保存車の世界

外国製のバス

海外で使われていたバスを日本で保存している例を紹介します。外国にある保存車と言う勘違いがないようにこのタイトルにしましたが、フォードなど外国製のバスを日本で使用した場合の保存車は「戦前〜終戦後の保存車」のところにあります。
現実的に外国製のバスを日本で保存している実例は、あまりないようです。

技号
TSD40

撮影:小野澤正彦様(アクトランド 2015.5.15)

ボクスホールモータース ベッドフォードOB

イギリスのボクスホール(Vauxhall Motors)製のボンネットバス。第二次世界大戦中1939年から1951年の間に作られたそうです。車体はデュプル(Duple)製とのこと。
流線形のスタイルは日本車にはない個性を持ち、復元保存のために譲り受け、1991年に車検を取得したそうです。
愛称は「技(たくみ)号」。

保存車
ロンドンバス

撮影:岡山市(2005.9.3)

両備バス AECリージェントⅢ(1950年式)

両備バスが1978年にロンドン市から購入したと言うロンドンバス。現在は本社前に展示され、車内の開放やクリスマスの飾りつけなどイベントにも使用され、市民に親しまれているとのことです。
正面グリル下にはKXW263の番号が入っています。

静態保存車
ロンドンバス

撮影:下関市(2017.12.9)

AECルートマスターRM(1962年式)
ロンドンバス

撮影:下関市(2017.12.9)

下関市がロンドン交通局から無償譲渡を受け、2008年〜2013年の間、下関市の観光路線バスとして運行していたロンドンバス。日本での運行に当たり、1階と2階に非常口を新設しています。
2013年3月の運行休止後、英国との友好関係の証として、下関市の「あるかぽーと」で静態保存されています。脇にはガス灯が立ち、「恋人たちのベンチ」が置かれ、「時の停留所」が立てられるなど、雰囲気を盛り上げる工夫がなされいます。
前後には164CLTと言う現地ナンバー、側面にはRM1164というシリアルナンバーも残されています。
方向幕には、下関駅〜城下町長府間を運行していた時の英語表記がそのまま残されています。

保存車
ロンドンバス

撮影:日本自動車博物館(2005.3.20)

日本自動車博物館 AECリージェントⅤ(1963年式)

日本自動車博物館に展示されていた2階建てバスです。
この車両に限って、ちゃんとした説明板が見当たりませんでしたが、「レイランド」と書いてありました。2階部分がオープンになっていますが、そのため車高が低く、日本の車検をパスした唯一の車両だと書かれています。方向幕は現地のもののようです。

保存車     ブリストル・ロデッカ(1967年式)
ロンドンバス

撮影:飛騨高山美術館(2017.5.5)

ロンドンバス

撮影:飛騨高山美術館(2017.5.5)

ロンドンバス

撮影:飛騨高山美術館(2017.5.5)

岐阜県の飛騨高山美術館が所有するロンドンバス。2001という自家用ナンバーを持ち、当初は高山駅と美術館との間を無料シャトルバスとして運行していましたが、2010年頃に運行を休止し、現在は美術館のシンボルとして静態保存状態となっています。
車内は見学可能になっており、2階の天井には北島康介選手他オリンピックメダリストの直筆サインが貼られています。2008年の名古屋でのイベントの際のものだそうです。
車内の掲示物によると、この車両は名古屋の日通商事による復元されたとのことです。また、銘板によると、シャーシ番号は236194、ボディはイースタン・コーチ製で16195のボディ番号です。一方、フロントの英国ナンバープレートにはSRB 65Fの番号が残ります。
右写真は2階席の車内。この車両の場合、1階と2階を結ぶ階段は前方にあります。

保存車
ジープニー

撮影:貝塚公園(2006.9.29)

ジープニー

フィリピンの乗合自動車で、開放型の客席の18人乗り。ボディには派手な装飾が施されています。エンジンはいすゞ製です。
1989年に福岡で開催されたアジア太平洋博覧会で展示された車両で、両脇の三輪タクシー「トゥクトゥク」も同様です。

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80s岩手県のバス“その頃”