古バス民族学
移動店舗
第二の人生を送るバスの中で、自家用ナンバーがついた移動店舗。 開店する際にはどこかから走ってくるものもありますが、ずっと同じ場所で動かないものもあるようです。ナンバープレートがついているものがすべて車検付というわけではありません。
麺バス亭
撮影:畦道ノスタルヂィ様(大阪府 2024.11.30)
三菱U-MK117J
撮影:畦道ノスタルヂィ様(大阪府 2024.11.30)
三菱エアロミディを使った移動式のバスラーメン。2022年11月に兵庫県姫路市でオープンし、固定店舗をベースにイベント出店もこなしているお店です。
この写真は、大阪府で開催された「昭和レトロカー万博」に出店していたときのもの。
1988〜93年のスタイルで、自家用スタンダード仕様ということで型式を推定しました。
ひまつぶしcafe
撮影:終点横川目様(花巻市 2024.12.5)
三菱P-FK467K
撮影:終点横川目様(花巻市 2024.12.5)
三菱の中型トラックファイターをベースにした特注ボンネットバス。車体は名自車体製。
車内で挽いた挽き立てコーヒーを販売する移動販売車で、この時は岩手県の「道の駅はなまき西南」に来ていました。
似たようなスタイルの車両は福井鉄道にもありましたが、この車両はドアや窓の特徴から、知多乗合のものとそっくりです。知多乗合であれば1990年式。
移動パーラー
撮影:ちょご姉様(読谷村 2013.8)
沖縄バス 三菱P-MP218K
移動パーラーが代替されていました。しかし、先代と同じエアロスターKなので、見た感じは変わりません。むしろ、逆T字窓からサッシ窓に変わり、古くなったようにさえ見えます。
元車両はやはり沖縄バスですが、さらに遡ると横浜市交通局。前ドア次位に、側面方向幕の名残があります。
移動パーラー
撮影:ちょご姉様(読谷村 2012.9.14)
沖縄バス 三菱P-MP218M(1986年式)
撮影:貴チャン様(読谷村 2012.10.3)
偶然にも二人の方からほぼ同じ時期に撮影した写真を頂いたので、1枚ずつ掲載します。
かつては数多く見られたと言う沖縄の移動パーラー。名物の紅いもソフトクリームの看板が目立ちますが、他の食べ物も販売しているようです。
店開きの場所はいつもこの場所と決まっているようですが、自走してここまで毎日来るそうです。
ちょご姉様によると、沖縄バス時代の社番は1934、現在の登録番号が934なのは単なる偶然でしょう。
(ちょご姉様によると、2013年8月現在、上のP-MP218Kに代替)
移動パーラー
撮影:ちょご姉様(読谷村 2005.7.1)
撮影:ちょご姉様(沖縄県 2004.7.3)
沖縄バス 三菱MP117K(1978年式)
先代の残波岬の移動パーラーも沖縄バスの車両でした。やはり中央部がカウンターに改造され、建物用のクーラーの増設等が行われています。
下写真は車庫にいる珍しい姿。カウンター部分の改造の様子がよく分かります。カウンターの窓は、元のサッシ幅を生かしたまま、下方に拡大されているようです。
2008年に上の1986年式に代替されたようです。
移動ピザバス
撮影:静岡市(2013.4.13)
元小田急バス いすゞP-LV314L(1989年式)
静岡県のピザ屋さんですが、ナンバープレートのついたバスで、様々なイベント会場へ出向き、バスの中で焼いたピザを提供します。焼いたピザは、バス車内後部の座席で食べることも出来ますし、持ち帰ることも出来ます。
中ドアの前にバス停の形をした看板があり、メニューもそこに書いてあります。
バスラーメン
撮影:足利市(2009.6.20)
献血車
自家用ナンバーがついているので移動可能な車両ですが、ほとんど据え置き状態のラーメン屋。
なまこ壁のデザインに生まれ変わり、提灯がぶら下げられるなど和風のラーメン屋になりきっていますが、見たところ以前は献血バスだったと思われます。多分いすゞ車で、車体は東京特殊車体製ではないかと思います。
バス屋台
撮影:南箕輪村(2011.2.19)
日野U-HT2MPAA
屋台村に置かれた青いバス。ラーメンの提灯が揺れていますが、伊那名物ローメンが目玉のようです。ナンバープレートがついていますので廃車体ではありませんが、基本的には据え付け利用に見えます。
京浜急行によくあるスタイルですが、長尺でツーステップ、また正面に日野エンブレムの形跡が残ります。
(2018年7月に撤去を確認)