みんなでしあわせになるまつり 2023

みんなでしあわせになるまつり2023
宮城県栗原市の六日町通り商店街にレトロな車が並ぶという「みんなでしあわせになるまつり」。略して「みんしあ」。
毎年9月のシルバーウィークの日曜日に開催されますが、私が来る事ができたのは、初回の2006年から数えて4回目。まつり自体の開催はコロナ禍で2回の中止があるので16回目となります。
昨年に続き5台のボンネットバスが集まるということなので、2019年以来4年ぶりに現地を訪れました。
(写真はすべて2023年9月17日撮影)

ボンネットバスは5台運行
栗原電鉄カラーのボンネットバス
みんなでしあわせになるまつり

前回私が訪問した2019年の「みんしあ」でデビューした栗原電鉄カラーのボンネットバス。
岩ヶ崎鶴丸城跡の脇の「奥の細道」碑の前を右折します。
(いすゞTSD40・1970年式・元峩々温泉)

国鉄バスカラーのボンネットバス
みんなでしあわせになるまつり

国鉄バスの旧カラーをまとうボンネットバスも登場。
栗原電鉄の栗駒駅があった交差点を左折します。
(いすゞTSD40・1968年式・元富士モーターサービス)

キタムラのボンネットバス
みんなでしあわせになるまつり

今一番旬のボンネットバスがこれ。
テレビCMでご覧になった方もいると思います。
後ろにいる2人の方は、ボンネットバスを追いかけてきた安田顕と伊藤沙莉ではありません。
(いすゞTSD40・1967年式・元山形交通)

松本車体のボンネットバス
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間もなく宮城県に来て20年になる古株のボンネットバス。
九州の松本車体製ボディを持つ珍車です。
(いすゞBXD30・1963年式・元九州産業交通)

日産のボンネットバス
みんなでしあわせになるまつり

いすゞ車4台の中で、唯一奮闘する日産自動車の縦目のボンネットバス。
「おじさん、乗ってもいいの?」
「お兄さんて呼んだら乗ってもいいよ」
(日産U690・1964年式・元備北バス)

いつもの馬場通り
みんなでしあわせになるまつり

「みんしあ」の時はいつもここに来てしまうというボンネットバスの撮影スポット、馬場通り。
ボンネットバスを従えてやってきたのはグリーン観光の「細倉荒町行」路線バス。かつての栗原電鉄の終点細倉駅近くまで行く栗原市民バス。
かつてこの地を走っていた栗原電鉄のカラーのボンネットバスが、後ろから後輩を見守りながら走ってきます。

みんなでしあわせになるまつり

数年前のコース変更により、馬場通りを2回通るようになりました。
なので、運がいいとこういう2台連行も見られます。
右のテントではおいしそうなハンバーガーを売っていました。食べたかったけれど、食べちゃうと写真が撮れないので、諦めました。

みんなでしあわせになるまつり

後から見ると、バスが追いかけっこをしているようで、見ていて楽しいです。

みんなでしあわせになるまつり

今日は1日中曇り空で、蒸し暑い1日でした。
ときどき青空が出てきて、ボンネットバスのフロントガラスに反射します。

いつもの狭隘路地
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細い路地に入ってゆく、コース内では最大の見せ場。運転手さんの技術が試されます。

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出口側から見るとこんな感じ。
保存会の下河原さんによると、左の電柱は年を追うごとに傾いているとのこと。
「電柱をよけてください、って言うと、お客さんみんな左に傾いてくれる」・・・だそうです。

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そしてこの路地は、バスファンはもちろんのこと、通りがかった一般の皆さんにも、またとない撮影スポットでもあるのです。
ピンク色のスバル360の車内のピンク色のキティ君だけはそっぽを向いています。

賑う六日町通り商店街

六日町通り商店街には、いつものように個性的で、オーナーの愛情に包まれた車の数々が並べられています。

みんなでしあわせになるまつり

車だけでなく、見に来る人にも気合を感じることがあります。

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ここはワーゲンのエリア。

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一風変わった車がありました。西ドイツのBMW600という車だそうです。実は本日の特別展示車両。
正面から乗降するというのが大の特徴。

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この子が健全な建機マニアになることを望みます。

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個人タクシーの行灯を載せたグロリアがありました。

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色とりどりの車に囲まれて、オーナーの皆様を交えて、旧車談議に花が咲きます。

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お馴染みになった「ばすくん」のバス乗降ボタンの押し放題。新旧あらゆる種類のバスボタンを押しに、子供たちが殺到します。

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秋の便り
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水路の両側には色々な花が咲き乱れ、ボンネットバスの通過を見守ってくれています。

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暑いけれど、コスモスも咲き始め、秋を感じさせてくれるのも嬉しいです。
9月ですから。

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さすがにヒマワリはもう終わりです。

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ええと・・・花の名前が分かる人ではないので、これ以上の解説は書けません。

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ティラノザウルスも吠えてました。

栗駒で頑張るお店とボンネットバス

古びた看板の中華料理店の脇を行くボンネットバス。

みんなでしあわせになるまつり

もうやっていないのかと思っていたら、店主の方が開店準備にやってきました。

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風流 五条大橋・牛若丸と弁慶の伝説
みんなでしあわせになるまつり
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「市長賞」の額が飾られた栗駒山車まつりの煌びやかな山車の前が、ボンネットバスの停留所。
五条大橋での牛若丸と弁慶の戦いを再現しているそうです。

鈴木薬局の角を曲がるボンネットバス。
六日町商店街の街灯看板も、余計なことは言いませんがいい味を出しています。

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今日は暑いので、かき氷も人気です。

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ソフトクリームもいいかな。

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保存会の海和さんの駄菓子屋「にじくじら商店」の前も通ります。

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駄菓子屋の前でたたずむベビーカーの親子。その脇を通り過ぎる子供を振り返る赤ちゃん。赤ちゃんが何を伝えたかったのかは分からないまま、ボンネットバスはその後ろを通り過ぎて行きます。

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締めのパレード
みんなでしあわせになるまつり

15時の閉会に先立ち、14:45からパレードの始まりです。
六日町通り商店街と馬場通りを周回し、そのまま流れ解散となります。

みんなでしあわせになるまつり

六日町通り商店街の出口の交差点には信号がないので、下河原さんが交通整理。このすぐ先の信号で詰まってしまうので、一般車や路線バスへの配慮をします。

みんなでしあわせになるまつり
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大きいのも来ました。

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パレードのトリを飾るボンネットバスが見えてきました。

終わりに
みんなでしあわせになるまつり

パレードを終えた5台のボンネットバスは、最後に「みちのく風土館」に戻ってきました。
運転手さんや所有者さんの配慮で、綺麗な5台並びが実現。
1日中バスを運転したり、各種イベントに駆け回ったり、段取りをつける苦労をしてきた皆さんに感謝します。

お断り:掲載の画像は縮小していることから、モザイク処理等はしておりません。関係者以外の来訪者の方は、なるべく顔が映らないようにしております。また、参加車両のナンバーは、車両を見せるために参加しているということから、これも画像処理はせずに掲載しています。
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80s岩手県のバス“その頃”