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ストロボのスペックの見かた
ガイドナンバー(GN)
ストロボの光量を示す露出係数。ガイドナンバーが大きいほど光量が多く、遠くまで光が届くことになります。ISO100のフィルムで撮影する場合、ガイドナンバー÷発光距離(ストロボから被写体までの距離)=絞り値となります。つまり1mでF22となるストロボのガイドナンバーは22、 ただし、これは陸上での話で、水中では光が減衰するため陸上の1/2〜1/3となります。TTLオートの場合あまり関係ないのですが、最大絞り値の目安になります。
発光部の形状と照射角
ストロボ光が届く角度を照射角といいますが、中心の光量を1とした場合に1/2光量となる場所とストロボの発光面とでなされる角度で表されます。長方形の発光部を持つストロボでは短辺の方向に照射ムラができる恐れがあるため、広角レンズを使用する場合には円形に近い発光部をもつストロボが必要となります。イノンのZ-220やD-180は発光部をT字形にすることにより円形の発光を可能にしています。
発光間隔と発光回数
ストロボが発光してから次の発光までの時間を発光間隔(リサイクルタイム)といい、通常フル発光でのデータが表示されています。発光間隔が30秒になるまで電池を交換せずに何回発光できるかという回数が発光回数です。従って実用範囲内はその7割程度と考えておいたほうが良いでしょう。だだし、撮影中すべてフル発光になることはまずないので、データ以上に撮れる可能性もあるのですが、電池は早めに交換するに越したことはありません。
バッテリー
単三のアルカリ乾電池あるいはニッカドが一般に使われます。使う電池の種類によってリサイクルタイムや発光回数は変わります。最近デジカメで使用されることの多いニッケル水素電池も使用できますが、水没時にガスを発生するためストロボの破損がおこる可能性があります。ニッケル水素対応の水中ストロボは圧がかかった時に外部へ抜ける仕組みになっています。だだし、ガスは水没直後に発生するわけではないので、毎回チェックを怠らなければたぶん心配ないでしょう(保証はしませんが)。早めに水洗いすればストロボだけでなく電池も助かることもあります。
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