岩手県内のその他のバス会社

これまで会社ごとに区分けしてきた各社は、いわば県内大手とも言うべき会社でしたが、この他にもバス事業を営む会社があります。
貸切バス会社では、中小型専門の新日本観光バス(本社・江刺市)と1986年にバス事業に参入した第三セクター鉄道の岩手開発鉄道があります。また青森県の三八五バスも岩手県内に営業権を持っています。この他に、貸切(限定)免許で企業送迎などを行う富士モーターサービス(滝沢村)と清和運輸(北上市)があります。
自治体の委託により廃止代替バスなどの運行を貸切免許で行っているのは、岩泉自動車運輸(岩泉町)、田野畑交通(田野畑村)、丸由タクシー(一戸町)、小川タクシー(岩泉町)があります。
なお、これらの会社については、車両の写真はほとんど撮っていません。したがって、撮影できた写真だけを掲載しています。

岩22あ68
岩22あ68

撮影:盛岡駅(1986.9.27)

小川タクシー 三菱K-BH212F

岩泉町で廃止代替バスに使用されている小川タクシーのマイクロバス。三菱「ローザ」の路線バス仕様車です。
この日は貸切で盛岡まで来ていました。

岩22か2268
岩22か2268

撮影:盛岡駅(1987.7.26)

岩手開発鉄道 日野P-RR192B(1986年式)

大船渡市に営業所を置き、貨物輸送を中心にした小規模な鉄道会社である第三セクターの岩手開発鉄道が、1986年より貸切バス事業に参入しました。
これはその最初の2両のうちの1両で、中型のハイデッカーです。

岩22か2218
岩22か2218

撮影:本社(1986.4.4)

富士モーターサービス 三菱P-MS715S(1986年式)

滝沢村に本社を置く富士モーターサービスが1986年に新規購入した標準床のエアロバス。エアロバスといえばフルデッカーが標準なので、多少平べったい感じではありますが、エアロバスのない岩手県では新鮮でした。
隣には、いすゞのマイクロバス岩22あ53が見えます。

廃車体(岩22か1425)
岩22か1425

撮影:大釜幼稚園(1986.5.5)

富士モーターサービス 日産デ5RA106(1972年式)

滝沢村に本社を置く富士モーターサービスの貸切(限定)車。
日立電鉄からの譲受車ですが、撮影時には廃車になっていました。

登録番号不明
RC100P

撮影:本社(1988.3.17)

清和運輸 日野RC100P

北上市の清和運輸には、おかしな車両がたくさんいることは知っていましたが、結局撮影の機会に恵まれず、最後に隣接地から2枚が撮れただけでした。
これはサブエンジン冷房の貸切タイプRC100Pです。後方に見える赤と黄色の車両も日野車です。

岩22か2174ほか
BH20P

撮影:本社(1988.3.17)

清和運輸 日野RV530P

並んだ後ろ姿3台です。
左が岩22か2174で日野のRV530P。中央は岩22か2175でいすゞのBH20P、前のほうで段落ちした側窓が特徴。右は岩22か1812で元はとバスのいすゞBU20KPのように見えます。

ページ上部へ戻る

80s岩手県のバス“その頃”