りたい。(コーディネーター:前田富士男)


「形の文化会」会員も多く所属する 「形の科学会」 から出版のお知らせ
『形とシンメトリーの饗宴』(森北出版)
1994年につくばで開催された国際会議「かたちの知・知のかたち」Katachi U
Symmetry(略称KUS)の日本語版報告書です。さらに詳細は下記をご覧ください。


http://www.koalanet.ne.jp/~ogawa-t/morikita.html


2003年度形の文化会大会・総会

日時 平成15年4月26日(土)9:30-17:05
会場 慶應義塾大学 三田学舎 大学院棟
   (JR三田駅より徒歩8分、地下鉄都営三田線三田駅から徒歩7分)
参加費 \1,000-


●研究発表プログラム
 司会:小町谷朝生・荒川紘
 09:30 受付開始
 09:50 開会挨拶:金子務(形の文化会会長)
 10:00-10:20 一松 信『数列のパターン』
 10:20-10:40 郭 清蓮『多面体アイコンとその応用』
 10:40-11:00 佐倉 香『レオナルド・ダ・ヴィンチの自然描写に関する一考察』
 11:00-11:20 笹本 純『マンガにおけるキャラクター造形の揺れについて』
 11:20-11:40 金 京姫『アール・デコ文様にみる日本の装飾文様の影響』
 11:40-12:00 小川 泰『落語の文明的深さ−諷刺と文明批評の側面を中心に』
 12:00-12:20 近藤誠造、他2名『備前池田家伝来能装束文様の分析−対称性の群の観点より−』
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 12:20-13:10 昼食

●13:10-13:50 総会
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●特別講演(1)14:00-15:25 「笑いの美術史」若桑みどり氏 (美術評論家)
<プロフィール>
東京生まれ。東京藝術大学専攻科修了。専門:西洋美術史、千葉大学名誉教授、川村学園女子大学教授。著書『象徴としての女性像』筑摩書房、『皇后の肖像』筑摩書房、『イメージの歴史』NHK出版、『フィレンツェ』文春文庫、『もうひとつの絵画論』(共著)松香堂書店、他多数。


●特別講演(2)15:40-17:05 「みちのくの笑い−太宰治と棟方志功を中心として」長谷部日出雄氏 (直木賞、大仏賞受賞作家)
<プロフィール>
青森県生まれ。早稲田大学文学部、読売新聞社を経て作家活動にはいる。1972年直木賞受賞『津軽世連れ節』『津軽じょんがら節』、1979年芸術選奨文部大臣賞『鬼が来た−棟方志巧伝』、1986年新田次郎文学賞『見知らぬ戦場』、2002大仏賞『桜桃とキリスト』、他多数。
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大会終了後、別会場にて 懇親会(会費\5,000-)


 第34回フォーラム

今回のフォーラムには、無類の演劇好きだった古代ギリシャ人、伝統の演劇が今も息づく日本を背景に、ギリシャ哲学における演劇と笑いの分析と狂言における笑いの世界に触れながら、笑いの形について考えます。
会員のみなさまのご参加をお待ちしています。会員以外の方もお誘いください。

テーマ「笑いの形」
日時 平成15年3月15日(土)13:20−16:45(13:00受付)
会場 大阪府立大学総合情報センター・視聴覚室
●プログラム
 司会:中村治(大阪府立大学教授)
 13:20 開会挨拶 金子務(形の文化会会長)
 13:30-15:00 講演1「ギリシャ哲学と笑い」山口義久(大阪府立大学教授)
 15:15-16:45 講演2「狂言の笑い−日本の喜劇の復権」安東伸元(日本能楽会会員 大蔵流狂言方)
●参加費 1,000円
 終了後、懇親会を予定しています(会費別途)。

第33回フォーラム
今回は初日のフォーラム終了後、懇親会を筑波山中腹に移して筑波山温泉にて宿泊し、翌日は日本の桃源郷といわれる八郷の里を経て、笠間の芸術の森にて陶芸と美術の散策を行います。会員外のご参加も大歓迎します。

テーマ「環境のかたち」
日時:2002年10月5日(土)〜10月6日(日)
会場:筑波大学芸術専門学群校舎 52B11 階段教室
●プログラム
10月5日(土)
10:00〜11:50 受付、研究発表1、2、3、4、
13:20〜14:40 特別講演/国安孝昌「私のランドアート論」
15:00〜16:20 特別講演/渡辺誠「都市の形」
18:30〜20:30 懇親会
10月6日(日)
09:00〜14:30 笠間エクスカーション
●会費
フォーラム講演会会費/1,000円(学生無料)
懇親会費/11,000円(国民宿舎一泊2食含む)
エクスカーション参加費/5000円(施設入場料、昼食、車代等)


『形の文化誌』9号刊行のお知らせ

Journal [ katachi : form&imagination ] vol.9
特集「芸道の形」-日本的小宇宙の伝承
[ Feature articles ] - Japanese Traditional Accomplishments
2002年8月1日発行/工作舎  http://www.kousakusha.co.jp

『形の文化誌』10号原稿募集のお知らせ
次号のテーマは「笑いの形」(マンガ、落語から心理学まで)。
投稿締め切りは2002年12月末日です。
詳しくは 形の文化誌(journal)  をごらんください。

『かたちのおもしろ博物館』展開催のお知らせ
・宮崎興二氏による『○△□の今と昔』展示
・浦田清子・山中喜美子両氏による『手まりと水引きの造形』展示 日時:2002年7月20日から8月31日
場所:滋賀県泰荘町(はたしょうちょう)歴史文化資料館
tel : 0749-37-4500
http://www.town.hatasho.shiga.jp/rekibun/riyou/index.ht






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last update 05.aug.2004
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