ここでは京都で催された義経(源平)関連イベント(06年以降)をアトランダムに紹介してまいります。
★06年には鞍馬山博物館・霊宝殿にて、特別展示「百の義経展」が催されました。当初、開催期間は06年12月まででしたが、好評につき07年まで延長されたとのことです。図録「百の義経展」は今も鞍馬寺にて販売中。義経ファン必読!
★06年夏(7〜8月)には京都国立博物館にて特別展覧会「美のかけはし」が催され、源頼朝像や後白河法皇像と対面することができました。また同博物館敷地内には佐藤兄弟の慰霊塔も建てられています。

★07年2月10日、劇団わらび座の舞台「義経〜平泉の夢〜」京都公演が京都会館で催されました。
★08年9月15日には、鞍馬寺の年中行事のひとつである「義経祭」に参加してまいりました。


2006年 鞍馬寺京都国立博物館

2007年 京都会館(わらび座「義経〜平泉の夢〜」公演)

2008年 鞍馬寺・義経祭

初回鞍馬旅行(02.5.27)のページはこちら(とんでもない写真ばかり→→→
二回目鞍馬旅行(05.2.12)もどうぞ(大河「義経」放送でもり上がる鞍馬→→→

鞍馬寺 2006年3月/8月
叡山電鉄鞍馬寺駅・天狗がお出迎え
 叡山電鉄・鞍馬駅の駅舎を出るといきなり大天狗がお出迎え。「お…怒ってます?」と問いかけたくなるような真っ赤な仏頂面。でももともとこういうキャラだから大丈夫。見た目は怖いけどきっと本当はいい人です。(※人じゃない)


鞍馬寺EIDENパネル2005年版(上)2006年版(下)
 駅舎の横には、観光地の定番・記念写真用顔出しパネルが設置されています。05年は有名な浮世絵の牛若と大天狗の修行シーンでしたが、06年には叡電オリジナルデザインの牛若&天狗ツーショットに替わっていました。こちらのほうがよりキュートで子供も喜びそう。ふたり用なのもうれしいですね。でもどっちが牛若になるかでモメるかな!?


鞍馬寺仁王門と鞍馬ケーブル乗車チケット
 夏の盛りの鞍馬寺、平日とはいえ観光客が多くてにぎやか。そして…暑かった!とても九十九折の参道を延々登る気になれず、ケーブルカー駅に直行。ちなみにケーブルカーのチケットの絵柄は定期的に替わるので、コレクションするのも楽しいかも。

源義経公供養塔
 仁王門近くの由岐神社周辺は幼少期の牛若が起居したといわれる東光坊跡で、義経の供養塔が建てられています。この塔を撮影するのはこれで三度目。初回は「何でまたこんな…」というぐらい暗い写真しか撮れませんでしたが、回を重ねるごとにだんだん明るい画像になってきてます。別に撮影者(私)の腕が上がったからではなく、単にカメラがマシなのになったから。


鞍馬寺本殿金堂
 鮮やかな八月の緑に朱の本殿がよく映えます。本殿の高台からは比叡山の山並みが見渡せます(下の写真)。
 鞍馬寺の狛犬はトラ。鞍馬寺の御本尊である毘沙門天が寅の月・寅の日・寅の刻に鞍馬山に現れたという故事に由来するのだとか。恥ずかしながら最近初めて知りました。阪神タイガースファンとしてはちょっぴり嬉しい。これで牛若が寅年生まれなら完璧ですが、意外や意外、彼は卯年生まれ。牛若っていうからてっきり丑年かと…。でもうさぎも可愛いからいいか。いっそ「うさ若」と呼んであげましょう。(やめろ)

鞍馬寺霊宝殿・百の義経展
 本殿近くにある鞍馬山博物館「霊宝殿」では、国宝・木彫毘沙門天立像をはじめとする鞍馬の文化財を通常展示していますが、06年からは「百の義経展」が開催されています。おもにパネルを使って義経の人生や時代背景を紹介しているのですが、このパネル文が実に読み応えがあっておもしろい!判官びいきなら溜飲の下がることまちがいなし。その全文は受付で販売している図録に収録されてます。またここでしか買えない可愛いオリジナル牛若グッズもあるので、義経ファンはぜひ立ち寄るべし!
開館時間:午前9時〜午後4時/休館日:月曜日※月曜が祝日の場合はその翌日
※冬季(12月下旬〜2月末)は休館
拝観料:\200

