岩手観光バスのパンフレット

岩手観光バスは、盛岡市内定期観光バスを運行しており、これについては乗合事業の免許を取得していました。
Aコース(1日コース)とBコース(半日コース)があり、毎年縦サイズのリーフレットを発行していました。

岩手観光バス(1984)東北旅情
東北旅情 岩手観光バスが東北6県の県別観光ガイドとして作成したパンフレットです。B3サイズを4つ折にしてB5サイズにしています。
表紙に使用されているバスの写真が、当時の最新型であるいすゞの「ハイデッカーⅣ型」です。この車両は1983年式ですが、旧カラーになっています。私が見たとき(1984年)既に国際興業カラーになっていたので、登場間もないころだけ旧カラーであったと思われます。
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岩手観光バス(1985)陸奥旅情
陸奥旅情 前年度のものと内容的には同じですが、表紙の車両が国際興業カラーになり、盛岡市内定期観光バスの案内が表紙に強調されています。
岩手観光バス(1985)みちのく城下町「盛岡」定期観光バス
盛岡定期観光バス 岩手観光バスのリーフレットで、表紙はござ九や盛岡城跡などを二人の女性が散策する姿を写し出しています。
車両の写真は、窓の開口部のサイズから1984年式(ただしナンバーは1983年式に画像修正されています)なので、このリーフレットは翌1985年のものと思われます。
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主な内容|内側

岩手観光バス(1986)みちのく小京都「盛岡」定期観光バス
盛岡定期観光バス 翌年のリーフレットからは、デザインセンスがかなり上がったように感じます。
上の橋の擬宝珠のある欄干に腰掛ける女性の姿で、確か同じ時期の盛岡市の観光パンフレットと共通していた記憶があります。
盛岡のことを「みちのく小京都」と呼ぶのもこの時からでしょうか。また、1986年に盛岡手づくり村がオープンしたため、Aコースが変更されています。
ここでは、最初に開いた時のページをご覧に入れます。岩手山を背景にした盛岡全景写真は、雑誌のグラビアを連想させる出来です。そして、右下ののりば案内は、写実的なイラストを使った分かりやすいものです。
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主な内容|内側

岩手観光バス(1987)みちのく小京都「盛岡」定期観光バス
盛岡定期観光バス 1986年に岩手観光バスのバスガイドが「南部あねっこ」姿になったことから、1987年版の表紙は南部あねっこメインになりました。
表紙の右下には、「1998年冬季オリンピックを盛岡で」の招致マークも入ります。
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主な内容|内側

岩手観光バス(1987)ファンタジックナイトバス
盛岡定期観光バス 1987年の夏季限定で実施された夜間コースのB5サイズチラシ。
18時に盛岡駅近くを出て、20時にホテル東日本に着くという2時間コースで、岩山展望台からの夜景も楽しめます。終着のホテル東日本では、14階のスカイラウンジでドリンクのサービス付というコース。
乗合事業ではなく、岩手観光ツーリストの主催旅行という形での実施です。
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岩手観光バス(1988)みちのく小京都「盛岡」定期観光バス
盛岡定期観光バス 1988年版は、ござ九に南部あねっこという印象的な表紙です。
内側のページを見ると、この年から半日コースが午前と午後の2コースに増え、前年度に会員募集形式で実施していた夜のコースが「夜景コース」として組み入れられています。もっとも、夜景コースは乗車券売り場、のりばともにバスロータリーではなく岩手観光バス本社なので、旅行業のままかも知れません。
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主な内容|内側

岩手観光バス(1986)お客様各位
盛岡定期観光バス 岩手観光バスが、定期観光バス利用者に「予約制」であることを知らせるためのB5サイズの注意書きチラシ。多分、駅前ロータリー内の案内所に置かれていたものと思われます。
新しいロゴになっていますので、1986年度以降のもの。
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80s岩手県のバス“その頃”