80s岩手県のバス“その頃”裏サイト

路地裏の散歩者

バスに乗るって大変だ

バスに乗るためには、さまざまな障害が立ちはだかっています。
それを一つ一つ乗り越えることで、人間は、バスに乗ることができ、そして、遠くの場所まで楽に移動できるようになるのです。

時刻表が見られない
バス停

まずは簡単なところから。
人通りの少ないバス停の前に、人が立っています。
時刻表を見たくても、ここに近づいて行く勇気はありません。
これがもし若い女性だったら、なおのこと、このバス停に近づいて行くことはできません。
さらにその上、薄暗い時間帯だったら、バス停に近づいて行って時刻表を覗き込もうとすることも、また、少し離れたところにじっと立ってバスを待つことも、怪しまれそうなのでできません。

新越谷駅南口はどこにもなかった
電車の中で時刻表を確認
朝日自動車

朝日自動車公式Webサイト

自分の不注意といえば不注意。
新越谷駅で乗り換えるバスの時刻を検索し、さらに「どこからバスに乗ればいいんだろう」
時刻表のすぐ上に書かれた文字列を見ると、新越谷駅南口・出羽地区センター線と書かれていた。「南口に向かえばいいんだな」と理解した。

駅の誘導サインには、東口と西口しかない
朝日自動車

接続時間は5分程度。
電車を降りて、一路「南口」に向かうべく、駅の誘導サインを見たところ、「南口」が存在しない。
あるのは「東口・西口」だけ。
とりあえず東口に行ってみた。3〜4台のバスが止まっていたが、目的の行き先を表示したバスは止まっていない。

西口だった
朝日自動車

結果的に、バス乗り場は西口だった。
しかし、東口をウロウロしている間にバスは出発してしまい、30分後のバスに乗るしかなかった。
Webサイトが間違っていたのではないかと思って見なおしてみると、
バス乗り場→新越谷駅西口
バスの路線名→新越谷駅南口・出羽地区センター線
だった。

新越谷駅南口というのはどこにもない
朝日自動車

朝日自動車公式Webサイト

もしかすると、駅の至近の乗り場は西口だけど、起終点は南口なのではないかと思い、路線図を見てみた。
いや、この路線の起点は確かに西口。南口には行かない。
そして、さらにおかしなことが判明。
新越谷駅南口が存在しないだけでなく、駅構内の誘導サインにあった「東口」さえ存在しない。
いや待て。俺はさっき、駅の誘導サインに従って東口に出て、何台も停車しているバスを見ているではないか。

駅名からして混乱している新越谷駅だった
朝日自動車

越谷市公式Webサイト

越谷市のWebサイトで解読してみると、「新越谷駅東口」=「南越谷駅南口」であることが分かった。
東武鉄道の「新越谷駅」構内サインは「新越谷駅」の西口と東口を案内していたが、朝日自動車は、「新越谷駅西口」と「南越谷駅南口」という表現をしている。
朝日自動車は、さらに、どこにも存在しない「新越谷駅南口」を冠する路線を運行している。
これで、スムーズにバスに乗れと言っても、不可能だ。

並ぶ列がちょっと違う
バス停

金沢駅の「小松空港行」のりばは、早朝から行列ができていた。
確かに、「小松空港行」と書いた3番のりばを先頭に並んでいるけれど、みんな、点字ブロックのあたりに並んでいる。
よく見ると、その左側の路面に、わざわざ飛行機のマークのついたサインがあるのだが、そこには誰もいない。

バス停

これが後日撮影したそのサイン。
誰が見ても空港行きの行列はここに並べというサイン。
もしあの時、既存の列を無視して、私がこのサインのある列に新たに並んでしまったとしたら、実際に空港行きのバスに乗る順番はどうなっていたのだろうか。

系統番号で案内するのか、路線名で案内するのか、地名で案内するのか、統一してほしい!
僕が行きたいのは「福吉」
神姫バス

神姫バス公式Webサイト

今回の私の目的地は、この路線図で薄紫色の路線が走っている「福吉」。
この画像では「上岩岡」が終点だが、それ以外にも複数の系統がある。もっとも、系統番号は「12」で統一されていて、分かりやすい。

同じバス停名称が三つある
神姫バス

神姫バス公式Webサイト

ここの時刻表が見たいので、時刻表のページを探すと、「神姫バス検索サイト」というページに飛ばされる。
「福吉」で検索したら、同じバス停名称が三つも出てきた。
さあ、どれだろう。
もう一度さっきの路線図に戻ってみたが、地名が書いていないから、「神戸市西区」かどうかは分からない。路線名も書いてないから、「馬渡線」なのか「関西学院線」なのかも分からない。

路線一覧にもヒントなし
神姫バス

神姫バス公式Webサイト

路線一覧表を見てみるが、路線図と同様「12」という系統番号はあるが、路線名は書いてない。
もちろん、「福吉」が神戸市西区かどうかのヒントもない。
土地勘のないよそ者には大きなバリアを建てている神姫バスさんでした。

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