遮那王堂・背比べ石
 貴船へ抜ける険しい山道の高みにあるのがおなじみ背比べ石。そのとなりには遮那王堂と名づけられた小さな祠があり、義経の魂が祀られています。


僧正が谷・不動堂と義経堂
 背比べ石から山道をどんどんくだっていくと僧正が谷。ここまで足を伸ばす観光客はなかなかいません。(たいがい背比べ石あたりで力尽きて引き返す)遮那王が天狗と会ったという伝説が残る、いかにも霊気の宿ってそうな静かな谷です。
 不動堂のそばには義経堂があります(下の写真)。鞍馬山入り口の義経公供養塔や山の頂きの遮那王堂、そしてこの僧正が谷の義経堂など、山の要所となる場所にそれぞれ義経の魂の拠りどころが設けられていることに、鞍馬寺のなみなみならぬ“義経愛”を感じます。

奥の院・魔王殿
 僧正が谷からさらにくだった場所に、奥の院・魔王殿が鎮座まします。霊気の溜まり場のような独特の雰囲気ただよう神秘的なスポット。それもそのはず、地球を守るため650万年前金星からやってきた魔王尊が祀られているんですから!これ以上の神秘があろうか。余談ですがタッキー&翼のヒット曲「Venus」でヴィーナス→金星→鞍馬山の魔王様、を連想したのは私ぐらいだろう。


木の根道・木の芸術
 鞍馬名物・木の根道。網目のように地を這う木の根はまさに圧巻。のみならず、地上の木々も驚くほど個性的な姿をみせてくれています。下の写真の木など、何本の木がいったいどうからまっているのかさっぱりわかりません。これも鞍馬の魔王様のなせる業か…?なみなみならぬ木々の生命力、情念すら感じます。


貴船へ
 緑深い山道をさらに延々と下り続けて膝がワナワナ笑い出す頃、視界の先が明るくなって、涼やかな川のせせらぎが聞こえてきます。貴船に到着です。牛若も毎夜ここへ通って打倒平家を祈願したのだとか。いわゆる丑の刻参りですね?(ちがう)
 長い参道に続く赤い燈籠が美しい貴船神社は水と縁の深い神社ということで、水に浮かべると文字が出てくる水占い(おみくじ)が人気。私も参るたび引いてますが、末吉・小吉・大吉と毎回違う結果が。じゃあ次は凶か中吉か?どうせならオール制覇してサイクルヒット達成の爽快感を得たいです。(強がり)

オミヤゲ情報
牛若チャーム6種
各\500
「百の義経展」図録
A4/62頁/オールカラー
\1500
牛若チャームは鞍馬寺霊宝殿にて販売中。同デザインのマグカップも販売してます。どのデザインもかわいい〜!全種類そろえれば「KURAMA」のロゴが完成します。これはもう6個全部買うしかないではないですか。う〜ん商売上手め!
「百の義経展」図録は同じく鞍馬寺霊宝殿の受付で販売。グラビアも美しいですが、イチオシはコラム。とかく義経を軽んじがちな昨今の識者の論調に真向勝負で反旗をひるがえす斬新かつ説得力ある義経賛歌は胸のすく痛快さ。義経ファンはもちろん、義経アンチこそ読むべし!


京都国立博物館(公式HP) 2006年8月
京都国立博物館は明治30年に開館した歴史ある博物館で、赤レンガを使ったバロック様式の建築の美しさも魅力です。
06年夏に開館110年記念として催された特別展覧会「美のかけはし」では、
国宝・風神雷神像や、あの超有名な伝・源頼朝像が特別展示されるとあって、鞍馬山探訪のあと、足を延ばしてまいりました。


