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フィルムの選択(その1 ネガ or ポジ)


35mmのフィルムにはネガポジの2種類のフィルムがあります。一般的な陸上の撮影ではネガを使うことが多いのですが、水中ではポジが主流です。その理由はいろいろあるのですが、まずはネガで同時プリントにすると実際の色と違ってプリントされることが多いことです。ネガからの同時プリントはすべで機械焼きですが、プリント時に露出や色の補正が加わります。その際の基準は当然、陸上でのポートレイト(人物写真)なので水中ではその基準があてはまりません。ストロボTTL調光範囲内ならば許容範囲内かもしれませんが、青抜きの写真ではまず思い通りのプリントは出来ません。これは、夜景や花火の撮影でも同じです。また、気に入ったプリントを焼き増ししたら全然違った色に仕上がったなんてこともあります。おなじ現像所に通いつめて、適切な条件を見つければネガでもいいのでしょうが、そこまでやるならポジを使いましょう。
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プロビアで撮ったコールマン
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ネガをプリントすると色が補正される(イメージ)
また、水中では意図的にアンダーオーバーにすることがあります。例えば被写体の白いラインを飛ばさないようにアンダーにしたり、また黒い部分がつぶれないようにすこしオーバーにします。ポジだと、撮影者が意図したとおりに表現できますが、ネガでは±1EV程度の補正はプリントすると相殺されてしまいます。逆に言えば、ネガはラティチュードが広いため、撮影時の多少のミスはプリントの際の補正でカバーできます。それゆえに、ダイビング雑誌の写真講座では初心者に高感度のネガの使用を勧めています。年に数回のダイビングでの記念撮影ならそれでもいいのでしょうが(あえて一眼レフを使わなくともデジカメで良いような気もしますが)、さらにステップアップを望むなら最初からポジを使ったほうがいいでしょう。
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TTLの効かない条件ではハレーションを起こしてしまう
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周りが飛んでしまうくらいオーバーにしないと目が潰れてしまう

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