古バス民族学

ベア・マウンテン

ベア・マウンテン 北海道十勝にあるヒグマを間近で観察できる森林公園が「ベア・マウンテン」です。
東京ドーム約3.2個分に相当する15haの敷地には、全長370mの遊歩道(歩道橋)が張り巡らされており、歩いて園内を回ることができます。もう一つの方法として、「ベアウォッチングバス」が、1.2kmの園内コースで運行されており、これに乗車して車内からヒグマを観察することも出来ます。

ベアウォッチングバス 1号車
HU3KPAA

撮影:新得町(2021.6.5)

日野U-HU3KPAA(1991年式)
HU3KPAA

撮影:新得町(2021.6.5)

ベアウォッチングバスの1号車。エアサス、高出力、長尺の2ドア車です。後面を見ると、3連テールに、日野ブルーリボンのネーム入りという姿です。
前ドアは上部を除いて外扉でガードされ、前面窓から側面、後面のガラス窓まで、ほとんどすべて金網で覆われています。車内座席から目の高さにある固定窓部分のみ、ヒグマをウォッチングできるよう、ガードのない状態です。
バスの型式、年式は、4両とも海外鉄道撮影記によります。(注1)

ベアウォッチングバス 2号車
HU2MPAA

撮影:新得町(2021.6.5)

日野U-HU3KPAA(1991年式)
HU2MPAA

撮影:新得町(2021.6.5)

2号車から4号車まで3両は同形で、通常出力ですが、やはりエアサスで長尺車です。またこれらは、セミオートマチック(機械式AT)の日野EEドライブを装備しているそうです。
外観上の1号車との相違点として、中ドア次位に大型方向幕対応窓があります。

ベアウォッチングバス 3号車
HU2MPAA

撮影:新得町(2021.6.5)

日野U-HU3KPAA(1991年式)
HU2MPAA

撮影:新得町(2021.6.5)

2号車と同型車。
ホイールキャップは、ヒグマが手を出しても巻き込まないようにということか凹凸のない白いものがはめられています。後輪は、タイヤガードが取り付けられています。
右側面の中央部の通気孔が、EEドライブ採用車両を見分ける点です。

ベアウォッチングバス 4号車
HU2MPAA

撮影:新得町(2021.6.5)

日野U-HU3KPAA(1991年式)

同型車ですが、駐車場に戻って来たので停車してから撮ろうと思っていたら、そのまま乗降場に向かって登って行ってしまいました。
なお、これらは元トマム・リゾートのエリア内バスだった車両だと思われます。(注2)

ベア・マウンテン
ベア・マウンテン

ベアウォッチングバスの乗り場から発車する4号車。
後ろの斜面に広がるのは、サホロリゾートスキー場。

十勝サホロリゾート

このエリアのリゾート経営を手掛ける十勝サホロリゾートの送迎バスにも、ちょっと気になる車両がいましたので、ご紹介します。

十勝サホロリゾート
セレガ

撮影:新得町(2021.6.5)

日野セレガFD

日野ウィングマークを掲げた初代セレガ。見たことのあるカラーデザインですが、カタログカラーでもあったので、元からここの送迎バスだったのだと思われます。

十勝サホロリゾート
エアロミディMJ

撮影:新得町(2021.6.5)

三菱エアロミディMJ

三菱の中型ノンステップバスで、9mクラスですが、リアオーバーハングを短くし、ホイールベースを長くした独特のプロポーションです。ノンステップエリアが広いという特徴があります。2000〜2004年の間に製造されました。

(注1)
ベアウォッチングバスの型式、年式については、海外鉄道撮影記によります。また、日野EEドライブ採用車両である点も同サイトの記載に基づいています。
(注2)
トマム・リゾートは、1991年にアルファ・コーポレーションにより開業しており、このバスはその開業時に用意されたものだと思われます。1997年に同リゾートは加森観光の運営に変っています。(2005年から、同リゾートは、星野リゾートが経営)
一方、ベアマウンテンは、2006年に加森観光の子会社の十勝サホロリゾートにより開園しています。トマム、サホロともに加森観光が経営していた時期に、車両の転用が行われたものと想像できます。
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80s岩手県のバス“その頃”