「美のかけはし」パネル
 博物館周辺には左の写真のような大きなパネルが展示されており、道路からでも頼朝様のご尊顔が目を引きます。
 しかし実物の肖像画はやはり格別!何ともいえないリアルな存在感があり、それほど巨大な絵でもないのに威圧感を覚えました。この肖像画は05年姫路「義経展」でも展示されていたのですが、私が訪れた時はちょうど入れ替えで見られなかったので、「やっとお会いできました兄上〜!」と感慨もひとしお。
 実はこの像、頼朝じゃない説が濃厚なんですよね。でももうすでにイメージが定着しちゃってるから、きっと今後もこの美しいお顔が頼朝の公式画像として使われ続けることでしょう。いいなあ…それにくらべて義経なんて…義経なんてぇ〜!(泣)実物と似てるという確証も何もない、何百年も後に描かれたあの貧弱な絵(義経ファンならお分かりのはず)が肖像画扱いされてるんだぞ〜!この際あれはもうなかったことにして、かわりに滝沢義経を義経の正しい顔として後世に伝えてゆきたいです。(←マジ)
 ついでに(ついでかよ)後白河法皇像も見ることができました。こちらはザ・たぬきおやじ!という感じで、威厳はあるのだけどどこかホニャララとすっとぼけ、それでいてしたたかなお顔をしていらっしゃって、なかなかに引き込まれます。

佐藤継信・忠信石碑
 博物館の敷地内には、ひときわ目を引くツイン石塔(高さ約6メートル)が建っています。義経の忠臣・佐藤兄弟の慰霊塔と伝えられている石塔で、もとはこの近所の馬町にあったものが移動されてきたのだとか。その馬町の跡地にも佐藤兄弟をしのぶ石碑が残されているそうです。そこにも足を伸ばそうと思ったのですが…すいませんもう歩けません…また次回ということで…(鞍馬山ですべての力を使い果たした)


劇団わらび座「ミュージカル義経〜平泉の夢〜」(公式HP) 2007年2月10日(土)
京都・平安神宮近くにある京都会館第二ホールにて、
わらび座「ミュージカル義経〜平泉の夢〜」全国公演初日・京都公演を観てまいりました。
わらび座は秋田県田沢湖に拠点を置いて全国公演や海外公演を行っている、実力・人気を兼ね備えた劇団です。
義経の心のふるさと東北で生まれた舞台、その全国公演が義経の現実のふるさと京都から始まるなんて素敵です。
くわしい内容やストーリーはネタバレになってしまうので控えますが、新鮮でエネルギッシュで、とても感動的な舞台でした。

わらび座「ミュージカル義経〜平泉の夢〜」チラシ
舞台台本&CD(サウンドトラック)

 義経が真に求めていたものとは?彼にとって本当のふるさととは?――愛を知らず孤独に苦しむ義経は、つねに苛立ち、怒りを持て余し、平和で穏やかな平泉にやってきても皆になじまずひとり荒れ狂います。最初はそのあまりの荒れっぷりに「何もここまでダメキャラにしなくても…」とちょっと引いちゃった私ですが、物語が動き始めると、その獣のような荒々しさがどんどんいじらしくなってきて、愚かしさすらいとおしいものに思えてくるから不思議。ただ寂しいだけ、愛してほしいだけ。そんな義経がその純粋さゆえ傷つきさまよい暴走するさまが、時に激しく、時に繊細に描き出され、クライマックスを迎える頃には、感動の涙とともに、やっぱり義経は最高に魅力的な男だ!と叫びたくなります。義経、あなたほど愛された人はいない…!
 この義経は、ナイフみたいにとがっては触るもの皆傷つける、哀しき不良少年タイプ。小説なら司馬(遼太郎)義経タイプ?大河ドラマ「義経」のおっとり優等生・滝沢義経とは180度正反対。滝沢義経から義経ファンになった人にはインパクトが強すぎるかも!?私はもともとコミック「ますらお」からディープな義経ファンになったので、こういうデンジャラスな義経も許容範囲内ではありますが。主演の戎本みろさんが義経を演じるにあたって鞍馬山に参られたというお話を聞いて、ますます好きになりました。(でもやっぱり滝沢義経が一番!…というか別格・笑)包容力あふれる慈父・藤原秀衡や峻烈な兄頼朝など、脇を固めるキャラクター陣も魅力的です。
 またミュージカルということで、義経をはじめとする歴史人物たちが朗々と歌い踊る姿はとても新鮮。実は私はミュージカルってこっぱずかしくて苦手…というタモリさんタイプの人間なのですが、セリフだけでは伝わりきらない感情のほとばしりが歌とダンスからダイレクトに伝わってきて、圧巻でした。…ミュージカル、いいかも?(←単純なヤツ)物語自体はきわめて重くシリアスですが、笑いどころもちゃんとあって、歌もダンスもド迫力、実に見ごたえのある2時間でした。
 ロビーでは舞台台本(\500)とCD(\2500)が販売!観劇後も舞台の余韻を楽しめます。

