表紙の1枚

岩手県の古いバスのトミカ

日本でミニカーと言えば「トミカ」がまず思い浮かびます。子供の頃からおもちゃ屋さんの一番いい位置に乗用車から特殊車両までの豊富なラインナップがこれ見よがしに並べられていたものです。レギュラー品はやはり都営バスなのですが、その金型を使った数々の特注品が存在しています。
ただし、岩手県に関する特注トミカは意外に少ないようです。

岩手県交通
岩手県交通
見慣れないトミカですが、これは恐らく1980年頃のトミカ特注品です。「みちのくシリーズ」という東北のバス会社のバリエーションがこのときかなり作られたようです。
岩手県交通とはいいますが、塗装過程省略のせいか2色塗りで、しかも妻面は地色のみでシールを貼って補完するようになっています。銀色1色だと岩手県交通には見えません。
金型はトミカの路線バスで長期にわたって使われた三菱MR410です。これと同じ実物が存在しているので、もっとリアルな塗装でなかったことが本当に残念です。

(1980年頃発売)

>>“その頃”の実物の写真

岩手県北バス グランビュー
岩手県北バス
これは日野の2階建てバス「グランビュー」をモデルに発売されたもので、1986年のトミカバスフェアでそれを岩手県北バスのカラーにした特注品です。トミカと言うのは箱に入る大きさに合わせるため、物によって縮尺が異なりますが、これは実物が大きいだけに154分の1というNゲージより若干小さい大きさです。貸切バスなどでは多少寸詰まり感のあるトミカですが、2階建てバスは元々のフォルムに近いように感じます。

(1986年発売)

>>“その頃”の実物の写真

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80s岩手県のバス“その頃”