Tips  〜パソコントラブル解決のヒント〜

 

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 ◇事例11: ダイヤルアップのパスワードが毎回16ケタに書き替えられる。

WinXPの場合、ダイヤルアップで接続する度に、パスワード欄には16ケタのアスタリスク(*)が表示されるのでびっくりしますが、パスワードが変なものに書き替えられているわけではありません。ケタ数をも隠すために、何ケタのパスワードを入力しても、見た目では16ケタのアスタリスクになる仕組みになってるんです。表示とは関係なく、保存してあるパスワードで接続が可能です。

 ◇事例12: ファイル名が青色に変わった。

これは、相談ではなくてボク自身のパソコンに突然起きた現象。ある日突然、一部のファイルだけファイル名が黒ではなく青色で表示されるようになってしまいました。なにがきっかけかは定かではないのですが、とにかくこのままじゃ気になってしょうがないので、調べてみたところ、フォルダオプションの表示の欄に「暗号化や圧縮されたNTFSファイルをカラーで表示する」というところにチェックが入っていました。ここを外すと元通りに。あんなところにチェックを入れた覚えはないのに・・・。

 ◇事例13: 起動時のパスワードを忘れてしまった。

Windows98/Meで起動時のパスワードを忘れてしまった場合、キャンセルをすれば操作は可能になりますが、LANに入れない、ダイヤルアップパスワードを保存できないなどのデメリットがあるため、パスワードはクリアしてしまったほうがいいと思います。パスワードはWindowsフォルダに「*.pwl」という形で保存されているため、これを削除することになります。ファイルの検索で*.pwlと入力し、見つかったファイルを削除してください。ただし、ダイヤルアップパスワードなども全てリセットされるので注意が必要です。ちなみに「Kernel32」のエラーが頻発するときにも有効です。

  ◇事例14: ホームページをうまく印刷できない。

ホームページを見てたら役に立つ情報が載っていたので紙に印刷してみた。すると、ページの右側のほうが切れて印刷されなかった、というケースは皆さんご経験があると思います。これをうまく印刷する方法はいくつかあるのですが、最も簡単なのはプリンタの設定で用紙の向きを横向きに変えてしまうことです。普段、印刷の向きは縦に設定されていると思いますが、ホームページは画面の設計上、横長に作られてるものが多いので右側がはみ出してしまうんですね。用紙を横向きにすれば、この点が解消されます。

 ◇事例15: ホームページをうまく印刷できない。(その2)

用紙の向きは縦に設定したまま、上手に印刷したいという場合は「縮小印刷」という方法があります。同じく印刷の際にプリンタの設定画面を出し、「フィットページ」という印刷方法を選ぶと、印刷したいものの大きさと実際に印刷する用紙のサイズを個別に設定することが出来ます。たとえば、元のサイズをB4、用紙のサイズをA4などにするとサイズの差の分だけ自動的に縮小して収めてくれることになります。

 ◇事例16: アドレス帳が壊れている?

Outlook Expressでアドレス帳を開こうとしたり、新しくメッセージを作ろうとしたときに「アドレス帳を開けません。アドレス帳が正しくインストールされていない可能性があります」などというエラーメッセージが出て先に進めないことがあります。Windowsの場合、メールのアドレス帳はOfficeシリーズの「Outlook」と共有しているため、Outlookのほうでアドレス帳の設定が上手くいっていないとエラーの原因になるんです。Outlookを起動して初期設定を行うか、設定を修正するとOutlook Expressの問題が解決する可能性があります。

 ◇事例17: インターネットの履歴が残らない。

これもボク自身のパソコンに起きたトラブル。NEC製のノートパソコンを使用しているのですが、IEで見たホームページの履歴がまったく表示されません。「インターネットオプション」で履歴の保存日数を変えてみても変化なし。調べたところ、原因はプリインストールされていた「McAFee VirusScan」にありました。VSheildの「インターネットフィルター」で「Java」と「ActiveX」フィルタを有効にした場合にこの現象になるようです。それらを無効にすると履歴が復活。アンチウイルスソフトはその性質上、意外なところにも障害を起こす可能性があるので注意が必要ですね。

 ◇事例18: 「ランタイムエラー」ってなに?「デバッグ」は必要?

ホームページを見ている途中で「ランタイムエラーが発生しました。デバッグしますか?」というメッセージが表示されることがあります。これは、表示しているページのJavaScriptコードなどにエラーが存在する場合に発生するものなので、そのページの作者以外がデバッグしてもどうしようもありません。無視してもかまわないのですが、このようなエラーメッセージを表示させたくないときにはインターネットオプションの詳細設定で、「スクリプトエラーごとに通知を表示する」のチェックを外し、「スクリプトのデバッグを使用しない」にチェックを入れると以後表示されなくなります。

 ◇事例19: ルーターを買うときには注意が必要                          

最近ADSLなどで家庭内LAN環境をつくるかたが増えてきました。やっぱり便利ですからね。でもそのときにはちょっとした注意が必要。LANには当然、ルーターが必要になってくるのですが、最近のADSLモデムはルータータイプのものが多いので(フレッツADSLなどは違う)、無線LAN用のルーターとかを新たに買ってきて接続しようとすると、2つのルーター機能がバッティングしてしまうんですね。もちろんモードを切り替えたり、クロスケーブルでつないだりと工夫をすると充分使えるんですけど少し難しいので、ルータータイプのモデムをレンタルした場合は、ルーターではなく「無線LANアクセスポイン」や、「ハブ」を購入した方が設定が簡単だったりします。

 ◇事例20: U、I、O などのキーを押すと数字が入力されてしまう              

ノートパソコンを使っているときに、キーボードの U、I、O、J、K、L などのキーを押すと数字が入力されてしまうことがあります。これはNumLock がオンになっているときに起こる現象です。ノートの場合キーボードにテンキーがついていないため、その代用としてU、I、Oなどのキーがあるあたりに数字を入力するための機能がついています。この機能のオン/オフを切り替えるのがNumLockキーです。再度NumLockキーを押して解除してください。機種によっては、Fn キーや、Shift キーを押しながら NumLock キーを押さなければならない場合があります。 


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