その後の廃車体

スクールバス

岩手県内にある自家用バスの廃車体のうち、自治体等のスクールバスとして使用されていたと思われるものをまとめました。

廃車体
BU05

撮影:一関市民様(前沢町 2003.10.19)

自家用 いすゞBU05
BU05

撮影:一関市民様(前沢町 2003.10.19)

岩手県南バスの赤い部分を青くしたカラーデザインを持つ廃車体。前沢町の「スクールバス」だったようです。かつては、地元の路線バスカラーの色違いを採用する自治体がありました。
BU05車両は川崎車体の前ドア車ですが,横と後ろに方向幕付。特に横の方向幕は通常のHゴムではなくサッシに組み込まれたタイプです。また,後部エンジン通気孔付近に,テールライトを移動した跡があります。これらの特徴は,このボディ初期の特徴を示していますので,1966年式くらいと予想できます。
また右写真のように,正面のいすゞエンブレムの下に「ISUZU」というローマ字の切り文字も入っているのが特徴です。

廃車体
BA20

撮影:岩手県交通ファン様(石鳥谷町 2005.6.15)

自家用 いすゞBA20
BA20

撮影:岩手県交通ファン様(石鳥谷町 2005.6.15)

某県立高校の名前が残る廃車体。北村製作所製ボディというのがレアな感じです。
非常口の窓が丸いのは、北村製作所のボディの中でも初期のものだと思われます。

廃車体
BA20

撮影:牧場主様(七戸町 2006.7.16)

自家用 いすゞBA20

上の廃車体と仕様もカラーも同じ北村製作所製ボディの廃車体。なるほどこちらも岩手県内の県立高校の自家用バスでした。現在の場所は青森県ですが、出所が岩手県とはっきりしているのでこちらのページに掲載しました。

廃車体
BA30

撮影:終点横川目様(江刺市 2004.12.5)

自家用 いすゞBA30

江刺市のスクールバスの廃車体。以前は黒く塗りつぶされていたそうですが、ペンキの下から元のカラーが見えてきました。
BAの中では車長の長いBA30です。1973年以降のボディスタイルになってからのBA30はひとつ上のBU04とあまり変わらないことから、導入例は大幅に減っています。自家用ならではの車両といえるかもしれません。
いすゞエンブレムの形状から1973〜75年式。

廃車体
ECM430

撮影:岩手県交通ファン様(住田町 2005.2.12)

自家用 いすゞK-ECM430

住田町のスクールバスの廃車体です。岩手県交通でも見ることの出来た前ドアのECMです。ドアガラスは分割ガラスです。
年式はよく分かりませんが、最も確率の高い1980〜82年式のK-ECMと推察しました。

廃車体
RE100

撮影:岩手県交通ファン様(東和町 2004.5.23)

自家用 日野RE100
RE100

撮影:岩手県交通ファン様(東和町 2004.5.23)

幼稚園の送迎バスの廃車体です。中ドアが引き戸なのでワンマンカーを連想させますが,側面方向幕も車掌台窓もないため,恐らく生まれつきの自家用でしょう。ただ,後面にはなぜか方向幕があります。
年式は,前輪のフェンダに枠があるバス窓車ということで,1973〜75年の間と思われます。
なお,ヘッドライト間はグリルのように黒くなっていますが,これは単なる塗装のようです。

廃車体
RD300

撮影:終点横川目様(紫波町 2007.5.20)

自家用 日野RD300

紫波町のスクールバス。下のトヨタ車の後継でしょうか。
カラーデザインは自家用バスによくあるものになっています。隣のいすゞCCMも同時期に廃車になったようです。

廃車体
DB100C

撮影:終点横川目様(矢巾町 2007.4.6)

自家用 トヨタDB100C
DB100C

撮影:終点横川目様(矢巾町 2007.4.6)

紫波町内のスクールバスに使用されていたトヨタのキャブオーバーバス。ボディは北村製作所製です。方向幕には「通学バス」、ボディ側面には「第一号車」と書かれています。
前照灯4灯なので1965年式以降です。型式は推定です。

廃車体
MR410

撮影:終点横川目様(江刺市 2004.12.5)

自家用 三菱MR410
MR410

撮影:終点横川目様(江刺市 2004.12.5)

江刺市のスクールバスの廃車体。
呉羽製の1973年以降のヒサシ付ボディで、エンジン通気孔が3つ並んでいるので1974年式まで。隣のいすゞBA30とほぼ同期生。窓配置が見えませんが、並んでいるBA30よりは少し長いようなので、MR410と推察しました。

廃車体
MR410

撮影:一関市民様(釜石市 2007.1.1)

自家用 三菱MR410
MR410

撮影:一関市民様(釜石市 2007.1.1)

幼児バスのシールが残る廃車体。呉羽ボディの前ドア車で、1974〜76年式。
前側の画像はかなり逆光ですが、撮影者によると初日の出を見に行った帰りだと言うことなので、もしかするの目出度いのかと思い、そのまま掲載しました。

廃車体
CCM410

撮影:終点横川目様(北上市 2007.6.7)

自家用 いすゞCCM410

和賀町のスクールバス。
いすゞのCCMの中でも正面にひさしのない初期型のようです。
北上市合併後もしばらくはこのカラーデザインだったそうですが、今はもっとシンプルなものに変っているとのことです。

廃車体
BY31

撮影:終点横川目様(江刺市 2004.12.5)

自家用 いすゞBY31

やはり江刺市のスクールバス。いすゞのマイクロバスです。北村製作所製のボディで、1968〜76年のスタイル。
丸いウィンカーを見ると古そうな感じですが、このモデルはかなり遅くまでこの形のウィンカーだったようです。

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