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2002年の締めは宮古で

年末年始は家でゴロゴロするのが恒例でしたが、今年は休みが長いのでどこかに行くことにしました。
最初は海外を考えていましたが、バリのテロで断念。
この時期ウェットで潜れるとなると日本国内では沖縄しかありません。
どこにしようかといろいろ考えたのですが、「行ったことのない所がいい」というバディの一言で宮古に決定しました。
ちょうど同じ時期に知り合いの福井さんたちも宮古滞在の予定だったので、現地でのダイビングと宿泊はすべてお願いすることにしました。
無事にエアーチケットも取れ一安心。
宮古へは関空発の直行便がありますが、高知からだと乗り継ぎがないので前夜は関空近くのホテル泊となります。
空港ではスタッフがネームプレートを持って待っているはずでしたが見当たりません。
椅子に座ってしばらく待っていると向こうから短髪のお兄ちゃんホシ君が走ってきました。
てっきり遅れたのだと思っていたら、同姓の違う人を連れていっていたみたい。
後で分かったのですが、その人たちも同じホテルへ泊まっていた様です。
何という偶然。
そんなこんなで、宮古でのダイビングが始まります。

陸上

伊良部島と下地島を結ぶ橋。
右が伊良部、左が下地ですが、泳いで渡れる距離です。
この岸壁に船をつけて昼食を取ります。

嵐の中のダイビング

利用したサービスはカラカラ先生のダイビングスクール
マリンサービス宮古から2年半前に独立したマユリさんがオーナーの少人数制のショップです。
ダイビングは全てボートダイビングで、朝出航すると夕方まで帰りません。
北風の吹く冬場は下地島や宮古島の南岸のポイントを潜ります。
水温は24℃と比較的高く、8mmスキンの私には十分暖かかったですが、船へ上がってからが非常に寒い。
手がかじかんでフィルム交換も大変でした。
最初の2日間は大荒れの天気で下地まで出られないため、陸路で来間島まで行き、その周辺で潜りました。
来間島周辺は砂地に小さな根が幾つかあるこじんまりとしたポイントで、ダイナミックな地形を期待していた私達は肩透かしをくらった感じでした。
リピーターの人も「こんなの宮古じゃない」と言ってました。

陸上

宮古島と来間島を結ぶ来間大橋。
平良からは20分ほどかかります。

3日目以降は風も弱まりなんとか下地島方面へ出航できました。
通り池、ガウディなどのケーブはさすがにダイナミック。
でも天気が悪く、写真を撮るにはかなり光量不足でした。
結局4日間で一度も太陽は姿を見せませんでした。
下地島周辺は宮古を代表するポイントが集中してます。
そのために多くの船が連なるようにアンカリングしており、水中でも至る所から泡が出ていました。
さすがに宮古は深い。
ドロップオフやケーブは40mくらいまで潜るので1本目から減圧ダイブです。
ガウディは適当な浅場がないので30分以上中層での減圧停止となり退屈でした。
いつも柏島でもっとめちゃくちゃなダイブをしている私には別に何てことはなかったのですが、
ディープダイブに慣れていない人にはこの海はしんどいかもしれません。

カラカラ

カラカラの客は常連がほとんどなので
水深や減圧などは自己管理であまりやかましく言われません。
写真を撮る人にはありがたいサービスです。
こんなサービスには必ずガイドを無視して
勝手に潜るダイバーがいます(耳が痛い)。

あわや拉致監禁

気になる漁協との関係はというと、以前のような危ないトラブルはなくなったとのことですが、初めて見るものにとってはやはり異様。
中国船を偽装した北朝鮮の工作船のような青塗の漁船がダイビングボートを監視していました。
大部分のダイビングサービスは漁協に幾らか支払っていますが、そうでないサービスの船には漁船がぶつかりそうなくらい接近して威嚇していました。
私達の船もガウディにアンカリングする際に黄色い旗を立てるのが遅かったのか、漁船がダッシュで接近し拡声器で何やら言われました。
その光景を遠巻きに監視する海上保安庁のボート。
私達には緊張の一瞬でしたが、常連さんは慣れっこのようでした。

ワイヤー

船からのロープを結んで係留するのが決まりの様ですが
どこのサービスもそんなことはしていません。

アフターダイブはハイテンション

いつも沖縄では民宿を利用するのですが、今回は常連さんたちが定宿にしているホテルアイランドコーラルに宿泊。
西里通り(宮古のメインストリート)へも歩いていける便利なロケーションにあり、結構きれいでした。
朝食付きで1人1泊3700円と値段も手ごろですが、難点は狭いこと。
みんなここに泊まっているので、サービスから貸し切りのエスティマを使って、
港までの往復はセルフサービスでした。
車があるので夕食は少し遠出もできます。
居酒屋、中華、イタリアンと日替わりの宴会で大騒ぎ。
メンバーは私達以外はすべて常連さん。
大阪の福井さん達と博多のサークルの4人。
平均年令は40オーバーですが、毎晩ドンチャン騒ぎでみんな異様に元気でした。
そんな中で浮かずに中性を保てた私達もちょっと異常なのでしょうか?
まあ、何とか無事にダイビングが終了しました。
今度は暖かい時期にリベンジです。

簡易トイレ

船にはトイレもシャワーもありません。



天候のせいか腕のせいか、今回の写真はろくなモノはないのですが
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