その後の廃車体

岩手県交通2(オリジナル車2)

ここでは、2000年代に残る岩手県交通の廃車体のうち、BU04、BU10以外の車両をまとめます。中型車や前ドア車、及び日野車と三菱車が対象になります。

日野RE100
廃車体(岩22か892)
岩22か892

撮影:一関市民様(和賀町 2003.9.21)

岩手県交通 日野RE100(1977年式)
岩22か892

撮影:一関市民様(和賀町 2003.9.21)

岩手県交通オリジナルのRE100です。
中ドアが家屋用のアルミサッシのドアに交換されています。おまけに玄関灯まで付けられています。ただ,車体が窓ガラスごと塗りつぶされているので,どのような用途なのかはよく分かりません。
(2006年4月現在、撤去済み)
(注1)

廃車体
RE100

撮影:一関市民様(花巻市 2003.11.9)

岩手県交通 日野RE100

岩手県交通オリジナルのRE100です。
ライトベゼルが取り外されている以外は原型です。運転席横からテレビのアンテナのようなものが出ており,民家の離れとして使っていたのかもしれません。廃車体も,使ってもらっていると劣化が少なく,安心して見ていられます。
(撮影者によると、2009年現在撤去済み)

廃車体
RE100

撮影:岩手県交通ファン様(遠野市 2004.4.25)

岩手県交通 日野RE100

1976〜77年式のオリジナルの日野車です。
ガラス類はかなり割れていますが、車内には仕切り壁やドアがあり、窓のシールから「カラオケハウス」として使用されていた過去が・・・。

廃車体
RE100

撮影:岩手人様(遠野市 2005.7.28)

岩手県交通 日野RE100

1976〜77年式のオリジナルの日野車です。
ガラスなどの破損もなく、状態は良いようです。
盛岡市内に転じてきた車両は、方向幕部分に広告がついていましたが、それがない姿はすっきりしており、いさぎのいい姿だなと思います。

廃車体(岩22か965)
岩22か965

撮影:終点横川目様(江刺市 2005.11.3)

岩手県交通 日野RE100(1977年式)

県南地区にいたRE100の廃車体。
後面窓の下に「ゆっくり走ろう岩手県」のステッカー。そういえば、日本の各地にそんな看板やシールがあふれていた時代がありました。

三菱MR410
廃車体(岩22か972)
岩22か972

撮影:長谷川竜様(岩手県 2014.7.13)

岩手県交通 三菱MR410(1977年式)
岩22か972

撮影:長谷川竜様(岩手県 2014.7.13)

岩手県交通が新車で購入した最後の三菱車3両のうちの1両が、畑の休憩所兼物置として残されていました。車内の名札差のところにナンバーも残されており岩22か972と分かりました。
そういえばこのグループは、現役時代からライトベゼルが黒色でした。

いすゞK-CLA500
廃車体
CLA500

撮影:岩手県交通ファン様(千厩バスターミナル 2004.4.25)

岩手県交通 いすゞK-CLA500(1980年式)

前ドア・エアサスで、登場時はそれなりにハイレベルだった路線バスです。
主要な営業所でその姿を見ることが出来たのですが、なんとか千厩バスターミナルの敷地内に廃車体が残存しているという現状のようです。
(撤去済み)

いすゞK-ECM430
廃車体(岩22か1670)
岩22か1670

撮影:終点横川目様(岩手県 2013.5.19)

岩手県交通 いすゞK-ECM430(1981年式)
岩22か1670

撮影:終点横川目様(岩手県 2013.5.19)

岩手県交通オリジナルの9mサイズ大型車。1981年製はメトロ窓になり、中距離路線に使用されても遜色のない仕様となりました。
樹液の影響か、黒ずんではいますが、ガラスの損傷もなく、状態は良好です。
前ドア付近に「湯本」のシール、リアガラスに「北上」のシールがあるとのことで、撮影者の推察だと現役時代の登録番号は岩22か1670です。

いすゞCCM410
廃車体(岩22か1261)
CCM410

撮影:都南村民様(陸前高田市 2020.9.6)

