80年代のバス・・・そのあと

岩手県交通5(貸切バス)

1980年代に貸切バスだった車両のその後の姿です。
なお、解説文は撮影時点での状況に基づいています。

岩手200か345
岩手200か345

撮影:53様(北上営業所 2004.8.19)

岩手県交通 いすゞK-CRA580(1981年式)

1981年に増備された平屋根貸切車のうちの1台で、岩22か1617の再登録だそうです。
国際興業貸切カラーに塗り替えられた姿は私も記憶していますが、この車両は更にもう1回塗り直されているのか側面ロゴがイタリック体になっています。
湯本営業所に配属されている姿です。

(注)2005年6月現在、廃車済みです。

岩22か1882
岩22か1882

撮影:カレン様(都南営業所 2004.5.26)

岩手県交通 いすゞK-CDM410(1983年式)
岩22か1882

撮影:岩手県交通ファン様(都南営業所 2004.9.12)

かつての中型貸切車。国際興業グループ入りに伴い、国際興業貸切カラーに塗り替えられていましたが、乗合格下げに伴い県交通カラーへ復帰を果たしました。
正面方向幕や県交通社紋など若干の違いはあるものの、個人的には登場時の姿をしのぶに充分な姿です。
現在は、河南中スクールに使用されているようです。

岩22か1877
岩22か1877

撮影:ねこも様(大船渡営業所 2006.3.26)

岩手県交通 いすゞK-CSA580(1983年式)

2006年3月31日で廃止になる特急バス大船渡−水沢線に使用されているハイデッカーⅡ型。20数年を経たボディでの特急バス運行はちょっと厳しかったかもしれませんが、これも今となっては思い出です。
側面のエンジ色の社名表示も最近ではイタリック体になるなど姿を変えており、このバスのような基本的なデザインもやがて見られなくなるのでしょうか。

岩22か1878
岩22か1878

撮影:ねこも様(大船渡営業所 2006.3.26)

岩手県交通 いすゞK-CSA580(1983年式)

こちらは予備車として留置中の同型車。
貸切車としての登場から、国際興業カラーへの変更、特急バスへの格下げなど幾多の波乱を経ての現在ですが、色が変わった以外は当時とあまり変わりません。

岩手県交通 いすゞK-CSA580(1983年式)
岩22か1880

撮影:岩手県交通ファン様(鶯宿温泉 2003.7.21)

岩22か1880

上の車両の続き番号ですが、こちらは雫石営業所のローカル線に使用中です。
鶯宿温泉の折り返し所で待機中。ハイデッカーⅡ型は後ろの窓も縦長です。

岩22か1976
岩22か1976

撮影:カレン様(一関営業所 2004.4.4)

岩手県交通 いすゞK-CSA580(1983年式)

ハイデッカーⅡ型の増備車で,正面のマスク形状が変わりました。現在では一関−大船渡間の特急バスに使用されているようです。
ところでこの車両,上の写真の車両と年式は同じですが、上の車両が1983年1月製、こちらは1983年12月製ということで,1年後の増備車ということになります。路線の中型車にも言える事ですが,この1983年12月の時点でいすゞのマイナーチェンジ実施後だったため,1983年製というのは複数のタイプが混在しています。

岩22か2199
岩22か2199

撮影:ねこも様(雫石スキー場 2003.3.28)

岩手県交通 いすゞP-LV219Q(1985年式)

1985年に貸切の新車として導入されたモノコックボディのLV。この73SCと呼ばれるボディは,1973年にBUなどの観光ボディとして登場して以来,マスク形状やフェンダ形状は変わりましたが,基本は変わらずにLVにまで架装されてしまいました。
乗合に格下げ後,写真の車両は滝沢営業所に配属され,冬になると雫石スキー場線に使用されているということです。

岩22か2200
岩22か2200

撮影:岩手県交通ファン様(盛岡駅 2003.5.5)

岩手県交通 いすゞP-LV219Q(1985年式)

上の車両と同型で、雫石営業所で使用中です。
写真は、盛岡駅−小岩井農場間の「まきば号」に使用中。“その頃”には「まきば号」というのはボンネットバスだったのですが・・・。

岩手200か105
岩手200か105

撮影:岩手人様(一関営業所 2005.4.24)

岩手県交通 いすゞP-LV219S(1985年式)

1985年にブルー濃淡の貸切新カラーで登場した貸切・高速新車の中で1両だけのハイデッカーⅣ型だった岩22か2203が登録変更した姿だそうです。
乗合に格下げされた後、盛岡−釜石間で使用されていましたが、2004年に大船渡に転じ、一関−大船渡間の特急バスとして使用中。

岩手22き77
岩手22き77

撮影:岩手人様(大船渡営業所 2005.11.13)

岩手県交通 いすゞP-LV719R(1988年式)

「高速仙台」の方向幕を見てアレ?と思いました。
この車両、私は出会っていないのですが、当時計画が進んでいた盛岡仙台線に使用するため先行発注したと聞いています。同じく準備が進んでいた東京線の増発にも使えるようにとスーパーハイデッカーになりました。しかし、事業者間の調整で運行開始が遅れたため、貸切車としての登録になりました。カラーがどっちつかずなのはそのためです。
17年の時を経て、高速バスに格下げされましたが、その仕事場は大船渡〜仙台線だそうです。「高速仙台」と言っても別の路線でした。バブル期の産物とはいえ、SHDで盛岡〜仙台間を走ってもらいたかった気もします。

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80s岩手県のバス“その頃”