-- 2004.05.25 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2015.06.14 改訂
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蕉門十哲の一人の森川許六(※1)に
菜の花の 中に城あり 郡山
と詠まれた大和郡山は柳澤15万石が明治迄続いた典型的な城下町です。今回は城下町の雰囲気を味わい乍ら町並みをゆっくりと歩いてみます。
大和郡山の町を散策するには近鉄の郡山駅(右の写真)が便利です。自転車で廻るには近鉄西大寺駅かJR法隆寺駅にレンタサイクルが有ります(残念乍ら、ここには無し)。
何れにしてもこの町を楽しむには、自動車に気を付け乍らゆっくりと進むことです。
左下は市の交番です。
さて、これから大和郡山城の大門跡を見に行きます。城郭の大門は「だいもん」(※5)と読みますが、遊郭の大門は「おおもん」と読みます(※5-1)、念の為。もう一つ、大門と書いて「おおと」(※5-2)と読む場合が在ります。これは古い読み方で「大きな海峡」を表し、昔は明石大門(あかしおおと)などと言って居ました。
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ところで、健康と運動とビールを旨く飲む為に、自転車を乗る様にして居る私は大和郡山へは良く近鉄西大寺駅前か法隆寺参道前(JR法隆寺駅から10分位の所)のレンタサイクルを利用しますが、西大寺駅のレンタサイクルは改善して欲しいですね。台数は多いがボロ車ばかりで、03年10月18日に私が借りた自転車は後ブレーキが効かないことに秋篠川沿道を下ってる時に気付きましたが、戻るのも面倒臭いので私の自己責任で、その儘行きました!!
近鉄天理や飛鳥のレンタサイクルは質が良いですが、西大寺は最低です。
右は町を散歩中に良く見掛けた市のマンホール蓋で、郡山名物の金魚をデザインして居ます。
【脚注】
※1:森川許六(もりかわきょりく)は、江戸中期の俳人(1656~1715)。蕉門十哲の一。彦根藩士。名は百仲。別号、五老井・菊阿仏など。画技にも優れた。編著「韻塞(いんふたぎ)」「篇突(へんつき)」「本朝文選」(後「風俗文選」と改題)など。
※5:大門(だいもん)は、[1].大きな門。外構えの大きな正門。総門。
[2].大きな家柄。大家。
※5-1:大門(おおもん)とは、 [1].大きな門。だいもん。
[2].邸宅・城郭などの第1の表門。正門。
[3].遊郭の入口の門。
※5-2:大門(おおと)とは、[1].大きな門。大戸。
[2].大きな海峡。万葉集3「ともし火の明石―に入る日にか」。
(以上、出典は主に広辞苑です)
【参考文献】
△1:『ふるさと大和郡山 歴史事典』(大和郡山市文化財審議会編、大和郡山市発行)。
●関連リンク
@補完ページ(Complementary):大和郡山城について▼
大和多聞城と大和郡山城(Tamon and Yamato-Koriyama castle, Nara)