岩手県交通 いすゞCCM410(1978年式)

倉庫として使用されていた廃車体で、物置や資材置き場に囲まれています。
製造が1978年12月で、配属は陸前高田営業所だったとのこと。登録番号は、現在の所有者から撮影者へ報告があったとのこと。
(撮影者によると、2020年10月に譲渡のため撤去)

廃車体
CCM410

撮影:岩手県交通ファン様(大迫バスターミナル 2004.9.25)

岩手県交通 いすゞCCM410(1978年式)

大迫バスターミナルに残る廃車体。部品取りに使われたという感じで,ライトやバンパーがなくなっています。
しかし,改めて言うのもなんですが,県交通では見慣れすぎたこの車両,格好いいんだかカッコ悪いんだかよく分かりません。
(撤去済み)

廃車体
CCM410

撮影:終点横川目様(湯田町 2004.11.13)

岩手県交通 いすゞCCM410(1979年式)
CCM410

撮影:終点横川目様(湯田町 2004.11.13)

農家の物置として使用されている中型バスの廃車体。年式は撮影者によります。また、湯本営業所配属車を表すステッカーが貼ってあったそうです。そうなると、現役時代の登録番号の推察も可能になると思います。
車体の横に白い椅子が置いてありますが、そこに座ってひなたぼっこでもすれば、このバスと思い出話などができそうな気がします。

廃車体
CCM410

撮影:岩手県交通ファン様(北上営業所 2004.12.11)

岩手県交通 いすゞCCM410

北上営業所の敷地内の廃車体。部品取り用途ということでしょう。
隣りには、BU10もいます。

廃車体
CCM410

撮影:岩手県交通ファン様(石鳥谷町 2005.6.15)

岩手県交通 いすゞCCM410(1978年式)

「大迫」のシールがあるように見える廃車体。正面に懐かしい「鉛温泉スキー場」の広告板が入ったままになっています。
高架の下にあるようで、しばらくは良好な保存状態が保たれそうです。

廃車体
CCM410

撮影:一関市民様(西和賀町 2006.7.23)

岩手県交通 いすゞCCM410

工場の休憩所として使用されているのでしょうか。岩手県交通のこのタイプは1978〜83年の間に大量に増備されたため、ここからの姿だけでは年式は特定できませんが、いすゞエンブレムの形状から前半(1978〜79年式)と想像できます。

廃車体(岩22か1376)
岩22か1376

撮影:終点横川目様(北上市 2007.5.27)

岩手県交通 いすゞCCM410(1979年式)

農家の物置になっている中型車。水沢営業所の配置だった車両で、中ドア後ろには「水沢」のシールも残ります。
今まで発見されたCCM410の中では最もコンディションがよさそうです。

廃車体
CCM410

撮影:一関市民様(一関市 2008.4.6)

岩手県交通 いすゞK-CCM410
CCM410

撮影:一関市民様(一関市 2008.4.6)

いつも通る道からちょっと信号を曲がったらあったという廃車体。こういうところにあって、誰にも発見されずに残っている廃車体もあるに違いありません。しかし人知れず消えてしまう廃車体もあるのでしょう。
いすゞのマークの形状から1980〜82年式だと思います。

廃車体
CCM410

撮影:終点横川目様(北上市 2008.4.6)

岩手県交通 いすゞCCM410

建設会社の物置として使用されている中型車。住宅などが立ち並ぶ街の中にあるようです。こういう場所の廃車体は、遠くから見えないので、知る人ぞ知る存在だったりします。

注意事項
本ページは、「廃車体は文化遺産である」という趣旨によって作成しております。当サイトを訪れる方は、この趣旨を御理解いただける方だと思いますが,万が一,本ページの悪用による廃車体への損傷等があった場合は,本ページ及び関連する事項は即刻削除いたします。
注1
登録番号の岩22か892は終点横川目様(掲示板2004.6.22)による。使用目的は物置とのこと。なお、2005年8月現在、別の場所に移動、2006年4月に解体されたとのこと。
ページ上部へ戻る
メニュー

80s岩手県のバス“その頃”