その後の廃車体

国鉄バス5(観光タイプ)

国鉄バスは東北地方に幅広く分布していますが、ここでは岩手県にあるものを取り上げます。
ここでは、いすゞ、日野を含めて、メトロ窓で前面窓がルーフラインまである観光バスタイプの車両をまとめてみます。

廃車体
RC100P

撮影:終点横川目様(一関市 2007.5.19)

日本国有鉄道 日野RC100P(1967年式)
RC100P

撮影:終点横川目様(一関市 2007.5.19)

帝国ボディの観光タイプですが、後ろ側はRB10などに見られるスタイル。前輪の後ろ側に冷房用サブエンジンの通気孔が見えますので、初期の冷房車です。デラックス観光バスだったのでしょう。車番は647-7905と読めます。
非常口は後ろのほうにあり、その後ろに縦長の固定窓があります。この固定窓、同系ボディのいすゞ車にも見られますが、この車両のそれは上に行くほどちょっと細くなる変わった形です。

廃車体(岩手22き54)
RV732P

撮影:一関市民様(岩手県 2007.5.3)

JRバス東北 日野K-RV732P(1982年式)

日野の観光シャーシ。車番が647-2976です。
ボディスタイルは下のK-RC721P(路線シャーシ)とほとんど同じで、車番も混じっています。用途も「白樺号」など共通していたようですが、“その頃”の私は撮影していません。見かけたとしても同形車だと思って撮らなかったのかも知れません。

廃車体
LV219Q

撮影:キュービック様(岩手県 2009.5.29)

JRバス東北 いすゞP-LV219Q(1986年式)

牧場近くにあるハイデッカーV型の廃車体。車番は641-6911です。1997年発行の「BJハンドブック」によると、短尺車であるとのこと。続き番号の車両はS尺(長尺)なのに、この車両がQ尺であるなど、当時は想像もしませんでした。
岩泉営業所の配属車で、方向幕にも「岩泉営業所」と出した状態です。

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80s岩手県のバス“その頃”