国鉄バスのパンフレット

国鉄バスは、東北新幹線盛岡開業を機と捉え、北東北エリアで観光路線の強化をはじめます。
リアス観光号、遠野物語号、おいらせ号など、新しいコースがお目見えした時期です。

国鉄バス(1985)リアス観光号
リアス観光号 国鉄バスでは、1985年の夏から、陸中海岸線の路線バスをベースに、三陸鉄道との接続や北山崎、龍泉洞の観光を組み合わせ、観光に特化した「リアス観光号」という観光路線の運行を開始します。
1号から6号までの3往復で、1往復は久慈発着となっています。北山崎展望台や黒崎灯台では見学時間も用意されているなど、定期観光的な要素もあります。
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主な内容|裏面

国鉄バス(1985)遠野物語号
遠野物語号 1985年の国鉄バス東北地方自動車部には、目を見張るものがありました。遠野営業所では、遠野の主要観光地をパーフェクトにまわる定期観光バス「遠野物語号」の運行を開始します。
料金は1,500円で「各入園料等については割引されます」と書いてありますので、バス代のみ。昼食は水光園で取るような時間配分です。
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国鉄バス(1985)定期観光おいらせ号
おいらせ号 青森営業所では、十和田北線の路線をカスタマイズした「定期観光おいらせ号」を1985年より新設します。屋根に明かり窓を設けた「日本初マルチ眺望パノラマバス」を新車で投入するという力の入れようです。
このチラシに時刻はありませんが、青森駅から八甲田山、酸ヶ湯温泉などを経て十和田湖(子ノ口)に至る片道コースで、所要時間は6時間とシールで修正されています。
バス指定券200円が必要な点は通常の「みずうみ号」と同じで、東北ワイド周遊券なども使用できます。
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国鉄バス(1986)リアス観光号
リアス観光号 翌年の「リアス観光号」のチラシです。
運行内容はほとんど変わっていません。
おもて面のイラスト地図にある通り、盛岡を起点に、国鉄バスの「白樺号」や「竜泉号」とも組み合わせて観光できるようになっています。
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国鉄バス(1986)おいらせ号
おいらせ号 2年目の「おいらせ号」のチラシです。
裏面には、運行時刻が入りました。青森駅を8時50分に出発し、ねぶたの里、八甲田山、酸ヶ湯温泉、で見学時間を設けながら、13時44分に十和田湖の子ノ口に着きます。
おもて面には、「ガイド付」とありますので、バスガイドが乗車しているのでしょう。
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主な内容|裏面

国鉄バス(1986)遠野物語号
おいらせ号 2年目の「遠野物語号」は、春からの運行となり、カラー印刷のリーフレットも用意されました。表紙の国鉄バスは、岩手県内では最新型の中型バスですが、「遠野物語号」に使われる車両ではありません。
また、AコースとBコースの2コースに増え、既存コースのAコースも、水光園での昼食時間帯に遠野駅を往復し、半日コースとしても使えるようになりました。
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主な内容|裏面

JRバス東北(1988)下北・恐山・海中公園めぐり号
下北・恐山・海中公園めぐり号 JRバス東北になってからのもので、青森駅から高速艇「ほくと」で下北半島脇野沢に渡り、「夢の海中号」で鯛島めぐりをしながら大湊駅に至るAコースと、大湊駅発着のBコースが用意されています。
裏面に旅行業約款がありますので、主催旅行。
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80s岩手県のバス“その頃”