室戸
桂浜、足摺岬と共に室戸岬は高知の観光名所の一つですが、
ダイビングスポットとしてはあまり有名ではありません。
以前は関西のショップがビーチダイビングをする光景をよく見たのですが、
最近はほとんど見かけなくなりました。
牟岐にクラブノアができたためか、不況のせいかは定かではありませんが。
宍喰(徳島県の南の方にある町)のショップのカアナパリが室戸をホームグランドにしています。
マクロにも詳しくよさそうですが、
高知からだと一旦徳島まで行ってから引き返さなければなりません。
したがって、室戸はもっぱら潜水士のおやじの店を利用します。
当然、スレートなんかは持っていません。
当然、小さなエビやカニには興味はありません。
それでもおやじは何かを急がしそうに探します。
見せてくれるのは、イセエビ、イシダイ、イシガキダイ、ヒラメなど美味しそうなものばかり。
荒波が押し寄せる室戸ではハードコーラルはほとんどありません
マクロは全然だめですが、それでも1年に1回は潜ります。
いつも行く時期はゴールデンウィーク。
柏島が大混雑のこの時期、室戸はダイバーも少なくゆっくりできます。
高知市内からだと70kmほどなので、ゴールデンウィークの渋滞もあまり気になりません。
ダイビングはボートダイブで、午前中に2本かあるいは午前1本午後1本の計2本が基本です。
港から出航し、ポイントまでは5分足らず。
ほとんどのポイントが外洋に面しているため、低気圧や台風ですこしうねりが入ると潜れなくなります。
したがって、前日に電話での確認が必要です。
2mはある巨大なエイ。マクロではなくワイドレンズでの撮影です。
室戸の代表的なポイントがトンネル。
35mの水底にいくつかの根があります。
その名のとおり小さなトンネルがありますが、これはあまりたいしたことはありません。
根付きのイサキやカンパチの群れがメインの被写体となります。
結構流れるので初心者がいると入れません。
4本潜りましたが、そのうち1回はエントリーの際に流され、もう1回は船が流されました。
ハラハラ、ドキドキの連続です。
ここは絶好の漁場でもあり、多くの釣り人が小舟を出しています。
でも、その横でエントリーできます。
ボートに上がると「イサキはおったか?」と聞かれます。
ここ室戸では釣り人とダイバーがうまく共存できているようです。
お約束のイサキですが、たくさん釣られると数が減ります
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