オミヤゲ情報
義経パズル(小)\1600
※大サイズは\2500

義経が木のパズルに!これはカワイイ。素朴で優しいデザインが木の質感によくマッチしてますね。


鞍馬寺・義経祭2008年9月15日(月・祝)
鞍馬寺では毎年9月15日に義経の御魂をなぐさめ業績を称える「義経祭」が行われています。
祭といっても法要がメインの地味なもので、同寺の6月の竹伐り会や10月の火祭り(由岐神社)のような華やかさ・集客力はない(泣)
でも義経ファンたるもの、ぜひ一度は参加しておかねば…!というわけで足を延ばしてまいりました。
もともとは8月15日に内々に行われていた法要を、近年になって一般公開することになり、
一ヶ月遅らせた9月15日に行うようになったそうです。
ちなみに8月15日はモンゴルでもチンギスハンを祀る催しがあるらしく、
義経=チンギスハン説支持者にとってはちょっと有名なネタなのだそうですが、その説を真向から不支持する私(笑)としては、
もとの義経祭がその日だったのは単にお盆の時期だったからじゃないのかな…と思います。
そして一説には9月15日は静御前の命日という説もあるそうで、それゆえ?義経祭のハイライトとして「静の舞」が奉納されます。


叡山電鉄・鞍馬駅
 鞍馬駅駅舎の待合室には、江戸時代後期の浮世絵師・月岡芳年による源平関連の名画の数々が、義経の生涯を追うかたちでパネル展示されています。鞍馬寺での天狗との修行にはじまって、五条大橋での弁慶との出会い、源平の合戦、静との別れ等々、義経の生涯を彩る名場面がずらりと壁一面に並べられていて壮観!叡山電鉄は大河「義経」以降、牛若キーホルダーを販売したり案内板に牛若イラストを入れたりと、義経アピールに力を入れてくれているようで心強い限り。



鞍馬寺仁王門・義経祭の看板
 おなじみ仁王門の横には燦然と輝く(笑)「義経祭」の文字が!この日は祝日でしたが観光客はまばらで、その観光客達もこの文字を見て「えっ義経祭?なにそれ?今日やるの?どんなことするの?」と不思議そう。(汗)つくづく、マイナーなお祭です。


鞍馬ケーブル・牛若号
 仁王門と本殿をつなぐ鞍馬ケーブルは「牛若号」と名づけられ、ごらんのように車体には可愛いイラストが描かれてます。ただ、以前まであった牛若絵入りチケットは廃止されたもよう…(「成功してもおごらず・失敗してもくじけず」等のありがたいお言葉が記された無地のチケットに替わってた)牛若チケット、可愛かったのに〜!どうか復活させてほしいです。義経ファンの皆様、ケーブルに乗る際にはぜひ係の人に「牛若の絵入りチケットないんですか〜?残念〜集めてたのにな〜可愛かったのにな〜」とさりげなくアピールしてみましょう。ひとりひとりの力がいずれ実を結ぶ…はず(笑)


鞍馬寺本殿
 本殿正面の中央柱にも「義経祭」の文字、そして左右の狛犬(狛トラ?)のそばには、竜頭のついた豪奢なのぼり旗がなびいています。(写真が暗くて申し訳ない)
 本殿周辺の境内はさすがに観光客が多くてにぎわってる…と思ったら、その大半は、義経祭に武道の奉納をするため集まった地元道場の子供達の保護者でした(苦笑)。本当の観光客達は、「??何がはじまるの?」と遠巻きに見てる。客寄せのための媚びた演出はほとんどなく、あくまでもお寺と地元の人々によるアットホームなお祭という感じが伝わってきます。

