ストック栽培  2004年度 2003年度版へ


 ○ 今年は台風・大雨・高温など天候の記録を更新するような厳しい条件の秋となりました。
    冬作物はほとんどが被害を受け、2度目3度目の種蒔きを余儀なくされました。

 ○ ストックの作付けも昨年に引き続き2ヶ月遅れのスタートになりました。
    厳寒期出しの作型は絶望的ですが、春3〜4月出しのストックの栽培をリアルタイムで
    紹介して行きます。

                                            ストック病害虫について
  10月22日


 9月下旬播きスプレーストック
 
 定植予定のハウスが度重なる台風により被害を受けました。

 苗の老化を遅らすため子葉が色落ちしない程度に肥効を
 押さえ、じっくり生育させています。


  10月22日


  定植ハウスの準備
 
 台風23号の水も引き、被害の修復を終えることが出来
 ました。

 高温と長雨で盛大に茂った夏草を鋤きこみましたが、元肥は
 何も入れていません。


  11月6日


  定植

 土が落ち着き、雑草が生え揃うのを待って定植しました。


  11月26日


  中耕・倍土

 定植後20日目、夏作で捨てた米ナスが発芽を初め
 雑草化してしまいました。

 雑草が多かったり、地表がメドをうったりした場合は
 (下左)

 軽く中耕し、株もとに倍土します。(下右)


  2005 2月6日


  ネット張り 支柱

 波シリーズ一本立ちは節間が伸び始めた頃、
 スプレータイプは発蕾期にネットを張ります。
 アイアンシリーズの春出荷作型にネットは使いません。

 フラワーネットの支柱には太目の割り竹を使います。
 少しハの字に開いて打ち込み、竹の張力を利用します。


  ネット

 1ベッド10条植えなので、12〜13センチX10目のネットを
 使います。

 ベッドの長手方向の末端は鉄パイプでしっかり固定し、
 できるだけ張力を与えておきます。
 横手方向には竹の弾力を利用し、軽く張ります。


  スプレータイプ摘芯


  スプレータイプはこの時期に摘心します。

  摘心時期は、早いほど脇芽の発生が良く揃うのですが、
  作業性を考えると写真の時期が最良と思います。

  この時期以降になると、開花時の姿が悪くなります。

  
     
作業の詳細はこちらへ


  2005 2月26日


  一本立品種は開花が始まりました。

  スプレータイプは分枝の整理中です。


  2005 3月20日


 やっとスプレーストックの出荷が始まりました。

 水稲育苗の開始までに片付けないと・・・


  2005 3月25日


 ピンクアイアンの収穫中です。



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