先が見えない閉塞感に国民が出した答えは『政権交代』でした。
思い起こせば、4年前の衆院選挙も『自民党をぶっ壊す!』や『郵政民営化』を唱え、旧態然とした体制を変えようとした小泉内閣を国民は圧倒的に支持しました
今回の与党敗北は、自民長期政権ゆえの制度疲労的現象や年金記録漏れ
問題に代表される官僚主導型政治の失敗に対し与党が打ち出した政策はインパクトが弱く、『政権交代』を期待する大波に飲み込まれざるを得なかったからだと思います。
公明党は結党以来、元祖福祉の党として、また、元祖子育て支援の党として更に元祖脱官僚政治の党として少しもぶれずに今日まで走りぬいてきました。そして、実績面では野党時代を含め生活に密着した数え切れないほどの法案を世に出してきました。
公明党は確実に政治の質を変え、政策の視点を生活者の側に向けてきました。しかしながら公明党も結果としてその大波に飲み込まれてしまい小選挙区においては絶大な支援をいただきながら議席を守ることができませんでした。
懸命に応援してくださった方々のことを思えば、断腸の念に堪えません。
しかし、公明党が今まで築き上げてきたその流れは絶えたわけではありません。波にさらわれた後も地下水の如く滔々と流れています。
公明党には『大衆とともに』との揺るぎない立党精神があります。そして日本全国に3,000人を超える地方議員が地元に張り付いて現場の声をしっかり国に伝えるネットワークがあります。
転換期にある日本政治の中で、公明党ならではの“旗”をより鮮明に掲げ、元祖現場第一主義に磨きをかけていきます。
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