鞍馬寺境内・天狗舞鼓の舞台
 本殿脇の舞台には大きな牛若の絵が!義経祭とは別に催される「天狗舞鼓」のための舞台とのことですが、ひときわ目を引く大きな絵なので義経ファンとしては嬉しい。

鞍馬寺・義経祭の詳細
 さて義経祭のもようですが…すべて撮影禁止の本殿金堂内で行われるため写真が撮れない!ゆえに文章のみのレポートになります、申し訳ありません。
 本殿の奥中央にはご本尊である毘沙門天像、そしてその脇には、この義経祭の時期にしかお目見えしない超可愛い牛若人形が!!!はっきりいって義経ファン的にはこれが最大の見どころ。(笑)ほぼ等身大の、紫の水干をまとった坐像です。実に上品で愛らしい雛人形のようなお顔立ち…うっとり。残念ながら撮影禁止のうえ、この像の姿が載っているパンフレットや絵はがき等も今のところないのでそのお姿をここで紹介することができません(号泣)しかも公開期間は義経祭の催される前後一週間ほどの短い間。ごらんになりたい方はその時期を狙ってお出かけ下さい。牛若像が坐す本殿の奥には自由に上がらせてもらえるので(※義経祭の最中はダメ・法要が終わってからならOK)、間近でその愛らしいお顔を拝んでみてください。そしてそのあとはぜひお寺の人に「この牛若さん可愛いですね〜パンフレットか何かに載ってないんですか?エッ載ってない?絵はがきもない?え〜残念〜あったら買うのに!」とさりげなくアピールしてください。私はしました。(笑)
 午前11時より、本殿内で義経のための法要が始まります。鞍馬寺の五人の僧侶の方々が声を揃えてお経を唱え、その間、奉納武道のため集まった地元道場の白い道着姿の子供達(三十人あまり?)が入れ替わり立ち替わり、可愛い牛若像の前に立っては手を合わせてゆきます。その光景をみているだけで義経ファン的には胸がいっぱい…。子供達の健やかな成長を見守る役目に牛若はぴったり。そして本殿内はその子供達の保護者達でぎっしり。(笑)そんな人混みに惑いつつ、私は法要が終わるまで微動だにせず手を合わせておりました。時間にしてほぼ…45分間。義経様のためとはいえ、さすがに手と腕と足がこわばった。(笑)
 そのあと、京都文化企画室による奉納舞「「静の苧環(しずのおだまき)」が披露されました。白拍子の舞が鞍馬寺で見られるなんてラッキー!義経と過ごした京の都をなつかしく思い出しながら舞を舞い去ってゆく静御前…、という設定だそうです。時間にして15分ほど。これで義経祭は終了…トータルほぼ1時間のまことに簡潔な「祭」ですが、そのシンプルさゆえ、義経への真摯な偲びの心が伝わってきます。鞍馬寺の方々の「義経さん」「牛若さん」という呼び方がまた何とも温かで嬉しい。

奉納武道
 法要と静の舞のあと、地元道場の子供達が本殿前に集まって、威勢の良いかけ声とともに合気道を披露します。義経の御魂に守られた子供達、どうか牛若のようにのびのびとまっすぐに育っていってほしいものです。

オミヤゲ情報
牛若餅(一個\120)
牛若の里
(\1050)

鞍馬寺仁王門前の「多聞堂」名物、牛若餅。とろけそうに柔らかなお餅と、栃の実が香ばしく香る餡のコラボが絶妙。何よりいいのは「牛若餅」の文字の焼印。(笑)
 そして最近になってお目見えした、同じく鞍馬名物の木の芽煮など3種をつめあわせたお漬物セット「牛若の里」。牛若丸のパッケージイラストが嬉しい〜〜!
絵はがき(一枚\100)
油とり紙
(\500)
叡山電鉄鞍馬駅から歩いてすぐのお土産物屋さん「かどや」で販売している、牛若丸の浮世絵の絵はがき、そして油とり紙。これで牛若丸のようにみずみずしい肌に…!なれたらいいですよねえ(遠い目)。
(\220)
同じく「かどや」にて販売している竹笛。横笛タイプと縦笛タイプの二種類あります。いずれも牛若VS弁慶(五条大橋)のイラスト入り!


クロウ旅日記に