2005年・四国の城巡り
(Travel over castles in Shikoku, 2005)

−− 2005.10.24 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)

 ■はじめに











 05年10月15日(土)、16日(日)四国の城を見て来ました。城が目的の旅では無かったのですが、その経緯(いきさつ)は
  2005年・四国各駅停車の旅(Travel of Shikoku by local train, 2005)

をご覧下さい。四国を経廻った序でに”城も見た”旅に成りました。そこで城だけを抜き出して纏めたのが、このページです。それでは
  讃岐高松城
  讃岐丸亀城
  土佐高知城
  阿波徳島城

と、見た順にご紹介しましょう。

 ■讃岐高松城


 高松城址は高松港に近い海際に位置し、現在は玉藻公園(高松市玉藻町2)に成って居ます。JR高松駅から徒歩5分、琴電の高松築港駅からは0分の目の前です。

 高松城はxxから入封した生駒親正が海辺の玉藻浦に天正16(1588)年から3年懸かりで築城した水城(海城)(※1、※1−1の[4])で、築城の名手と言われた藤堂高虎と黒田如水の縄張(※1−2)です。

生駒家4代、








 ■讃岐丸亀城



香川県丸亀市一番町


生駒親正が慶長2年(1597)から5年がかりで築いた丸亀城。白亜の天守と城壁が上手く溶け合い、武家文化を象徴して居る。高さ60m余りの本丸からは、塩飽の島々や瀬戸大橋も一望出来る。大手門から見返り坂、三の丸、二の丸、本丸へと扇の勾配を持った石垣がそそり立ち、その美は他に勝るとも劣らない。

全国に現存する木造天守閣は、丸亀城を始め、弘前城、丸岡城、松本城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城(高梁城)、松山城、宇和島城、高知城の僅か12城である。

 ■土佐高知城


アイウエオ
高知県高知市丸の内1











 ■阿波徳島城


徳島市徳島町城内1−8(徳島中央公園内)










 ■結び − 

 今回










φ−− おしまい −−ψ

【脚注】
※1:城郭用語には独特の表現が多いので、このページに出て来る城郭用語を以下に纏めて列記して置きます。<出典:【参考文献】△1のp362〜363>
※1−1:城の築かれて居る地形に依り、江戸の儒学者・荻生徂徠平城平山城山城に分類したのが始まり。
 [1].平城(ひらじろ/ひらじょう、flatland-castle)とは、平地に築かれた城。
 [2].平山城(ひらやまじろ/ひらさんじょう、hill-castle)とは、平地に在る丘陵を利用して造った城を言い、特に丘陵部の上部平面のみを利用した中世の丘陵城郭(=丘城)に端を発する。
 [3].山城(やまじろ/さんじょう、mountain-castle)とは、通常独立した山頂に築かれ山頂の平坦部に段状に曲輪の配置が為されて居る城を言う。日本では、古代に北九州の大野城、近畿の高安城などが最初。これらは古代朝鮮の築城法の影響を受けて居るとされ、古代山城(又は朝鮮式山城)と言う。以後これに倣い中世〜戦国に掛けて自然の要塞としての地形を利用した山城が多数造られ、中世山城と言う。中世城郭には山城が多く、戦闘専用の砦(=詰の城)としての性格が強く、居住用には「根小屋」と言われる館を山麓に構える場合が多い。
 [4].水城(みずじろ、water-castle)とは、特に河川・湖・海を利用した城を指し、築城技術的には平城の一種(又は変種)。
※1−2:縄張(なわばり)とは、城を築く場所を選定(=地取り、選地)した所に、機能・目的に応じて設計し曲輪や虎口の配置を決めること。配置工事する際に縄打ちすることから縄張と言う。
※1−3:曲輪/郭/廓(くるわ)とは、一定の区域の周囲に築いた土や石の囲い。
※1−4:主郭(しゅかく)/本丸(ほんまる)とは、一城内に於いて中心を成す曲輪。
※1−5:虎口(こぐち)とは、城の内外、曲輪間の出入口のことで、小さく出入口を築く「小口」から来ている。








    (以上、出典は主に広辞苑です)



【参考文献】
△1:『別冊歴史読本 日本「廃城」総覧』(新人物往来社編・発行)。

△2:『日本の名城・古城』(井上宗和著、角川文庫)。

●関連リンク

補完ページ(Complementary):


補完ページ(Complementary):2005年の四国の旅▼
2005年・四国各駅停車の旅(Travel of Shikoku by local train, 2005)





藤堂高虎の城▼
2003年・伊賀忍者村訪問記(Iga NINJA-village, Mie, 2003)


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