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ストロボ撮影で手ブレ?
ストロボは超高速シャッター
ストロボ光は短い閃光で、発光量は光のの強さで調節されるのではなく、閃光時間の長さで調節されます。閃光時間はフル発光でも数千分の1秒程度なので通常は数万分の1秒です。従ってシャッタースピードを変えても、絞りを変えなければストロボ光りの強さは同じです。シャッタースピードがシンクロ速度以下ならいくらスローシャッターにしてもメインの被写体は数千分の1秒で撮っているのです。ただし、自然光による露光が無視できない場合(浅場で絞りを開けてのスローシャッターなど)には全体としての光の量はシャッタースピードを遅くすれば増えます。
ピンぼけと手ぶれ
ダイビング雑誌などで水中では手ぶれに注意とか書いてありますがこれは大嘘。ハウジングをしっかり固定する必要があるのは正しいのですが、これは手ぶれ防止のためではなくピンぼけ防止のためです。ストロボ撮影で手ぶれが起こるのなら、中性で魚群の流し取りなんか神業のはずです。
ストロボ光は瞬間的な閃光なので、高速で動く被写体もブレることなくストップモーションが出来ます。シャッタースピードを遅くしても1/30秒くらいまでなら、メインの被写体には影響はありません。ストロボ光の届かないバックはブレているのですが、マクロ撮影ではぼけているのと水しかないためほとんど気になりません。
一方、マクロ撮影では被写界深度が浅いため体が1cm 動いてもピントは外れます。でもこの場合どこかにピントは来ています(前ピンか後ピン)。一方手ぶれ写真の場合はどこにもピンはきません。自分の失敗作をよく見て下さい。どこかにピントが来ているはずです。
ちなみに陸上の手持ち撮影では手ぶれしないシャッタースピードはレンズの焦点距離の逆数と言われています。50mmのレンズなら1/50秒、100mmなら1/100ということになります。水中ではこの2-3倍は必要でしょう。もし、自然光で撮る場合にはこれを参考にします。15mmだと1/30秒が限界、1/45秒以上が無難と言うことになります。
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