宮古市で蒸気機関車C108復活(1986.7.19)

蒸気機関車の復活
しおかぜ号 ラサ工業では、かつて自社専用線に蒸気機関車を運転し、国鉄からの貨車の授受を行っていました。しかし、国鉄から蒸気機関車が消え行く中で、これも整備・研修が不可能になったことから廃止したのですが、このC108は運よく同社で保管されていたため、ここに復活することとなりました。
車両の保存というのは、営利目的の企業にとっては経営上ほとんど意味をなさないことで、それも鉄道会社でない場合はなおさらです。ラサ工業がこの蒸気機関車をここまで保存してきた英断に感謝するほかありません。
1987年7月、宮古市で蒸気機関車が復活しました。これは同市のラサ工業が保管していたもので、今回宮古市がイベント用に整備し、専用線内を運転することになりました。「しおかぜ号」の愛称がついたこの蒸気機関車は、オープン客車2両を連結し、休日を中心に運転され、人気を呼びました。
スタートの日

撮影:はまぎく駅(1987.7.19)

「しおかぜ号」スタートの日、子供たちとの綱引きイベントが開催されました。

始発のはまぎく駅に入線する「しおかぜ号」

しおかぜ号

撮影:はまぎく駅(1988.1.2)

しおかぜ号

撮影:うみねこ駅−はまぎく駅(1988.1.2)

オープン客車2両を牽引して走る「しおかぜ号」。
客車は、国鉄の貨車(控え車)を改造したものです。

帰路は推進運転となります。これは後追いで撮影したものだと思います。

しおかぜ号

撮影:うみねこ駅−はまぎく駅(1988.1.2)

しおかぜ号

撮影:うみねこ駅(1988.1.2)

うみねこ駅に到着した「しおかぜ号」の前で、お客さんが記念写真を撮影。もっともこちらは後ろ側です。

記念テレカ

1988年1月の「乗り初め」を記念して発行されたテレホンカード。機関車の写真と、太平洋からの初日の出をデザインしています。

記念テレホンカード
メンバーズカード

乗車券代わりに、このような「メンバーカード」が発行されていました。おもて面は星印に「SL」と書いたちょっとかっこいいデザイン。裏面(右)はC10-8の形式図が描かれています。
高校生以上が200円、中学、小学生が100円でこのカードを購入でき、列車に乗ることができる仕組みです。

メンバーカード
メンバーカード

岩手県内には、こんな蒸気機関車もありました

クラウス17号
クラウス17号

撮影:遠野駅(1987.10.2)

釜石線遠野駅構内には、小型のタンク式機関車クラウス17号が保存されていました。明治時代にドイツから輸入した古参機で、国鉄から譲受した車掌車1両とともに、美しい姿のまま置かれています。
動態保存と言うことですが、このときは既に運転をしていませんでした。

SLホテル
SLホテル

撮影:小岩井農場(1985.9.23)

小岩井農場の園内には「SLホテル」があります。D51型蒸気機関車が牽引する寝台列車という姿で、客車がホテルになっています。

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80s岩手県のバス“その頃”